スプリング・エフェメラル(春の妖精)に会いたくて、丹波路までドライブしました。「咲いているよ」と山友が教えてくれたザゼンソウ(座禅草)です。初めてお目にかかりました。
仏像の光背に似た赤紫色の花弁の重なりが、僧侶が座禅を組む姿に見えることからそう呼ばれています。
丹波市の青垣いきものふれあいの里に咲いてました。
丹波篠山市の大山宮辺りには、早春の花がいっぱいです。
アズマイチゲ(東一華)が純白の花を咲かせていました。
ユキワリイチゲ(雪割一華)には、恥じらうような薄紫のグラデュエーションに染まっています。
一輪だけ蕾を膨らませていました。葉の形からキクザキイチゲ(菊咲一華)でしょう。
これで「一華三姉妹」と同時に出会うことができました。
セツブンソウ(節分草)は、辺り一面に見事です。
セリバオウレン(芹葉黄連)は、線香花火のようにか細く光っています。
ザゼンソウは冷帯や温帯山岳地の湿地に生育します。開花する際に肉穂花序(にくすいかじょ)で発熱を起こして、氷雪の中からいち早く顔を出します。この時期には数の少ない昆虫を独占して、受粉の確率を上げる巧みな発熱作戦だそうです。
丸い団子のような肉穂花序には約100個の小花(両性花)がついています。
アズマイチゲの一華は一輪草のことです。白い花びらのように見えるのは萼片だそうです。
ユキワリイチゲの可憐なつぼみです。
節分ごろに咲くからセツブンソウですが、今が盛りと一面を白くしています。
セリバオウレンは、葉がセリの葉に似ているそうですが、わかりませ~ん。
受粉を済ませたのでしょうか。
踏んずけそうになった小さな花です。昨日夕刻のテレビ番組で紹介っしていたキュウリグサ(胡瓜草)かと思いました。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)ですね。雑草扱いですが、かわいらしい花を咲かせます。
ミツマタ(三椏)もつぼみを膨らませています。
ちょうど3年前の3月10日、友に誘われて丹波篠山市の北西、丹波市との境にある金山(きんざん、540m)に登りました。下山したのが大山宮でした。ここできれいな花と出会いました。
その時にご一緒したM子さんはきょうも登ってきたそうです。追手神社の境内で出会いました、
昼飯は、途中の「道の駅あおがき」で買いました。まだ1時だったのに、弁当はすべて半額になってました。トクした気分でした。
タケノコの天ぷらがメーンのこの弁当が250円なり。上出来です。
巻きずしは、手作り感いっぱいの素朴な味でした。
丹波市立青垣いきものふれあいの里の日当たりの良いテーブルでいただきました。
丹波市青垣町山垣115-6