My memory 調べ ウィーン その5 コンツェルトハウスとパルフィ宮殿

 旅から持ち帰ったパンフや地図、チケットやレシートが詰まった玉手箱を開けました。思い出とともに出てきた2つのプログラムです。
 2004年に初めて訪れたウィーンで聴いたコンサートです。

 Klang Bogen Wienという夏の音楽祭の一夜です。
 コンツェルトハウスの大ホールで、ルドルフ・ブッフビンダーのピアノ、ウィーン室内オーケストラの演奏で、モーツァルトのピアノ協奏曲がKV537(第26番)、KV595(27番)、KV503(25番)と3曲続きました。

ウィーン コンツゼルトハウスでモーツァルト

 バッハウ渓谷1日ツアーのツアコンさんに勧められたコンサートです。モーツァルトやヨハン・シュトラウスらの室内楽や二重奏にバレーもついてラデッキー行進曲で締めくくられる観光客向けの音楽ショーでした。
 会場のパルフィ宮殿にはバロック様式のホールがあり、当時6歳だったモーツァルトがコンサートを開いたこともありました。

ウィーン パルフィ宮殿

My memory 調べ ウィーン その4 王宮礼拝堂、アウグスティーナ教会、ペーター教会

 ウィーンで聴いた音楽の思い出は続きます。
 ハプスブルク家の王宮(ホーフブルク)にある礼拝堂です。日曜朝のミサには、ウィーン少年合唱団が清らかなハーモニーを響かせます。
 コンサートホールではないので、ほとんどの席からは少年たちの姿は見えません。ドームに響く生の声を聴きながら、壁のモニターを見ていました。

王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団を聴く

 アウグスティーナ教会は、ハプスブルク家の歴代皇帝が結婚式を挙げた教会です。シシーもここで皇妃エリザーべートとなりました。
 何回か訪れています。その度にパイプオルガンが鳴っていた印象です。

私たちのために

 ペーター教会は中世初期に創立されたウィーンで最も古い教会です。黄金に輝くパイプオルガンの音色を、ミサ以外でも聞くことができます。

ペーター教会のオルガン・コンサート

日曜ミサ ペーター教会

 アウグスティーナ教会、ペーター教会、シュテファン大聖堂などのパイプオルガンの競演です。

ウィーン 4つのオルガンの聴き比べ

My memory 調べ ウィーン その3 シュテファン大聖堂

 ウィーンの町の中心にそびえるのがシュテファン大聖堂です。教会ですが、ミサはもとよりコンサートも行われます。
 指揮者も目指しているピアニストの反田恭平さんが、モーツァルトのレクイエムを振りました。モーツァルトが亡くなっった同じ日、時間、結婚式も葬儀も行われたシュテファンで。これは聞きに行くしかありませんでした。
 あちこちでクリスマスマーケットが開かれている、雪が舞うウィーンでした。

シュテファン大聖堂 反田恭平のリアル・レクイエム 【本番】

 ウィーン放送交響楽団でヴァイオリンを弾くちかちゃんが、トラ(エキストラ)で演奏していました。おかげでリハーサルにも立ち会うことができました。

シュテファン大聖堂 反田恭平のモツレクが響く

 4回目のこの日はミサが行われていました。

日曜ミサ シュテファン大聖堂

 2回目のウィーンで、緊張しながらモーツァルトの「戴冠ミサ」を聴きました。

敬虔な気持ちで日曜ミサに

島本町 マンホールカードをゲット

 マンホール蓋は、日本が世界に誇れる文化物です。路上を飾るご当地ものに、わたしもカメラを向けてしまいます。
 下水道広報プラットホーム(GKP)が全国の自治体とともにそのユニークな蓋をデザインした「マンホールカード」を発行しています。その数は1151種にも及びます。
 島本町も2種類のカードを発行しており、きょう1日から配布が再開されました。町の広報誌で知り、わたしもゲットしました。 

