2004年8月21日のオーストリア・ザルツブルク駅です。ウィーン発ミュンヘン行きの「EC68 Mozart」から下車したところです。まだこのブログを始める前のことです。これが、「わたしの 欧州鉄道の旅」のデビューでした。ちなみに、「欧州鉄道の旅」は、わたしが大好きなBSフジの番組です。
それ以来の、わたしの鉄道乗車歴を振り返りました。
カテゴリー: 「鉄ちゃん」になる
トラムは素敵 わたしのヨーロッパ、路面電車の旅
トラムは素敵です。シュトラーセンバーンとも呼ばれる路面電車です。あちこちの町を走ってます。
乗ったの、乗れずに見ただけだったもの。わたしのブログに登場したあれこれです-。
【ドイツ】
ベルリン 2014/09/19 トラムに乗って雨宿り
ライプツィヒ 2012/06/08 環状道路を走るトラムに乗る
ドレスデン 2012/06/05 黄色いトラムがザクセン王国の都に映える
【オランダ】
アムステルダム 2014/09/16 運河の町にもトラムは走る
2014/09/17 朝の散歩
【ベルギー】
ブリュッセル 2014/09/13 地下鉄とトラムを乗り継いで
ゲント 2014/09/14 石畳の上、ゲントのトラムは走る
アントワープ 2014/09/15 アントワープの細い路地 トラムは走る
【オーストリア】
ウィーン 2010/09/21 ウィーンの町をトラムは走る
2005/05 Strassenbahn
グラーツ 2010/09/23 グラーツ旧市街をトラムは走る
グムンデン 2010/09/23 予期せぬ途中下車
【チェコ】
プラハ 2012/06/2-4 プラハのトラムは石畳を走る
【スイス】
チューリッヒ 2007/08/20 チューリッヒ中央駅からスイスの旅は始まった
ベルン 2009/08/28 ベルンのトラムは真っ赤っか
【イタリア】
ベルリンでは トラムに乗って雨宿り
【2014/09/19,20=ベルリン】
アレクサンダー・プラッツにあるテレビ塔に上りました。ベルリンの町が一望できます。最初は、ブランデンブルク門とかを眺めてましたが、気が付くと足元を黄色いトラム(ベルリン市電)が走ってます。まるでミニチュアを見ているようで、そちらに目を奪われてしまいました。
手前の尖塔は、聖マリー教会です。
5連接のLRTです。
長い7連接のLRTもいます。向こうの3両連結は、プラハなどと同じで旧共産圏で活躍しているタトラでしょうか。
この旅最後の20日は、朝から小雨でした。シュプレー川巡りもこれでは無理です。博物館島に行って、ペルガモン博物館でも見物しようと出発しました。
アレクサンダー・プラッツからトラムに乗ってハーケシャー・マルクトに向かいます。
ハーケシャー・マルクトに着きましたが、小雨は降り続きます。博物館島を散歩するのも億劫です。
ベルリン48時間カードを持っている気安さです。公共交通機関は乗り放題です。
反対向きの5番トラムに乗ることにしました。
専用軌道をに入ると、スピードアップします。
Landsberger Alle/Petrsburger Strasse で下車しました。
目の前のビル1階が商店になってます。
エリカの花がきれいです。ブリュッセルの朝市でもエリカを見ました。今がシーズンなんでしょうか。
これもエリカでしょう。でも、こんな色は初めてです。
果物屋さんでは、スイカの切り売りです。
日本では、このシーズンにあまり見かけなくなったスイカです。
再びハーケシャー・マルクトに戻ります。片道15分ほどのトラム乗車でした。
ベルリンでは、旧西ドイツ地区のトラムは撤去されましたが、旧東ドイツ地区には広大な路線網が残っています。
威風堂々たるアントワープ中央駅
【2014/09/15=アントワープ】
「鉄道の大聖堂」と呼ばれているアントワープ(アントワルペン)中央駅です。とにかく立派です。
20世紀への変わり目の前後10年ほどに建造された折衷様式の駅舎です。20種類以上の大理石や石で贅沢に豪華に装飾が施されています。
ホームは幅66m、長さ186m、高さ43mもあり、ガラスと鉄骨の半筒形の屋根で覆われています。
かつては終着駅だったため、行き止まりのホームでしたが、2007年に改修されて、4層構造になりました。地下2階が貫通ホームで、タリスなどが停車します。
四方の大きな窓から自然光が差し込みます。
スーツケースをもってましたが、大きなコインロッカーが見つかりました。
日本語の説明もあって、感激です。
コンコースでおいしそうなイチゴを売ってました。ホイップクリームをたっぷりとかけて食べるようです。
「SUDOKU」も並んでました。数独は、立派な世界共通語です。
駅前広場には、移動観覧車が。結構大きいです。
ドームもあり、なるほど「聖堂」です。
駅の横には動物園もあります。
ウイークエンド・チケットでゲント、ブリュージュへ
【2014/09/14=ゲント、ブリュージュ】
あちらの鉄道には、いろんな割引があります。ベルギー国鉄をネットで調べていると、weekend ticket なるものがありました。土、日曜は、2駅間の往復が半額になるお得な乗車券です。
滞在中のブリュッセルからブリュージュへの小旅行を計画していたのは日曜です。これだ!
