好天に誘われて、カメラをザックに入れて散歩しました。家から西国街道沿いに歩き、ちょっと山手にある山崎聖天まで半時間ほどです。
参道に腰かけて振り返ると、鳥居の向こうにJR京都線が走っています。しばらく待ちました。
下りサンダーバードが駆け抜けます。先頭車が通過するほんの一瞬を切り取るのは、大変です。
新幹線の向こうは、石清水八幡宮のある八幡です。
JR快速も通過します。さらに足許には阪急京都線も走ってます。
札幌市内には「市電」が走っています。トラム大好き人間としては、乗らないわけにはいきません。
西4丁目 – すすきの間、8.41kmに乗車しました。
西4丁目です。
京都市電の残影が焼き付いている目には、軌間が狭く感じられます。京都は標準軌でしたが、こちらはメーターゲージの狭軌です。
西4丁目は、1丁分が短くなって仮設駅になってます。すすきのとの400メートルをつなげて、ループ化しようとする工事の一環のようです。
この時代に路面電車を延伸させて利便性を向上しようという、素晴らしい計画です。
市電は次々にやってきます。客も多いです。
発車時には、ほぼ席が埋まりました。
ライトレール(LRT=低床車)も運行しています。
車内に貸し傘があります。これはありがたいです。
クルマが多くないので、スイスイと走ります。
阪急阪神ホールディングスのアルナ工機(現アルナ車両)製です。摂津市の正雀なる工場で作られたということでしょうか。
ICカードも使用できます。わたしのICOCAでも問題なありませんでした。すごいです。料金は均一190円でした。
停車場には運行状況を表示版があります。全路線の運行状況が一目でわかります。
すすきのに着きました。こちらも仮設駅です。
夜のすすきのには、赤い車両が似合います。
奥さまの弁当がないときには立ち寄る「ikari JR大阪店」です。きょうはどれにしようかとひと巡りして、「鶏のてりやき丼」(税別524円)です。鶏肉の照り加減が素敵でした。
四角いパックに入ってますが、どんぶりです。
「丼(どんぶり)は、日本などで丼物(飯や麺類など)に使用する、厚手で深さのある陶器または磁器などの食器の略称。丼鉢 (どんぶりばち)の事。」というWikipediaの概念からははずれてますが、うまかったからよしとします。
お相手は「もずくスープ」です。小さなカップに、別袋になっている生のもずく、乾燥ネギ、液体スープを入れて、湯をそそぎます。七味もついてます。
どんぶりには、山椒がついていて、振りかけるといい香りです。料理によって使い分けるこういう細やかな心遣いはうれしいです。
昼過ぎに、窓の下の東海道線下り線を大阪から走ってくるトワイライトエクスプレス回送列車は、きょうは運休でした。どうしたことかその時間に、上り線を深緑に黄色いラインが入ったトワイライト塗装のEL(EF81 114)が、客車をけん引せずに単独で走り去っていきました。
遂にこれに乗る機会はありませんでした。時間に余裕のできるわたしの引退よりもちょっと前に、こちらはあす12日発でさようならです。
この汽車が走り始めたのは1989年と、わたしの記者としてのスタートよりは遅いですが、同じ時代を走ってきました。
『惜別の涙は記念タオルでぬぐって…「トワイライト」引退で人気』と、きょうの産経新聞に出ていた記念タオルをゲットしました。帰宅途中にJR大阪駅のコンビニ、「アントレ マルシェ」をのぞくと、残り少なくなってました。
会社の食堂で昼飯を食べていると、きまって窓の下の新淀川鉄橋を宮原総合運転所に向かう回送列車が通過しました。これも明後日で見納めです。
京都・祇園の新門前通りにあります。ビル2階のフロアーに、HO(16mm)の鉄道ジオラマが広がります。周りのカウンターに座って、料理を食べることもっできます。
雨の中、京都に出かけたついでに昼飯を食べに立ち寄りました。おススメのデゴイチ駅弁から「牛ハラミ弁当」(980円)です。炊き立てのほかほかご飯に、濃い味付けの牛ハラミがかぶさってます。
味はともかく、ガタンゴトンと向こうを走る長大編成の列車が気になります。
懐かしい駅弁のスタイルです。お茶もついてます。
ペットボトルが登場する前は、こんな「茶」とかかれた容器でしたね。
和洋中に麺類と、メニューは豊富です。
広いフロアーですが、客は親子3人連れとわたしだけでした。
旧二条駅と思われる駅舎です。
別途、料金を払えば、運転も体験できます。
大きなSLの動輪が目印になっています。
1階は、プラレールが敷き詰められていて、子供たちの歓声が響いてました。
ジオラマレストラン&居酒屋バー・デゴイチ
京都市東山区花見小路新門前東入る中之町241 祇園フルリール
075-533-8196
[map width=”400px” height=”300px”]京都市東山区中之町241[/map]
