紙管SPの製作 その8 制振と補強

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 飛脚さんが、通販で買った商品を届けてくれました。「セラックニス」です。いくつかのホームセンターやDIYの店で探したが、見つからなかったのです。
 紙管スピーカーに取り付けているTimedomain-labのプロトタイプスピーカーを補強するのです。
 さっそく先の細い面相筆で、紙製のボビンを塗装しました。このSPはボビンが長いのが特徴ですが、この強度を上げるのが目的です。このあたりの改造は、「プロトタイプユニットの改造」のまねをしているだけのことです。

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 セラックは、貝殻虫の一種のセラック虫が、自分の身を守るために体の周りに分泌する樹脂です。これを原料とするセラックニスは、被膜が固く、木製品との相性がいいので、バイオリンやギターなどの塗装にも使われてきました。

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 丸いドームの部分にも塗りました。

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 SPのフレームは、薄い金属のプレスです。この振動を抑えるために、紙管の制振のために張り付けた「REAL SCHILD(レアルシルト)」を細く切って張り付けました。

 さて、音です。まだ完全に硬化してませんが、確実に変化しました。高音がクリアーになりました。チェンバロのひっかく音が、ハッとするほどリアルです。ホロビッツのピアノもそれらしくなってきました。

 【追記】
 あまりの変化に感激して、コーンにもセラックニスを塗ってしまいました。ひと段落です。

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