 水無瀬川を中心にデザインされた蓋のカードは、水無瀬神宮に近い上下水道部庁舎で配布されました。

 蓋には、水無瀬川とホタル、町の木・クスノキと町の花・ヤマブキがデザインされています。実物のマンホール蓋も置かれていました。

 阪急・水無瀬の駅前です。みづまろくんバージョンの蓋が設置されています。阪急の乗り降りの度に、その上を歩いています。

 みづまろくんは、町のマスコットキャラクターです。

 水無瀬川とのドッキング・バージョンもありました。

 ここで問題です。2つのマンホール蓋の違いを見つけてください。
 答は最下段に書いておきます。

 モノクロ・バージョンもありました。

 「嶋本」の文字を楠木正成の家紋である菊水に似せて変形させてデザインされた町章が鮮やかなのもあります。

 大阪府の流域下水道のものもあります。
 

 もうひとつの配布場所であるJR島本駅前の歴史文化資料館に行きました。開館前から待っている人がいました。

 みづまろくんバージョンもゲットしました。

 向こうがJR島本です。

全国のマンホールカード一覧

 蓋の答:雨水と汚水。ホタルの尻尾が光ってないのは、塗料が剥げたのでしょう。

My memory 調べ ウィーン その2 ウィーン国立歌劇場とフォルクス・オパー

 ウィーンの中心、シュテファン大聖堂から南に歩くとケルントナー通りがリンクと交わるところ。堂々としたウィーン国立歌劇場です。モーツァルトのいでたちの兄ちゃんが「チケットあるよ」と声をかけてきます。
 オペラの殿堂です。小澤征爾も音楽監督を務めました。
 ウィーンに行くたびに前を歩いています。でも入ったのは1回きりです。天井桟敷から観ました。

オペラ座の天井桟敷から

 最初に訪れたとき(2004)は、楽屋口からのぞき込みました。

ウィーン オペラ座をのぞく

 トラムの乗り場から何回も見上げました。イルミネーションもきれいです。

 雪が降った日にも、アルベルティーナ美術館から眺めました。
 

 見ているだけで楽しいショップです。

 心ひかれたオペラ座の立体紙模型です。みやげにはカレンダーを購入、わたしの部屋に1年間、掛けていました。

 フォルクスオパーもにも行きました。

ウィーン フォルクスオパーの「売られた花嫁」

京都市立芸術大 サグラダ・ファミリアの「歌う天使たち」

 バルセロナのサグラダ・ファミリアの彫刻家、外尾悦郎さんが生誕の門のファザードにつくった「歌う天使たち」の原型模型像が、母校の京都市立芸術大学に寄贈され、常設展示されています。
 テレビ番組「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」のサグラダ・ファミリア特番にも外尾さんは登場して、「ガウディの見ている方向を向いて⋯」と話していました。その天使たちに会いにいきました。

 9体の天使たちです。それぞれが等身大か、それ以上の大きさです。

 そっと語りかけているような。

 愛くるしくて明るい笑顔です。

 像の内部は空洞です。
 石膏で作られたモデルですが、2000年に砂岩で制作された石像と置き換えられるまでの10年間は、実際に設置されていました。

 アンサンブルホールへ降りる階段脇に設置されています。 

 カミーノ巡礼の後に訪れたサグラダ・ファミリア(2016年)では、生誕の門で楽器を奏でる6体とともに足下のキリストを見守る石像を目にしました。

【博士ちゃん】芦田愛菜×彫刻家 外尾悦郎インタビュー 完全版

光の洪水に圧倒されたサグラダ・ファミリア

Paso a paso Dos エピ3=10/3 バルセロナの光と色と

 佐川美術館(滋賀・守山)で2023年に開かれた「ガウディとサグラダ・ファミリア展」にも出展されていました。わたしはガウディの「コローニア・グエル教会堂、逆さ吊り実験」などに目がいっていたようで、あまり記憶がありません。

滋賀・守山 佐川美術館ミュージアムカフェの比叡とろ湯葉そば

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My memory 調べ ウィーン その1 ウィーン楽友協会

 「音楽の都」と称されるウィーンです。55歳のリフレッシュ休暇で初めて訪れました。リタイア後にはゆっくりと滞在しました。雪のクリスマス・マーケットでプンシュを飲み、カフェ巡りもしました。
 ウィーン楽友協会のグローサー・ムジークフェラインザールは「黄金のホール」と呼ばれます。ニュー・イヤー・コンサートのテレビ中継でなじみの憧れのホールに身を置きました。

