小塩山 花と弁当と餃子と、美女はなし

 京都西山の小塩山は、カタクリの花が咲くことでこの時期、人気の山です。寒い一日で、日差しもなかったのでカタクリの花はイマイチでしたが、いろんな花が咲いてました。ミツバツツジも咲き誇ってました。
 花より男子の弁当は、JR向日町のセブン・イレブンで買ってきた「たっぷり明太子と焼き鮭ぎごはん(麦飯)」です。サケとイクラなら親子ですが、タラコでは他人ですね。いや、おいしさに変わりはありません。

 ゴールとなった善峯寺の枝垂れ桜は、山の上とあってまだ満開でした。光線がないので残念ながら輝いていません。

 仕上げは、阪急・東向日駅前の珉珉で餃子です。ちょっと寒い中を歩いてきましたが、生中で暖まって、きょうもいい1日でした。

【08:46】
 大学時代の「どたぐつ」の仲間と、先週の藤原岳にも一緒に登ったその友人の3人でした。JR向日町で待ち合わせて、阪急バスで南春日町までやって来ました。向こうに中継アンテナ塔がそびえるのが、目指す小塩山です。

 京都市街が見渡せます。おばさま2人連れの道案内もしましたが、ちょっと美女とは・・・。

【10:50】
 カタクリの保護地は3か所あります。炭の谷、Nの谷、御陵の谷を巡りました。
 ひょろ長いのがカタクリの1年生です。花を咲かせるまで10年もかかります。

小塩山のカタクリの花 2018」もご覧ください。

 アオイスミレも咲いています。青いスミレではなく、葉の形が葵(フタバアオイ)に似ていることから葵スミレです。

 開花前のミヤマカタバミでしょう。

 クロモジが黄色い花をつけています。

 Nの谷は、NTTの鉄塔の下にあるかことからの命名であることを、カタクリの保護をしている西山自然保護ネットワークのおじさんから聞きました。長年の謎が解けました。

 小塩山には淳和天皇の大原野西嶺上陵(おおはらののにしのみねのえのみささぎ)があります。
 わたしが生まれた産院は、淳和天皇が開いた淳和院があった当時の右京区西院淳和院町だったことは、ことし初めに「西院淳和院町 わたしの出生地は?」と書いています。

 小塩山のピークは、淳和院御陵に遠慮して、御陵の側の一段低い場所にあります。

 大原野森林公園に向けて下ります。
 次の目的地のポンポン山は、はるかかなたです。

 ミツバツツジのトンネルを抜けました。

 大原野森林公園の森の案内所で昼飯にしました。

 明太子の色がちょっと派手すぎますが、味はいいです。
 いつものように湯を沸かしコーヒーを入れました。

【12:50】
 さて、そこからです。
 雨もポツリときて、わたしの意気は上がりません。関西百名山踏破を目指しているS君は、元気に1人、ポンポン山を目指して走り始めました。

 軟弱なわたしともう1人は、森の案内所の前に咲いている見事なソメイヨシノなんかを眺めながら、舗装道の穴太ー善峯巡礼古道を善峯寺に向けてのんびりと歩きました。

【13:44】
 ポンポン山から下ってくる道との合流点、杉谷までやってきました。S君は、どのあたりを歩いているのかと携帯を鳴らしましたが、応答はありませんでした。
 S君のブログを見ると、ポンポン山の頂上で美女と遭遇しているタイミングでした。携帯に出ている場合ではありませんね。
 こちらの枝垂れ桜も満開です。

 シャガも咲いてます。

【14:19】
 S君を待つ時間に、善峯寺に参りました。

 散り果て間際の桜に、新緑のグラデュエーションが素晴らしいです。

 どうしてこんな形に成ってしまったのでしょう。1本の松です。

 アジサイの名所ですが、桜もこんなに咲いてます。

【15:08】
 善峯寺をゆっくりと回っていたので、なんとS君の方がバス停に先着してました。なんという健脚でしょう。
 なんでも、ポンポン山の頂上でかわいいお嬢さんの2人連れと遭遇。すっかり仲良くなって、おいしいイチゴまでごちそうになっていたとか。「あれがなかったら、もう1本早いバスに乗れてた」そうです。
 ポンポン山まで行かなかったわたしには、そんないい話はありませんでした。

【15:57】
 阪急バスを阪急・東向日で下車。駅前の珉珉に飛び込みました。なにはともあれ乾杯です。

 皮が薄い餃子は外せません。

 タマネギたっぷりのジンギスカンも。から揚げ、モヤシ炒めも3人でつつきました。

【16:37】
 腹も満たされて、さあ帰るとするか。わたしは15分ほどで自宅着でしたが、三田に住むSくんはそれから2時間近くかかっているはずです。遠いところにもいいことがあって、良かったですね。

 珉珉 向日町店
 075-932-9320
 京都府向日市寺戸町小佃19

 活動時間=6時間22分、活動距離=11.33km、高低差=553m、累積標高上り/下り=1,120m / 927m