相方のお友達の某司教さまは、「ゲントがいいよ」とお薦めのことば。ブリュージュとの中間にあります。どちらも行きたい。
weekend ticketの乗車条件は、2駅間の移動です。ゲントで途中下車すると、その先はどうなるのか。
ままよ、とネットでブリュッセル-ブリュージュ間のweekend ticketを購入しました。正規料金の50%OFFで、1人15.20ユーロでした。プリントアウトしたものが、そのまま乗車券です。
さて、ブリュッセルから乗車です。検札は何の問題もなく、右下の汚れのようなのが検印です。ゲントで下車しました。ゲント-ブリュージュ間は、ゲント駅で新たに乗車券を購入しました。6.50ユーロです。車内検札は当然、問題ありません。
ブリュージュからの帰りは、当たり前のような顔をしてweekend ticketを提示しました。検印は左上です。
ハラハラ、ドキドキしながらの検札でした。でも、こんなことを調べて、試してみるのが、個人旅行の楽しみです。で、通常の往復料金と比べると8.70ユーロの節約でした。
この乗車は、規定に違反しているかもしれませんので、同じことをされる方は自己責任でお願いします。
ブリュッセル中央駅から行き当たりばったりでゲントへ向かうIR(各停)に乗りました。次発のIC(急行)より、ゲントには早く着きます。
次のブリュッセル南駅で、日本人のお嬢さん2人が乗りました。
通勤電車のようでもあります。乗客は、次々と入れ替わります。
ゲント中央駅で下車します。
お嬢さんたちは予想通りブリュージュに向かうようです。「次に来るICに乗り換えた方が、ブリュージュには20分ほど早く着きますよ」。そんな車内アナウンスを聞いてました。「そうなんですか。この電車、遅いと思ってました」。
駅前では、グランドピアノで演奏している人がいました。投げ銭目当てのパフォーマーとは違うようです。
「ゲント音楽祭」が開かれていました。
そのイベントのひとつだたのかもしれません、この日は、「子供の音楽祭」とかが行われるはずで、期待してましたが、どこで何が行われているのかまったくわかりませんでした。
1日違いで、バッハ・コレギウム・ジャパンが登場、青木洋也さんもやって来てました。そんなのがあることを気づいたのは旅の直前で、チケットは完売でした。
ゲントで運河巡りなんかを楽しんで、次は中央駅からブリュージュへ向かいます。
安心のため(?)に買ったゲントーブリュージュ間のチケットです。
この日の昼飯は、ゲントの「EXKi」で買ってきました。ナチュラルフーズのチェーン店のようです。「Margareth’s Brea」(3.10ユーロ)という名前のパンとアップルジュースを車内でほお張りました。
ブリュージュ中央駅です。観光を終えて、さて、帰るとするか。
ブリュッセル行きICに乗ると、隣の席に朝出会ったお嬢さんたちが座りました。1日、ブリュージュ観光だったようです。「これって、早いやつですよね」。「そう」。「ああ疲れた」。後は、お互いにぐったりと夢の中でした。
四国88 「ことでんレトロ電車」に乗る
83番札所・一宮寺までは、ことでん(高松琴平電気鉄道)に乗りました。JR高松駅から高松築港駅にやってくると、ホームの電車が発車直前でした。自動券売機で乗車券を買っていては乗り遅れそうでしたが、「車内で乗車券を買ってください」と改札はフリーパスにしてもらい飛び乗りました。
何も知らずに飛び乗った電車ですが、あちこちに一眼レフを抱えた「撮り鉄」がいます。へエー、人気なんだと。
木造にニス塗りの円柱には、ギリシャ建築のような彫刻が施されています。
車内で発行してもらった乗車券もレトロです。「10」と「7」をパンチして17日です。ナンバーは「023」となってます。偶然でしょうか。それとも車両番号でしょうか。降車の際に渡しましたが、記念にもらっておくのだった。
運転席もシンプルです。ガタゴトと揺れながら走ります。
一宮駅に着きました。
