歩いて京都十六社 その2 わら天神宮~粟田神社

 歩いて「京都十六社朱印めぐり」の2回目です。阪急・西院から北上してわら天神宮から時計回りに7社で朱印をいただきました。今回も総距離は20㌔近くに達し、3万歩を超えました。
 子授けうさぎがいる東天王岡崎神社は、卯(うさぎ)年とあって参拝者でいっぱい。人気のうさぎみくじのうさぎが、ズラリと並んでいました。

 わら天神宮(敷地神社)から参りました。
 安産の神さまとして知られます。わたしも初孫が生まれる前に、帯をいただきにやってきたことがあります。

 わら天神宮
 安産 厄除 子授け
 京都市北区衣笠天神森町

 「玉の輿(たまのこし)神社」とも呼ばれる今宮神社は古い神社です。

 今宮神社
 健康長寿 良縁開運
 京都市北区紫野今宮町21

 御霊神社はいただいたパンフレットではこれで「かみごりょうじんじゃ」とルビが振られています。上御霊神社のことです。
 「応仁の乱」が始まった地といわれ、境内には碑があります。

 御霊神社
 こころしづめ 厄除 学業成就
 京都市上京区上御霊前通烏丸東イル上御霊町495

 京都熊野神社は、紀伊国熊野から熊野大神を勧請したのに始まります。京都三熊野のひとつです。
 シンボルは3本脚の八咫烏(やたがらす)で、最近ではサッカーの神さまです。

 京都熊野神社
 縁結び 安産 病気平癒 災い除け
 京都市左京区聖護院山王町43

 東天王岡崎神社は、桓武天皇が平安京遷都にあたり王城守護のあて京の四方に建てた社のひとつで、都の東(卯の方位)にあるから東天王です。
 うさぎとの縁が深く、ことしは大にぎわいです。 

 東天王岡崎神社
 子授け 安産 縁結び 厄除け
 京都市左京区岡崎東天王町51

 熊野若王子(にゃくおうじ)神社も三熊野のひとつで、哲学の道の南端の山際にあります。
 熊野詣の修験者は、ここで身よ浄めて出発したといわれます。わたしも熊野向けて歩いたときに参ったことがります。

 熊野若王子神社
 学業成就 商売繁盛
 京都市左京区若王子町2

 粟田神社は京の七口の粟田口にあり、古くから旅立ちの守護神として参られてきました。

 粟田神社
 旅立ち守護 厄除
 京都市東山区粟田口鍛冶町1


 【2022/01/17 09:35】
 前回は西院春日神社でゴールしました。最寄りの阪急・西院から歩き始めました。

 京都市バスの1日乗車券で回るのが最適なルートでした。でも、追い抜かれるバスを横目にしました。

 西大路三条で嵐電が平面交差します。
 信号を見ていると、「電車用」という黄色い矢印があります。それに変わったところで電車が発車しました。

 嵐電の白梅町がきれいにリニューアルされていました。

 桜で有名な平野神社を通り過ぎます。

 【10:30】
 静かなわら天神社です。

 西大路から目を上げると、五山送り火の左大文字がすぐ近くです。

 西大路を歩くのに退屈して、適当に東への細道に入り込みました。予想外の急階段が出現しました。
 その先で天神川を渡り、今度は坂を上がりました。これって御土居ではないかと、ちょうど出てこられたおばさんに聞いてみました。
 「そこ曲がったとこですよ」との返答でした。

 「御土居」の石碑が立ち、そこだけこんもりとした土饅頭がありました。
 御土居は豊臣秀吉が都を取り囲むように築いた防塁です。その名残があちこちに残っています。

 機織りの音が聞こえそうな西陣の町を歩きました。

 【11:15】
 今宮神社にも「京都十六社」の幟がはためきます。これまでは気づきませんでした。 

 玉の輿のお玉さんの像があります。「京都堀川通西藪屋町の八百屋仁左右衛門の子」といわれます。
 江戸幕府3代将軍・徳川家光の側室となり、5代将軍・綱吉の生母となりました。

 門前に2軒のあぶりもち屋が向き合っています。きょうは一方は休みでした。
 この先を左に曲がったところに奥さまは住んでいました。

 大徳寺を抜けました。

 紫明通までくると青空が広がり、比叡山がきれいでした。

 【12:01】
 御霊神社です。楼門は工事中です。

 

 「御霊合戦旧跡」の碑です。この合戦が応仁の乱の始まりでした。

 寺町通を下ります。この辺りは名の通りに寺が連なっています。
 阿弥陀寺は織田信長が眠るとされる墓所のひとつです。

 出町桝形商店街はにぎわっています。
 鯖寿しの人気店は、きょうも10人ほどの行列ができてました。

 今出川通にかかる賀茂大橋をわたります。鴨川川デルタと亀石です。

 【12:51】
 きょう4社目の京都熊野神社です。

 八咫烏があちこちにいます。

 八咫烏の絵馬は、サッカーの上達祈願ばかりです。

 【13:16】
 東天王岡崎神社は、びっくりするような参拝者です。皆さまが整列するから、並んでいたのではいつまでかかることやら。
 わたしは後方から手を合わせました。

 いただいたご朱印とうさぎです。

 お行儀よく整列したうさぎです。

 手水屋形の真っ黒な子授けうさぎは、とりわけ人気を集めています。

 狛うさぎもご愛敬です。

 ここにもいました。

 【14:48】
 昼飯にカレーうどんを食べて巡礼を再開しました。若王子神社です。 

 東山三十六峰を巡ったときには、新島襄の墓地を通って向こうの山から下ってきました。

 偶然にも朱印帳の順に右上から歩いていることに気づきました。

 南禅寺の大きな山門を横目にしました。

 【15:18】
 きょう7つ目の粟田神社です。

 境内からは平安神宮の大鳥居を見下ろすことができます。

 手水鉢のアヒル艦隊は、陸に上がっています。

 この辺りは、京都一周トレイルのルートにあたっていて、おなじみの標柱が立っています。

 青蓮院の横を通り過ぎます。

 祇園の白川までくると、和服で着飾った若いカップルが自撮りしてました。

 【15:50】
 阪急・河原町でゴールとしました。よく歩きました。

 のこるは5社です。