同志社大学の目の前にある洋食屋で大きいことで有名なオムライスを食べるつもりでした。ところが、休み。
すぐ近くの寒梅館1階にある「アマーク ド パラディ 寒梅館」は、学生の姿はほとんどなくガラガラでした。学生食堂のプレミアム版ともいうべきカジュアル・レストランです。「チキンステーキ シャリアピンソース」といった食べ応えのありそうなメニューは敬遠して、とりあえずスパゲティーです。
「Cランチ」(700円)は、「九州産の高菜漬けと明太子のペペロンチーノ スパゲティ―、パン、サラダ付き」です。「アイスコーヒー」(300円)も追加しました。
高菜と明太子とタカノツメの辛さが三重奏になって、なるほどのお味です。これなら自分でもつくれそうですが、高菜と明太子がそろって冷蔵庫にあるなんてことは稀です。
目の前は、学食とは思えない雰囲気です。
側面の鏡越しに見た質素ですが、おしゃれな店内です。
「One purpose, Doshisha…」はカレッジ・ソングの冒頭です。
「八代目儀兵衛」の厳選米を使っているそうです。
学食のご飯といえば、プーンと臭いそうなまずい米の代名詞のような記憶しかない世代からすると、まさに隔世の感です。
寒梅館に最上階には、フレンチレストランもあるそうです。
アマーク ド パラディ(Hamac de Paradis)寒梅館
075-251-0880
京都市上京区烏丸通上立売下ル御所八幡町103 同志社大学寒梅館1階
キャンパスを散歩してみました。殺風景だったわが母校とは、えらく違いすぎます。
明徳館の地下にも学食があったはずです。「Mチカ食堂」と呼ぶそうです。
近くの予備校に通った浪人時代に、食べにきたことがあります。半世紀も昔のことです。
まだ夏休みとあってか、こちらもお休みです。
メニューを見ると、「明徳唐揚げ定食」が450円と、こちらは学食価格です。
重要文化財のクラーク記念館(旧神学館)に入ってみました。
内部はひんやりとしています。
チャペルは閉鎖されていました。
整然として緑あふれる静かなキャンパスです。
学生運動がにぎやかだったころは、タテカンが林立していました。
わたしには、学食で食べたことぐらいしか縁はなかった大学でした。