「ふるさと兵庫百山」をひとつづつ制覇しいる学生時代以来の友人に誘われて岩屋山(丹波市青垣町、719m)に登りました。麓の高源寺は、「関西花の寺25ヵ所」の4番です。8年ほど前に20寺ほどは巡ってますが、高源寺には参ってませんでした。紅葉には遅すぎたようですが、良い機会と軽い気持ちで同行しました。
ところがどうして、久しぶりにハードな登山となりました。そんな苦労をねぎらってくれるように、きれいな虹がかかりました。
苦労してたどり着いた岩屋山の山頂です。見晴らしもないNTTドコモの鉄塔の下に、3等三角点がたたずんでいました。
【2017/11/23 09:13】
JR島本から新三田まで1時間ちょっと。そこで友人の車に拾ってもらい、舞鶴若狭道-春日和田山道路と走り1時間ほどで高源寺の駐車場に着きました。
高源寺の入山料300円を払って寺域を抜けます。
三重塔の横から登山道は延びています。
落ち葉の道を進みます。
いたるところに石仏がまつられています。
【09:39】
いよいよ道が途切れました。
友人は一度、この辺りまではやって来たが、登り口がわからず撤退したそうです。しかし、ネットで調べた情報では右側の尾根に回り込み、そのまま尾根を進めばいいと記されいました。道なき道に踏み込みました。
【12:05】
2時間半ほど格闘して、NTTドコモの鉄塔がそびえる岩屋山に着きました。この間の写真はありません。とてもカメラを構えるような状況ではありませんでした。
道なきスギ林の急坂を、尾根筋をいけばよいという地形だけを頼りによじ登りました。赤土のような柔らかい土壌に杉の枯れ葉が覆いかぶさり、前夜の雨で湿ってます。ツルツル滑る条件がそろってます。最難関個所では2メートル登って、1メートルずり落ちるというありさまでした。
おかげでわたしが着ていたフリースは、ずり落ちったときに枝にひかかって腕にパクリとかぎ裂きができてしまいました。ユニクロ出身の奥さまには不評のフリースだったので、帰りのごみ箱に捨ててきました。
先を行った健脚な友人を長い間待たせた頂上で昼飯にしました。途中のコンビニで買ってきました。
ここでもハプニングの発生です。「おいしそう。あったまるぞ」と買ってきた「浪花の肉吸い」は、なんとレンジ加熱用。何も考えずにお湯を注げばいいと勘違いしていました。
バーナーの調子もイマイチ。先日、花台をつくったときにガスボンベを使い切りました。新しいのを補充しましたが、メーカーが違ってました。そのせいではないと思いますが火勢が弱く、なかなか沸騰しませんでした。
【12:51】
管理道路を下っていくとパラグライダーの基地がありました。関西のパラグライダーのメッカらしいです。
こんなところから飛び降りるのです。足がすくみます。眼下は丹波市の中心、氷上町でしょうか。
祝日ですが、季節のせいかフライヤーの姿はありませんでした。
覚悟を決めて、へっぴり腰のわたしがまさに飛翔しようとしている瞬間です!?
友人のブログから借りてきた画像です。「どた3は永遠にⅡ」もご覧ください。
一瞬、晴れ上がったり、小雨が混じったりと安定しない天気でした。
下山に選んだコースは、道標が整備されていました。
鉄塔のある岩屋山を振り返ります。
晩秋の丹波の山々です。
道ははっきりとしてますが、下りもかなりの勾配でした。
台風のせいか、倒木も目立ちました。
【14:00】
迷うことなく高源寺に下山しました。
方丈で「花の寺」の朱印をいただきました。
「丹波のもみじ寺」の見ごろは、「11月上旬~下旬」となってます。でも今年はすでに晩秋、いや初冬です。紅葉は終わってました。
寒々とした池です。
石仏は、しっかりと防寒帽子(?)をかぶってます。
残りの紅葉です。
左が登ったコース記録。0.6キロ、1時間28分で停止しています。それにしても600メートルを1時間半!
右は参考にしたルート。326mのピークには行かず、まっすぐ谷を下りましたが、ほぼこのコースを反時計回りで歩きました。
【14:53】
帰り道、青垣ICで高速に乗る前に「道の駅 あおがき」に寄りました。
焼きたての「栗幸餅」は、栗がおいしく、甘さもほどほどでした。
JR新三田まで送ってもらい、島本に帰ってきたのは5時を回ってました。やはり遠いです。
久しぶりに脚や腕の筋肉までフル活躍で、心地よい疲労が残りました。また、誘ってください。