ポンポン山 ササユリと山パスタ・ペペロンチーノ

 雨も止んだのでポンポン山に登りました。山頂に、なんとササユリが咲いているとの情報を、ネットで見つけたからです。
 フクジュソウにクリンソウ、ヤマブキソウやニリンソウ・・・と、この山ではいろんな花を楽しんでますが、ササユリは初めてです。
 雨粒を光らせるササユリです。ちょっと盛りは過ぎているようですが、待っていてくれました。

 昼飯は、頂上で山パスタを楽しみました。アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのバリエーションです。こんなシーンで食べれば、サイコーの味です。

 日曜日だというのに、天気がいまいちだったせいか、山頂はこれまでになく空いてました。


 【2020/06/28 10:29】
 本山寺の駐車場まで車でやってきました。

 ポンポン山に直行するルートもありますが、本山寺を参っていきます。

 静かな石段を上ります。

 駐車場代に代えておさい銭を納めてきました。

 天気は回復基調のはずですが、靄に包まれたようで神秘的です。

 気持ちの良いルートを進みます。

 たいへんなことに気づきました。昼飯を食べるはしを忘れたのです。パスタを予定してますが、鍋を混ぜるフォークもありません。
 なければ作るしかないと、できるだけまっすぐそうな桜の小枝を拾いました。

 ランのおじさんに追い抜かされました。

 【11:46】
 ここを登れば山頂です。1時間15分ほどと、順調に歩いてきました。

 さがすまでもなく、ササユリは山頂の隅で咲いていました。

 どなたかが植えられたのでしょう。柵がめぐらされていますが、花が咲いてないときは、気づきませんでした。

 さて昼飯です。
 まずははしを作りました。OPINELというアウトドア用のナイフを持ってました。拾ってきた小枝の先をとがらせました。桜ではなくてクロモジだったらもっと良かったのですが。

 「すいすいパスタ」というつくりかたです。少量の水でパスタを茹でるテクニックです。
 あらかじめ、パスタを1時間半ほど水に浸して柔らかくします。水をきってジップロックにいれて、冷凍庫で保存してました。昨夜の作業です。
 パスタと同量の湯(120CC)を沸かし、半分凍ったままのパスタを放り込みました。

 すぐにパスタは輝きを取り戻します。

 茹で上がったパスタをいったん、小さいほうの鍋に移します。
 オリーブオイルとニンニクを火にかけ、ベーコンも放り込みました。
 タカノツメも用意してましたが、どこかに紛れて忘れてました。

 冷蔵庫にあったマイタケとエリンギももってきました。適当にほぐして炒めます。
 油を乳化させるパスタの茹で汁がないので、白ワインを放り込みました。いつもの手順です。

 パスタを戻して、冷凍されていたパセリを振りかけ、全体にオイルがなじむまでまぜれば完成です。
 いつもならパスタをゆでるときに塩をいれています。きょうは最後に塩と胡椒を入れました。
 お相手は、やはり欠かせないアルコールフリーのビールです。
 うまい。急造のはしも上出来で、満足の味わいでした。

 インスタントですが、暖かいカフェオレも楽しみました。

 登ってきたときは何組かいたハイカーも姿を消して、わたしとあと1人になりました。

 西北の眺めです。
 スマホのアプリで山名を調べています。ちょっとずれていて、弥十郎ヶ嶽と表示されているあたりが剣尾山のはずです。

 それほど違わない時間。山仲間の女性2人らがその剣尾山にいて、ポンポン山のわたしに向かって手を振ってくれていました。(Oさん撮影の画像を借用)

 気温は23度ほど。涼しいはずですが、それでも急坂ではぽたぽたと汗をかきました。

 【13:42】
 下りは1時間かからずに本山寺の駐車場に戻ってきました。
 駐車している車が増えていました。

 軌跡の一部が飛んでいます。
 途中の天狗杉を過ぎたあたりあで、すれ違ったハイカーに、「ポケットが光ってますよ」と教えられました。スマホのライトが知らないままオンになっていたのです。あわてて消しましたが、そのときにGPSもオフになったようです。
 このところ、山でよく遭遇するスマホの異常現象です。調べなくてはいけません。