2004年8月21日のオーストリア・ザルツブルク駅です。ウィーン発ミュンヘン行きの「EC68 Mozart」から下車したところです。まだこのブログを始める前のことです。これが、「わたしの 欧州鉄道の旅」のデビューでした。ちなみに、「欧州鉄道の旅」は、わたしが大好きなBSフジの番組です。
それ以来の、わたしの鉄道乗車歴を振り返りました。
トラムは素敵です。シュトラーセンバーンとも呼ばれる路面電車です。あちこちの町を走ってます。
乗ったの、乗れずに見ただけだったもの。わたしのブログに登場したあれこれです-。
【ドイツ】
ベルリン 2014/09/19 トラムに乗って雨宿り
ライプツィヒ 2012/06/08 環状道路を走るトラムに乗る
ドレスデン 2012/06/05 黄色いトラムがザクセン王国の都に映える
【オランダ】
アムステルダム 2014/09/16 運河の町にもトラムは走る
2014/09/17 朝の散歩
【ベルギー】
ブリュッセル 2014/09/13 地下鉄とトラムを乗り継いで
ゲント 2014/09/14 石畳の上、ゲントのトラムは走る
アントワープ 2014/09/15 アントワープの細い路地 トラムは走る
【オーストリア】
ウィーン 2010/09/21 ウィーンの町をトラムは走る
2005/05 Strassenbahn
グラーツ 2010/09/23 グラーツ旧市街をトラムは走る
グムンデン 2010/09/23 予期せぬ途中下車
【チェコ】
プラハ 2012/06/2-4 プラハのトラムは石畳を走る
【スイス】
チューリッヒ 2007/08/20 チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった
ベルン 2009/08/28 ベルンのトラムは真っ赤っか
【イタリア】
【2014/09/19,20=ベルリン】
アレクサンダー・プラッツにあるテレビ塔に上りました。ベルリンの町が一望できます。最初は、ブランデンブルク門とかを眺めてましたが、気が付くと足元を黄色いトラム(ベルリン市電)が走ってます。まるでミニチュアを見ているようで、そちらに目を奪われてしまいました。
手前の尖塔は、聖マリー教会です。
5連接のLRTです。
長い7連接のLRTもいます。向こうの3両連結は、プラハなどと同じで旧共産圏で活躍しているタトラでしょうか。
この旅最後の20日は、朝から小雨でした。シュプレー川巡りもこれでは無理です。博物館島に行って、ペルガモン博物館でも見物しようと出発しました。
アレクサンダー・プラッツからトラムに乗ってハーケシャー・マルクトに向かいます。
ハーケシャー・マルクトに着きましたが、小雨は降り続きます。博物館島を散歩するのも億劫です。
ベルリン48時間カードを持っている気安さです。公共交通機関は乗り放題です。
反対向きの5番トラムに乗ることにしました。
専用軌道をに入ると、スピードアップします。
Landsberger Alle/Petrsburger Strasse で下車しました。
目の前のビル1階が商店になってます。
エリカの花がきれいです。ブリュッセルの朝市でもエリカを見ました。今がシーズンなんでしょうか。
これもエリカでしょう。でも、こんな色は初めてです。
果物屋さんでは、スイカの切り売りです。
日本では、このシーズンにあまり見かけなくなったスイカです。
再びハーケシャー・マルクトに戻ります。片道15分ほどのトラム乗車でした。
ベルリンでは、旧西ドイツ地区のトラムは撤去されましたが、旧東ドイツ地区には広大な路線網が残っています。
【2014/09/15=アントワープ】
「鉄道の大聖堂」と呼ばれているアントワープ(アントワルペン)中央駅です。とにかく立派です。
20世紀への変わり目の前後10年ほどに建造された折衷様式の駅舎です。20種類以上の大理石や石で贅沢に豪華に装飾が施されています。
ホームは幅66m、長さ186m、高さ43mもあり、ガラスと鉄骨の半筒形の屋根で覆われています。
かつては終着駅だったため、行き止まりのホームでしたが、2007年に改修されて、4層構造になりました。地下2階が貫通ホームで、タリスなどが停車します。
四方の大きな窓から自然光が差し込みます。
スーツケースをもってましたが、大きなコインロッカーが見つかりました。
日本語の説明もあって、感激です。
コンコースでおいしそうなイチゴを売ってました。ホイップクリームをたっぷりとかけて食べるようです。
「SUDOKU」も並んでました。数独は、立派な世界共通語です。
駅前広場には、移動観覧車が。結構大きいです。
ドームもあり、なるほど「聖堂」です。
駅の横には動物園もあります。
【2014/09/14=ゲント、ブリュージュ】
あちらの鉄道には、いろんな割引があります。ベルギー国鉄をネットで調べていると、weekend ticket なるものがありました。土、日曜は、2駅間の往復が半額になるお得な乗車券です。
滞在中のブリュッセルからブリュージュへの小旅行を計画していたのは日曜です。これだ!
