太閤道を歩きました。わが町・島本から高槻に続く尾根道です。
ことしもキンラン(金蘭)の花に出会うことができました。名前のごとく黄金色に輝いていました。里山の春です。
筍のシーズンは終わった竹林の道に、突如現れる不思議モニュメント1です。「トナカイ」と彫られています。でも、なぜに?
太閤道(尾根)から北の山腹にある岩神神社へ下る山道です。分岐点に立っている不思議モニュメント2です。なぜに「車」。近くに自動車が通れるような道は存在しません。
スマホの地図アプリ、YAMAPのフォローさんが不思議がっておられました。わたしも行ってみました。
キンランはラン科キンラン属の多年草です。ということは、毎年、同じところに咲くのかと思いきや、微妙に違った場所に咲いています。
キンランは絶滅危惧種ですが、ポンポン山でも見かけたことがあります。
山野草にしてはスラリと背が高くて、風にそよぎます。なかなかデジカメの焦点が定まりません。
こちらはつぼみ膨らむ開花直前です。
【2025/04/24 09:19】
わが家から歩いてスタートしました。向こうの尾根まで登ります。
町の花、ヤマブキ(山吹)があちこちに咲いています。
名神高速の下までやってきました。初めてみる神社(不動明王)です。
紅葉の新緑が色鮮やかです。
名神の下を抜けて行きます。
林道にでました。でもちょっと違ったポイントでした。軌道修正しました。
ルートを上って行くと、森林ボランティアのみなさんが作業の前の体操をしていました。
きれいに管理された竹林を抜けていきます。
向こうにおにぎりのような丸い石が見えてきました。
背面にも「TONAKAI」とあります。
「2003.11.9」と設置日時らしき日付が彫られています。その下の設置者名は「正〇〇〇」と判読不明です。
だれも疑問をいだきます。ネットで調べると、かつて近くにあった「トナカイクリニック」という医療法人に関係しているようです。でも詳細はわかりません。
辺りには「猿の罠 設置中」といくつも書かれています。でもそれらししいものは見あたりません。字が読める人間への罠? そんな気がしてきました。
「昔の肥料タンク」です。モノは言いようです。
一乗寺谷作業道という立派な看板がありました。右(西側)の一乗寺谷からは登ってきたことがありました。
竹林は、上部に行くと荒れています。
灌木の下を登ります。関西電力の巡視路の階段が現れました。
見晴らしの良い鉄塔まで登ってきました。淀川を渡る新名神高速の工事が進んでいます。
さらに上がると、わがマンションもよく見えていました。
太閤道は、後の太閤秀吉が本能寺の変を知ってからわずか6日で備中高松城から戻ってきた「中国大返し」のルートです。
そこからそれて、岩神神社へと進みます。
急坂を下り歩きやすい細い山道を行くと、ほどなく「車」の標識です。この辺りは広くなっていて、軽四輪くらいなら走れそうです。でもそんな道は続きません。疑問は晴れません。
ちょっと広い空間に出てきました。
左上を見上げると、岩神神社でした。比較的、新しそうな祠がありました。
「春日大明神御鎮座・・・」と読めます。
祠の背後の大きな岩がご神体のようです。
太閤道に戻ります。途中の山中に鉄アングルでできた橋があります。ちょっと不釣り合いです。これも「車」と関連があるのかもしれません。
鉄塔の廃材らしき鉄アングルが山積みになっていました。
この辺りは高圧電力線の鉄塔があちこちにそびえる銀座のようなところです。「車」は、その工事の名残だったのかもしれません。
太閤道にある若山のピークを踏みました。
あとは一気、ノンストップで若山神社まで下ってきました。
5月の初めに例大祭が行われます。神輿渡御のみこしも並んでいました。