大阪・天王寺の大阪市立美術館で開かれている「フェルメール展」を見に行きました。その前に、主催している産経新聞社の大阪本社(浪速区湊町)で「栄光のフェルメール 17世紀オランダの光と影」という篠雅廣・市立美術館長の特別講演を聴いて、予備知識を充填しました。
久しぶりの「なんばの昼食」は、奥さまのリクエストで道頓堀の「今井」に行きました。ここに来れば、これしかありません。ま、そんなだけではなくメニューにはたくさん並んでますが、「きつねうどん」(810円)です。
大阪のうどんです。昆布がよく効いた自慢の出汁です。揚げは、甘口です。讃岐うどんのように麺が主張するのではなく、主役は出汁です。おいしく最後まですすりました。
「おうどんだけでは ちょっと物足りない方へ」というサイドメニューの「Aセット」(540円)も頼みました。かわいいご飯に漬物、小鉢、デザートがついてます。
小鉢は菊菜のぬたでした、こちらも上品な味付けでした。
デザートは夏ミカンのゼリーでした。口がすっきりとしました。
この店だけが、今や周辺からは別世界です。
道頓堀 今井 本店
050-5570-5507
大阪市中央区道頓堀1-7-22
道頓堀は、インバウンドも含めて若者らでにぎわってました。長い行列ができているのは、なんとあちらもこちらもたこ焼き屋でした。
大阪市立美術館にやって来ました。きょうもよい天気でした。
フェルメールの6作品が並んでました。
パンフレットの表紙になっているのは、日本初上陸の「取り持ち女」でした。美術館では、通路の先に鮮やかな赤と黄色が飛び込んでくるような、絶妙な配置で展示されていました。
講演会での説明で、見るべきポイントを押さえており、右手のデカンター(?)の位置などを、興味深く鑑賞しました。
ドレスデンの国立古典絵画館で見たことがあり、懐かしい再会でした。
これまでにフェルメールは、アムステルダム国立美術館、ベルリン絵画館、ドレスデン、ウィーン美術史美術館、それに東京、京都で見ています。オランダ・ハーグのマウリッツハイス(美術館)は、目の前まで行ったのに、その日が年に一度の国王パレードで休館だったのが心残りです。
天王寺公園は、わたしの学生時代と比べるとずいぶんときれいになっています。「慶沢園」に入ってみましたが、ウメはそろそろお終いでした。
黄色いアセビヒイラギナンテン(花に詳しい方からご指摘を受けました。確かに葉がヒイラギです)が咲いていました。
池に、美術館が反射していました。