京都一周トレイル 伏見・深草ルートのX’masプレゼント

 京都の町を取り囲む東山、北山、西山を反時計回りに巡る京都一周トレイルは伏見稲荷から始まります。その後、伏見稲荷から南向きに追加された伏見・深草ルートを歩きました。何度でも楽しめる里山歩きです。
 「天満の哲」ことTさんとは初めてです。「麻雀放浪記」の主人公を思い起こしますが、いたって穏やかな同世代です。Oさんの高校時代の友です。
 ゴールは伏見の焼き鳥店「鳥せい」と決めていました。
 「くもり」という天気予報でしたが、時おり太陽も顔を見せて、枯れ葉降りしきる気持ちの良い初冬の道でした。

 千本鳥居の伏見稲荷大社からスタートしました。

 大岩展望台でいただいたM子さんの「きょうのデザート」です。恒例です。
 きょうは和菓子をいただきました。椿がほんのりと色づいています。いつもながら、その美しさに感嘆し、そのお味に賞嘆します。

 思わぬプレゼントでした。
 大岩山へのルートにプレゼントボックスがいくつもあり、その中にはかわいい木製の「チャーム」が入っていました。ありがたく1個づついただきました。
 それにしても、どうして作ったのだろうと首をひねる一品ばかりです。

 伏見桃山城の立派な天守閣です。


 【2019/12/12 09:20】
 JR京都に集合して、奈良線の稲荷までやって来ました。いつものように外人や修学旅行生がいっぱいです。

 黄葉がまだまだきれいです。

 「おもかる石」にトライするM子さんです。さて、願いのほどは…。

 【09:40】
 千本鳥居から別れてトレイルの伏見・深草ルートを進みます。

 参道をそれても、摂社のような神社がいくつもあります。

 異界に迷いこんだような光景です。

 行場の滝が流れ落ちます。

 枝に残った柿が、寒空にぶら下がっています。

 竹林の向こうに伏見桃山城の天守が臨めます。
 「あそこまで歩くのですか」と声がかかりました。

 季節外れのツツジが咲いてます。

 六地蔵の前垂れは、真っ赤なのが新調されています。

 名神高速沿いの南向きの斜面には、なんとスイセンが咲いてます。早すぎるでしょう。

 【10:52】
 大岩神社への登山口です。

 気持ちの良い道を進みます。

 真新しい箱がぶら下がっていました。鳥箱かなと近づくと、X’masプレゼントがはいっていました。「1つづ持っていって下さい」と書かれています。
 ありがたくいただきました。

 30~50メートル間隔でプレゼント箱は設置されています。
 中には、薄板を焼いたような「チャーム」が入っています。レーザーカットしているのでしょうか。

 箱を見つけると、1ついただいていると、登りの苦しさを忘れてしまいます。

 堂本印象が寄進したエキゾチックな鳥居の前にも、ボックスはあります。

 全部で24個のボックスがありましたが、3つは空っぽでした。
 それにしても精巧な作りの造形です。
 サンタをはじめX’masに関するデザインが大半ですが、どういうわけか「吾、唯、足、知」というのも混ざります。

 大岩神社は、かつては結核や心の病平癒などで信仰を集めていたそうです。今では、荒れ果てた廃神社のようです。

 【11:29】
 大岩展望台です。
 まずはいただいたプレゼントが壊れないようにパッキングしました。

 生駒方面からポンポン山、愛宕山までのまでのパノラマが広がります。

 M子さんお手製の和菓子です。 
 3日と空けずに山に登り、その間にこんな菓子をつくり、ハーモニカを吹き、三味線を弾き、それでいて毎夜8時には就寝という、時間の使い方が違うようです。

 楊枝の突き刺し方が反対です。
 それにしても、ほれぼれとします。
 

 さて、伏見桃山城に向けて下ります。

 ルートを通じて、竹林がきれいです。

 【12:36】
 伏見桃山城です。今は天守には登ることはできません。
 かつて、といっても私が中学生時代には伏見桃山キャッスルランドと称する遊園地もありました。

 伏見桃山陵(明治天皇陵)の参道は、一礼して通り過ぎました。

 京阪・伏見桃山の駅前にある「京都一周トレイルF1」の道標です。駅前が工事中で、仮設のプレートが表示されています。

 【13:21】
 昼飯を食べるために「鳥せい」に直行しました。

 わたしのYAMAPはうまく記録していなかったので、Oさんの記録を借りてきました。

 急坂を登ったように見えますが、高低差はせいぜい120mほどです。