「ホームに降りて撮影してください。ご要望があれば申しでてください」とものすごいサービスです。乗客がパンフレットをもらっていたので、「わたしもいただけますか」。それで人気の秘密がわかりました。
「20型23号車」は、元々は大阪鉄道(後の近畿日本鉄道)の車両で、1925年(大正14年)に川崎造船所で製造されました。譲渡を受けた後も今に至るまで現役で走っている日本最古の車両だったのです。
2両連結してますが、貫通はしてません。
先頭のこちらの方がレトロに見えた「3000型300号」は、ことでんオリジナル車両で、「近代化産業遺産」の認定を受けてます。でも製造は1926年(大正15年)と、26号の1年後です。
1日に1往復しかしていない「レトロ電車特別運行」に運よく巡りあわせていたのです。
ガイドブックを見ていると、古い橋梁などとともに屋島駅も近代化産業遺産に認定されてました。
84番札所・屋島寺を打った後、雨に降られて高松に戻る途中でここから乗車しました。
Paso a paso マドリードの地下鉄
【9/7】
マドリードで地下鉄に乗りました。
1号線から12号線までが縦横に走っている便利な乗り物です。「スリの仕事場」でもありますので、警戒も怠りませんでした。
地下鉄の乗車券は、改札口の手前に並んでいる自動販売機で買います。空港駅で最初に買ったときは、ちょっと手こずりました。「地球の歩き方」で勉強していた購入方法と違っていたからです。
まずは、ディスプレーの英国旗にタッチして英語表記にしました。すると、行先を尋ねられました。「歩き方」には「市内ゾーンを選択」とありましたが、そんな画面は出てきません。ちょっとあわてましたが、そこは落ち着いたふりをして、おもむろにメモ帳を取り出しました。空港からホテルの最寄り駅までを順に書き出してました。
これまでにウィーンやプラハ、ベルリンなどで地下鉄に乗った経験が生かされました。下車する駅名だけでなく、乗車する列車の行先となるターミナルの駅名も必要です。それがわからないと、どちら向きに乗ればよいのかがわからなくなります。
で、やっと乗車券を手にしました。4.80EURしました。調べていたよりずいぶんと値上がりしてました。
空港からの車内は、大きなスーツケースをもった旅行客でいっぱいです。
スペインの地下鉄には改札口があります。
まず右側の「Metro」と書かれた自動販売機で乗車券を購入。左側の改札口に乗車券を挿入します。すると日時を刻印して改札口が開きます。降りるときは乗車券は不要です。右側の出口は、逆行できないようになっているだけです。
ホテルの最寄り駅で下車しました。
Googleのストリートビューで予習していたので、道に迷うことはありませんでした。
ホテルにチェックイン後、中心地のデル・ソルに向かいました。それなのに乗客は少なく、やがてわたし1人になってしまいました。
おかしいなと思っていると、係員が乗り込んできて「降りろ」。
工事のため、一部区間が不通になってました。あわてて路線図とにらめっこして、う回路を探しました。
地下鉄の料金体系は、「地球の歩き方」の記載以後に変更になっているようです。
市内区間は、5駅まで1.50EUR、その後1駅ごとに0.10EUR増しで、10駅以上は2.0EURとなってます。そのために、行先駅の入力が必要だったのです。
わたしが乗ったホテル最寄り駅と、旧市街のデル・ソル間は、1.80EURでした。路線図をもう一度調べてみると、乗り継ぎが多くなりますが最短の駅間は8つでした。計算が合いました。
地下鉄の乗り場は、すぐにわかります。
旧市街の中心地、プエルタ・デル・ソルの地下には大きな地下駅があります。
正式名称は「Vodafone Sol」です。携帯電話のボーダフォンがスポンサーで、日本からは撤退した赤い丸のロゴががついてました。
Paso a paso renfe(スペイン国鉄) 「Alvia」に乗る
マドリード・チャルマルティン駅のホームで出発を待つrenfe(スペイン国鉄)の高速車両「Alvia」のS-730シリーズです。
