「中華料理」の幟が風にはためいています。新しい店です。メニューをのぞき込み、これと決めて入りました。「青椒肉絲定食」(800円)です。
先客は2組。作業着姿の男性4人が出て行くと、8人ほどの若者男女が残りました。ふと気づくと、交わされているのは中国語(たぶん)。へー、ネイティブがやってくるんだから味の方もと、期待が膨らみました。
あれ、なんだか違う。大好物の青椒牛肉絲とは。青椒、つまりピーマンが少ないのか。オイスターソースが違うのか。砂糖は入ってないようで、ちょっと醤油辛いです。肉も白っぽい…。「ちんじゃおろーすー」とパソコンに入力して変換すると青椒牛肉絲となります。この店のメニューをしげしげと見ると青椒肉絲となってます。「牛」がどこかに行ってしまいました。これでも同じことなのか、それとも意図したことなのでしょうか。おいしいんだから、どちらでもいいことですがね。
小皿はバラエティーに富んでいます。まずは豆腐にネギがのってます。冷や奴でしょう。醤油をかけて食べました。スパゲティがゆでてあります。モヤシは中華風の味付けです。見事に和洋中が同居しています。
開店して日が浅いのでしょう。「祝開店」の花が並んでます。
テントには「中国料理」とありますが、幟は「中華料理」です。道具屋筋に行けば、出来合い幟も売ってます。それにしても、小さなことは気にしない、おおらかな店です。
中国料理 酔香亭
大阪市浪速区難波元町2丁目
06-6632-0815
「疑惑の青椒肉絲」に関しては、Wikipediaで検索して、ナゾが解けました。四川風だったんですね。