嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車が走り始めて30年ほどにもなります。ところが、実は、一度も乗ったことがなかったのです。京都人が金閣寺に参ることはほとんどないのと同じですかね。
そのトロッコ列車に乗る日帰りツアーの新聞広告に目がとまりました。観光支援の「京都府割」で半額のたった5000円ポッキリでした。新型コロナワクチンを3回接種済みという条件はクリアしているので、その恩恵(もちろん感染してないのが最大ですが)にあずかるかと。
6月からの記録的猛暑の続きを覚悟していました。ところが、朝からシトシトと雨でした。
これはハプニングの証拠写真です。
JR嵯峨野線を京都方面から馬堀で下車、トロッコ亀岡に向かうのが予定されたルートです。
ところが、馬堀で京都行き電車から降りてます。方向がおかしいですが、詳しくは書きません。
トロッコ亀岡まで10分ほど、炎天下を歩く覚悟でした。ところが傘をさしてます。
ハプニングのフォローがうまくいって、ツアーご一行よりも先にトロッコ亀岡です。
10時半発の折り返し一番列車が予約されていました。まだ券売カウンターは開いていません。
一番列車が到着。折り返します。
先頭をディーゼル機関車のDE10がけん引します。
保津峡を眼下に走り始めました。
保津川下りの観光船も下っていきます。雨模様のため、テントで覆われています。
現在のJR嵯峨野線(山陰線)が頭上を通過します。
今はトロッコ列車が走っている軌道が、昔の国鉄山陰線でした。
小学生だったころ、夏休みに若狭の海に泊りがけで海水浴に出かけました。トンネルに入るたびに、客車の窓を閉めたのを覚えています。それでも蒸気機関車のばい煙でむせ返りそうでした。
奥さまは中学生のころ、京都でのピアノレッスンのため、毎週のように乗っていたそうです。
この雨の中、カヌーやゴムボートで川を下っていた一団が、手を振ってくれました。
JR保津峡の鉄橋が見えてきました。
ツアコンさんが撮ってくれました。珍しいツーショットです。
トロッコ保津峡です。タヌキが整列して出迎えてくれます。
隣の車両は、窓がありませんでした。雨が振り込み大変なようでしたが、風が心地よかったです。
山の中腹に大悲閣千光寺の幟が見えました。下は星野リゾートです。
トロッコ嵐山までやって来ました。小倉山の麓です。
JR嵯峨野線と合流して、もうす到着です。
20分ほどの旅は終わりました。
トロッコ嵯峨嵐山で下車しました。
トロッコ嵯峨嵐山の駅舎には、大きなジオラマがあります。SLも展示されていて、その前にはベーゼンドルファーのフルコンが置かれています。パイプオルガンやハープシコードもあって、コンサート会場としても使えるようです。
ここまでが第1ラウンドです。