動力車は先頭と後尾の各2両です。その間に6両のタルゴ型客車(1軸台車連接型客車)がはさまってます。
Preferende/1等の車内です。車両の幅が広いのに1+2列のシート配置でゆったりとしています。
「Alvia」は7月末、サンティアゴ・デ・コンポステーラ近郊で多数の死者を出す脱線転覆事故を起こしました。
わたしはそれ以前に、行きのマドリード~サリア間、帰りのサンティアゴ・デ・コンポステーラ~マドリード間のチケットを予約していました。事故は、運転士が規定無視の高速でカーブに突っ込んだ人為的なものでした。これで、かえって安全運転が徹底されることを信じて乗車しました。
有馬玩具博物館は、オトナのおもちゃ箱
有馬温泉を散歩しました。
「金の湯」の向かいにある「有馬玩具博物館」の1階売店をのぞいていると、「これから3階で鉄道模型の実演を始めます」のアナウンス。入館料は800円ですが、「雨の日割引」で600円でした。
「ブリキのおもちゃと鉄道模型」フロアーに上がると、ジオラマの上をHOゲージの鉄道模型が動いてました。
スイスの電気機関車「クロコダイル」が、身をくねらせて急カーブを曲がります。
ハンブルクの世界一のジオラマ「ミニチュアワンダーランド」とは比べるべくもありませんが、ひきつけられました。
ドイツ・メルクリン社の精巧な模型も並んでいます。
ドイツの伝統おもちゃのコレクションが一杯です。
ドイツ・エルツ地方の木工芸品が並んでいます。窓一面に広がる幻想的なキャンドルです。
大きなクリスマス・ピラミッドです。ロウソクの炎で上昇気流が生まれ、上部の風車を回します。その回転が、飾りの人形を動かす仕組みです。
小さなのがわが家にもあります。それでもスーツケースに入らず、持って帰るのに苦労した昨年のドレスデン土産です。
馬の細工の途中です。太い丸太を筒切りにして、ろくろで馬の輪郭を仕上げます。これをバウムクーヘンを切るように馬の厚さに切り分けて、最後に丸みをつければ完成です。これで同じ形の馬が、いくつもできます。平らな板から切りだしているのではなかったのです。
「オートマタ(Automata)」とは、「自らの意志で動くもの」という意味だそうです。その作家の「原田和明 オートマタ展 動かして 遊べる カラクリ」は4階展示室でした。
展示用のオートマタは、下部の取っ手を回して動かすことができます。
右の「テディベア」は、自分の頭を持ち上げます。動きがコミカルです。
左は、赤いハイヒールを履いた脚が、開いたり閉じたりします。なんともセクシーです。
カムとクランクの動きで、複雑な動作もします。
有馬玩具博物館
神戸市北区有馬町797
078-903-6971
有馬温泉の玄関口、神戸電鉄有馬温泉駅
新しい車がうれしくて、雨だというのにドライブに出かけました。高速も走りたかったので、向かったのは有馬温泉。日帰り温泉につかってゆったりとしました。
夏休み最後の日曜日ということでしょうか。結構な人出です。それも、若いカップルが目につきます。温泉でデートなんですね。
温泉街をブラブラしていて、神戸電鉄有馬温泉駅が「近畿の駅百選」に選ばれていたことを思い出しました。ここの駅前を車で通り抜けたことは何度かありましたが、駅舎に入ったのは初めてです。
頭端式(ターミナル)のホーム1面の、かわいい駅です。
駅百選のプレートは、改札口を入ったところに飾られていました。「写真を撮りたいのですが」と頼むと、「どうぞ」と気安く検札機をフリーにしてくれました。
現在の駅舎は建て替えられていますが、開業当初から洋風建築だったそうです。
駅前の太閤橋から下をのぞくと、朝からの大雨で濁流が流れてました。遊歩道は通行止めです。
「ありまサイダー てっぽう水」を飲んで、のどを潤いました。懐かしい味です。でも一気に飲み過ぎて、ゲポッ。
お決まりの炭酸せんべいも、小さいのを土産に買って帰りました。
三津森本舗
神戸市北区有馬町809
078-904-0106