相方のお友達の某司教さまは、「ゲントがいいよ」とお薦めのことば。ブリュージュとの中間にあります。どちらも行きたい。
weekend ticketの乗車条件は、2駅間の移動です。ゲントで途中下車すると、その先はどうなるのか。
ままよ、とネットでブリュッセル-ブリュージュ間のweekend ticketを購入しました。正規料金の50%OFFで、1人15.20ユーロでした。プリントアウトしたものが、そのまま乗車券です。
さて、ブリュッセルから乗車です。検札は何の問題もなく、右下の汚れのようなのが検印です。ゲントで下車しました。ゲント-ブリュージュ間は、ゲント駅で新たに乗車券を購入しました。6.50ユーロです。車内検札は当然、問題ありません。
ブリュージュからの帰りは、当たり前のような顔をしてweekend ticketを提示しました。検印は左上です。
ハラハラ、ドキドキしながらの検札でした。でも、こんなことを調べて、試してみるのが、個人旅行の楽しみです。で、通常の往復料金と比べると8.70ユーロの節約でした。
この乗車は、規定に違反しているかもしれませんので、同じことをされる方は自己責任でお願いします。
ブリュッセル中央駅から行き当たりばったりでゲントへ向かうIR(各停)に乗りました。次発のIC(急行)より、ゲントには早く着きます。
次のブリュッセル南駅で、日本人のお嬢さん2人が乗りました。
通勤電車のようでもあります。乗客は、次々と入れ替わります。
ゲント中央駅で下車します。
お嬢さんたちは予想通りブリュージュに向かうようです。「次に来るICに乗り換えた方が、ブリュージュには20分ほど早く着きますよ」。そんな車内アナウンスを聞いてました。「そうなんですか。この電車、遅いと思ってました」。
駅前では、グランドピアノで演奏している人がいました。投げ銭目当てのパフォーマーとは違うようです。
「ゲント音楽祭」が開かれていました。
そのイベントのひとつだたのかもしれません、この日は、「子供の音楽祭」とかが行われるはずで、期待してましたが、どこで何が行われているのかまったくわかりませんでした。
1日違いで、バッハ・コレギウム・ジャパンが登場、青木洋也さんもやって来てました。そんなのがあることを気づいたのは旅の直前で、チケットは完売でした。
ゲントで運河巡りなんかを楽しんで、次は中央駅からブリュージュへ向かいます。
安心のため(?)に買ったゲントーブリュージュ間のチケットです。
この日の昼飯は、ゲントの「EXKi」で買ってきました。ナチュラルフーズのチェーン店のようです。「Margareth’s Brea」(3.10ユーロ)という名前のパンとアップルジュースを車内でほお張りました。
ブリュージュ中央駅です。観光を終えて、さて、帰るとするか。
ブリュッセル行きICに乗ると、隣の席に朝出会ったお嬢さんたちが座りました。1日、ブリュージュ観光だったようです。「これって、早いやつですよね」。「そう」。「ああ疲れた」。後は、お互いにぐったりと夢の中でした。