 5回目のウィーンです。雪で凍てついた夜でした。でもここだけはアルゲリッチらの熱気にあふれていました。

楽友協会 アルゲリッチに振りまわされる

 ベートーベンの「第9」が爆発しました。広くない舞台に合唱まですし詰めでした。

 夜空に輝く聖地、ムジークフェラインです。

楽友協会 ベートーベンの「第9」に圧倒される

 奥さまの合唱団のドイツ遠征でもウィーン観光をしました。ここは外せないと訪れました。

あこがれの「楽友協会」だったのに・・・

 ガイドツアーでは舞台のかぶりつきで、カラヤンやベームの足跡かもしれない傷だらけの床まで見学しました。

ウィーン 楽友協会のガイドツアー

 最初の旅では、ムジークフェラインの存在を確認しただけでした。

ウィーン 初めての楽友協会

My memory 調べ ザルツブルク ザルツブルク音楽祭祝祭劇場

 ウィーン・フィルハーモニーは、ベルリン・フィル、アムステルダム・コンセルトヘボウとともに世界の3大オーケストラです。初めて聴いたのは、オーストリアのザルツブルクを訪れた2004年のことです。
 長い間の憧れだったザルツブルク音楽祭で祝祭劇場大ホールに登場しました。ジョルジュ・プルートル指揮するベルリオーズの幻想交響曲は、弦が限りなく美しかったです。

 まだ若かったです。55歳に到達して、新聞記者生活を始めて以来、初めて1週間のリフレッシュ休暇を取りました。

ザルツブルク ザルツブルク音楽祭祝祭劇場

 ザルツブルクの思い出は、2度目の旅で大指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンの墓を参ったことです。アニフという村の小さな教会の墓地に、予想外につつましやかな墓がありました。

 カラヤンの墓に参る

伊丹 「パティスリー ラクロワ」のオリヴィエ

 アフタヌーンティーをいただきました。といってもわが家でお茶とケーキを並べただけです。
 伊丹のホールに音楽会を聞きに行った奥さまが、阪急・伊丹近くの「パティスリー ラクロワ(patisserie lacroix)」でみやげに買ってきました。
 店のHPで調べると、「オリヴィエ」というオリーブオイルのムースです。夏の定番のようです。

 オリーブオイルのムース、レモンクリーム、トロピカルドライフルーツ、ココナッツのダックワーズ。そんなのでできています。
 甘さ控えめ、さっぱりとしたお味でわたしでもおいしくペロリでした。

 ラズベリーのムースです。

 ロンネフェルト(Ronnefeldt)のティーバッグ、ジンジャー&レモンをいれました。

 さわやかなお味のハーブティーです。

 パティスリー ラクロワの店舗写真などはありません。HPをご覧ください。
 オーナー・シェフ・パティシエは、奥さまの知り合いの息子さんでした。

 http://lacroix.jp/

 PATISSERIE LACROIX(パティスリー ラクロワ)
 072-747-8164
 伊丹市伊丹2-2-18

My memory 調べ アムステルダム コンセルトヘボウ

 オランダ・アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とともに世界の三大交響楽団といわれます。その本拠地がコンセルトヘボウです。ボストンのシンフォニーホール、ウィーンの楽友協会と同様に、戦前からの姿を伝えるシューボックス型の音響の優れたコンサートホールです。
 ベルリンでマリス・ヤンソンスの指揮の虜になりました。常任をしていたコンセルトヘボウでも聴きたくなって、2014年に訪れました。期待通りの素晴らしいコンサートでした。

ヤンソンス、コンセルトヘボウに驚愕

コンセルトヘボウ おいしいワインと驚愕の響き

「I amsterdam」 の街に

 小ホールで開かれる無料のランチコンサートも楽しみました。

アムステルダム コンセルトヘボウのランチコンサート

 2019年にアムステルダムに立ち寄ったときにも、トラムで思い出のコンセルトヘボウの前まで行ってみました。

 アムステルダムを散歩する

 奥さまは、合唱の遠征旅行の折にもう一度、コンセルトヘボウに行ってます。プロムシュテットの指揮するドヴォルザークのチェロ協奏曲などを聴いたそうです。