「大阪八低山」を全山縦走しようと登り(?)、いや、歩きました。
「日本一低い山」としてその名を知られる天保山(4.53m)に登頂しました。何度も登ってますが、記念のポーズです。
大阪の山で標高が低い順に、天保山、聖天山、御勝山、帝塚山、茶臼山を「大阪五低山」と呼びます。それに、昭和山、茶臼山、鶴見新山の3座を加えたのが「大阪八低山」です。
渡船にも乗って、高低差はほとんどないものの20キロ近く歩きました。歩数は3万歩を超えていました。ちょっと疲れて前編は5座で終了しました。
昭和山は、大正区千島にある地下鉄建設工事で出た残土を積み上げて昭和にできた人工の山です。標高は33mもあります。きょうの最高峰でした。
帝塚山の住宅地にある帝塚山(19.88m)です。古墳が山頂で、立ち入ることはできませんでした。
聖天山(14m)の山頂は、「天下茶屋の聖天さん」と呼ばれる聖天山正圓寺の本堂脇にありました。
天王寺公園の一角ある茶臼山(26m)も前方後円墳です。大坂冬の陣では徳川家康が、夏の陣では真田幸村が本陣としました。
【2022/11/22 09:43】
JR桜島からスタートしました。大阪で乗り換えたゆめ咲線の電車は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行く若者でいっぱいでした。
天保山には海抜ゼロメートルから登ろうと、天保山渡船で渡りました。
対岸に天保山が見えます。
向こうから渡船がやって来ます。
大阪には現在、市の運営する渡船場が8ヵ所あります。道路の扱いなので、乗船は無料です。
明治天皇観艦之所碑の左下が頂上です。
天保山は地盤沈下して現在の標高は4.53mです。2014年の東日本大震災で3mとなった宮城の日和山に日本一の座を奪われました。
とはいえ、2等三角点がある山としては、現在も日本一です。
海遊館や大きな観覧車を横目にします。
どこかで地元商店街の「天保山登山証明書」をいただけないかと歩きました。発行してくれそうな店はみつかりませんでした。
昔、もらった記憶はありますが、記録は見つかりません。
2つ目のピークを目指して縦走路を進みます。
甚兵衛渡船場までやってきました。
対岸から渡船がやってきます。
乗り込んだのは、自転車6台(人)と徒歩のわたしでした。
上流のアーチは、尻無川の水門です。
見るべき風景は皆無の道を進みます。喉が渇きました。
【11:30】
昭和山は、緑が豊かな千鳥公園にそびえます。ツツジや、ソテツをはじめとした亜熱帯植物などが植えられています。
登頂ルートは直登ではなく、円錐の山を一周しています。
なみはや大橋などが並ぶ港の光景が広がります。
あべのハルカスは、大阪のランドマークです。
3つ目の渡船は、落合下渡船です。
到着とジャスト・タイミングで出航しました。
若い女性の乗組員がカッコよかったです。
次の帝塚山までの道が長かったです。
西成区の津守から千本、玉出と歩き続けました。
阪堺線を越えました。塚西とは、帝塚山古墳の西ということでしょう。もうすぐでした。
住宅街の中に突然、明治天皇の足跡がありました。
【12:56】
帝塚山に到着です。一周しましたが、登頂ルートは見つかりませんでした。
ちょっと腹がすきましたが、適当な店が見つからずに歩き続けました。
阿倍野区北畠にある、北畠親房、顕家ゆかりの阿倍野神社を抜けます。
【13:38】
聖天山は石段の先です。
標高14mと2番目に低いとはいえ、登りです。
やっとあべのアルカスが目の前になりました。
天王寺公園を横切ります。美術館の前から見る通天閣です。昼過ぎから曇り空となりました。
真っ赤な橋を渡れば茶臼山です。
【14:25】
茶臼山の標高は26mです。
麓の一心寺で、登頂証明書(100円)を発行していただきました。
あと3座が残っていますが、きょうはここまでとして、麓の新世界をゴールとしました。