巣ごもり生活も長くなり、退屈な日々が続きます。ヤフオク(ヤフー・オークション)をチラチラと見ているうちに、オーディオ熱という病が再発しました。
落札したのは、真空管を使ったプリアンプです。正確にはラックスという音響メーカーが「LUXKIT A3032」という型番で1976年に発売した組立キットです。発売当初の価格は88,000円でした。わたしが社会人になって2年後のことです。当時の給料では、手が出るはずもありませんでした。この歳にして、やっと中古を手に入れて喜んでいるくらいです。
古い製品ですが、まずまずのフェースをしていて、ひと安心でした。
さっそく上部のふたをはずしました。
ネットで調べていた様子とあまり変わりはありません。ヘンに手も加えられておらず、オリジナルのままのようです。
キットですから、初代オーナーがみずから配線などの工作をしたはずです。はんだ付けもしっかりとしています。
電源部の配線が、乱暴に切断されています。
これは、「製品としての性能は保証しないよ。修理するなら自己責任で」という、出品者の責任回避のアピールです。
真空管を外しました。オリジナルは松下電器製が使われているはずですが、すべて東芝製でした。しかも12AX7は5751、12AU7は5814Aというちょっと珍しい互換(差し替え可能)球になっていました。
さて、どんな音がでるのかとはやりますが、その前にお決まりの不良部品を交換していきましょう。
わたし自身への備忘録でもありますので、大方の方はスルーしてください。
セットアップ出来たら一度聞かせて下さいな。