新しい愛車となったシトロエンC4の不満は、カーオーディオでした。折角のCDが、シャリシャリした昔のラジオのような音でしか鳴りません。ちょっとがっかりとしていました。でも、同じ思いをしている人はいるようす。DIYで、スピーカーを取り換えているブログがありました。ならば~。
秋晴れとなった日曜日ですが、わたしにとっては「日曜大工」の日となりました。以下のページは、作業の過程を追った、私自身のための備忘録です。
なんだかつぎはぎだらけのようなドアですが、笑わないでください。意味があるんです。
助手席側のドアから作業を始めました。
「先達」とはありがたいものです。C4という、ほとんど売れていない希少価値だけが取り柄のようなクルマですが、ドア内張りの取り外し方を事細かに説明したブログがありました。それを参考にしたので、初めてでもスイスイです。
白くマーカーしたところにブッシュがついてました。この個所にプラスチック製のヘラ(スクレーバー?)を差し込んで、テコを応用してはがします。
内部はこんな具合です。ポリウレタンのような白い防水材は、ブチルゴムで接着されてます。一気に垂直にはがすと、接着剤の跡が残りにくいです。
アウターパネル(外側の鉄板)の下部に、制振シートを張ります。デッドニングという、鉄板の不要な振動を抑える作業です。「音楽計画」という商品で、カーショップで見かけて追加購入しました。
500×450ミリのシートを2つに切り、両ドアの下部に張りました。
ネットで購入した制振シートなどのキットです。「Real Shield(レアルシルト)」という薄い鉛板が加工された商品です。
積水化学工業の製品です。
Real Shieldをアウターパネルの上部に張った後、スピーカーの後部となる部分に音響拡散のためのチョコレートのようなシートを張り付けました。
カッターナイフで切り取り、裏側の剥離紙を取り除いて張り付けます。
インナーバッフルというスピーカーを固定する台座の輪っかを取り付けます。車種やスピーカーに合わせて、いろんなサイズが製品となってます。わたしが入手したのはパイオニア製ですが、ちょっとサイズが合いませんでした。スピーカの裏側のケースが干渉する部分をカッターナイフで削り取っています。
取り外した純正のスピーカー(左)と、新たに購入したスピーカーです。ずいぶんと奥行きが違います。マグネットの大きさも違います。
FOCALのISS165という製品です。偶然にもクルマと同じフランスのメーカー(製造は中国)です。
これもネットで購入しました
午前10時ごろから始めた作業は、昼飯をはさんで午後3時過ぎに終了しました。
で、肝心の音です。グレン・グールドのCDをかけました。ピアノらしく聞こえます!
高音部を鳴らすツイーターは、まだ交換してません。そのため、高音部とのバランスが悪く、まだ真価は発揮してません。引き続き作業を続けます。