JR新幹線 メンテナンス・ワゴンを撮る

 春がやってきたようなポカポカ陽気でした。西国街道を東へ向けてあてもなく散歩しました。お隣の大山崎まで歩いて戻る途中です。
 阪急京都線と並行するJR東海道新幹線の高架側線に、黄色い保線車両、メンテナンス・ワゴンが止まっています。西国街道から見上げるのは上り線側ですが、下り線側にももう1台止まっていることがわかりました。国道171号側から近づき、新幹線がやってくるのを待ちました。
 コロナのため減便しているのでしょうか。上り新幹線が現れるのをしばらく待って「撮り鉄」となりました。
 2枚目は下りの最後尾ですが、その差はほとんどわかりません。

 MW-3556とMW-3557の2両です。架線の補修などに使われるようです。
 ドクター・イエローの「末弟」といったところでしょうか。

 後ろは天下分け目の天王山です。

 左は桂川右岸堤防上の国道171号です。いつも通る道ですが、ハンドルを握っていると、2両のメンテナンス・ワゴンには気づきませんでした。

 西国街道から見上げます。右は、阪急・大山崎を出発した準急です。

 7.13キロのウォーキングでした。

京都・大山崎 パヴェナチュールの「きのことソーセージ」をテークアウト

 お隣の大山崎町までウォーキングしました。「あそこのパン屋さんなら行く」と奥さまも一緒です。
 パヴェナチュールで「きのことソーセージ」(275円)やサンドイッチ、大好きなバケットなどをテークアウト。すぐ近くの史跡大山崎瓦窯跡公園のベンチでいただきました。こういうシチュエーションを想定して、温かい紅茶をポットに入れてもってきました。
 しっとりとしたベースのパン生地がおいしいので、何がトッピングされていてもgoodです。

 たっぷりのハムと、フレッシュ野菜です。半切れづつシェアーしましたが、食べ応えがあります。

 ブーランジュリエ パヴェナチュールは、山崎聖天のちょっと東の山沿いの道にあります。見晴らしのよい高台です。
 女性店主は、フランスと京都の人気のブーランジェリー「ル プチメック」で修業されました。

 店内には明るいイートインのスペースがあります。休日は行列です。きょうはガラガラでしたが、テークアウトしました。

 パヴェナチュール
 075-952-1188
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才51

 もう一つの企みがありました。チタニウム製のシェラカップをゲットしました。直火にかけることができます。
 自作アルコールバーナーに火をつけ、エスビット(五徳)にセットしました。安定して載ります。
 湯が沸騰したところで、インスタントのコーンポタージュスープを注ぎました。

 スプーンを忘れたので、唇をやけどしないように用心して、直接すすりました。暖かな日和だったとはいえ、温かなスープは体にしみます。

 大山崎町の西国街道沿いにアウトドアショップ「風街道具店」はあります。ここで欲しかったシェラカップを買いました。
 Belmontというアウトドア・ブランドのチタニウム製シェラカップ「BM327」です。容量は480mlです。日清食品のカップヌードルの調理に必要な湯量は約290ccですから、これで十分です。

 風街道具店
 京都府乙訓郡大山崎町茶屋前17
 075-874-5411

 史跡大山崎瓦窯跡公園は、平安京造営にあたって瓦を生産した遺跡です。昨年6月に整備されてオープンしました。
 このベンチで、正面の男山を眺めながらパンをいただきました。

 いくつもの窯跡が並んでいます。
 JR京都線の電車が通過します。手前に阪急京都線が、向こうにJR東海道新幹線が走る交通の要衝です。

 帰り道です。細い路地の先にJRのかわいい踏切が見えました。はじめての道に踏み込みました。
 阪急京都線をまたぐ小さな跨線橋から西を向くと、目の前をJR京都線が横切っています。「撮影ポイント①」と地図に記した場所です。
 カメラを構えて待っていると、両方の電車は次々に通過します。でも、両方が同時にというタイミングはやってきませんでした。
 で、ダマシ技です。この画像は別々に撮った2枚を合成しています。 

 もう少し西に歩いた「撮影ポイント②」です。「①」の反対側から見ています。こちらも合成です。
 新しい画像処理ソフトには、簡単に画像をコンピューター合成してくれる機能もあるようです。わたしは古いPhotoShopですので、単純に手作業の切り張りをしました。まあ、どこでつないだかはわからないでしょう。

 すっかり撮り鉄になって阪急大山崎まで来ると、JR新幹線の高架引き込み線上に「MW-3557」とナンバーがついた車両が留め置かれていました。MWはメンテナンス・ワゴンの略。つまり保線車両です。ドクター・イエローの弟分といったところでしょう。

 ダウンは着てませんでしたが、汗ばむほどの陽気でした。8.71km、1万7000歩と、いいウォーキングでした。

JR大回り乗車 全線踏破への旅

 JR木津に学研都市線から入線してくる列車です。折り返し塚口行きとなった区間快速に乗りました。これで大阪近郊区間の「全線踏破」となりました。

 大阪近郊区間の路線図を見ていて、赤線の学研都市線・木津-津田間は乗ったことがないことに気づきました。「乗り鉄」としては、全線踏破のために乗り潰す必要がある区間でした。
 JRの乗車運賃の計算で、「都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」というのがあります。鉄道マニアの間では「大回り乗車」と呼ばれます。実際に乗車した経路にかかわらず、最も安くなる経路で計算した運賃で乗車できます。ただし重複乗車や途中下車はできません。
 自宅最寄りの島本からお隣の高槻までの乗車券を買って、高槻とは逆の京都方面の電車に乗り込みました。
 厳密には青色の2区間がなお未踏ですが、この盲腸線は大回りでは乗車できません。「青春18きっぷ」の機会にします。

 草津線と関西線が交わる柘植で乗り換えました。三重県です。ホームでは伊賀か甲賀かの忍者が案内してくれました。

 関西線の車内で食べた駅弁です。これも楽しみでした。

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DAISO「イタリア 民家」を建築する

 ずっと家にいるのも飽きてきます。夕方、近くのホームセンターに出かけました。2日と空けないわたしの気分転換スポットです。洗剤と柔軟剤を買って、隣のダイソーをのぞきました。お定まりのコースです。
 きょう、目に止まったのはこちら。110円の気安さで即買いとなりました。
 「3Dパズル イタリア 民家」です。他にもピサの斜塔や教会塔がありました。
 さっそく組み立てました。この写真が撮りたかったのです。

 B5判くらいの発泡スチロール4枚に、パーツが印刷され、切込みが入っています。両面印刷でなかなか丁寧な仕上がりです。

 30分ほどで完成しました。

 「対象年齢6才以上」って。わたしは大きくクリアしてます。子ども向けのおもちゃのコーナーにぶら下がっていたので、小さな子ども向けの文字通りパズルだったのでしょう。

 わたしのパソコンの壁紙は、1年前にウィーンで訪れたウィーン交通博物館の建物と真っ赤なトラムです。この建物と、どことなく似ていると思いませんか。

 オリジナルの画像です。これを見るたびに、この光景をシナリーにして再現しようと考えては、そのままになっています。

 グラーツ 大好きなグリーンのトラム
 トラムって素敵 ウィーン交通博物館

 ちょうど1年前のきょうは、雨のインスブルックで「黄金の小屋根」なんかを観光してました。あっという間の月日です。でも、もう一度、サンティアゴ巡礼に旅立てる日は巡ってくるのでしょうか。

滋賀・信楽 ブラウンライス&ウォーターの季節のプレート

 宇治・興聖寺で墓参りをしました。涼しいうちにと、朝早くに出かけました。そのまま宇治川に沿ってドライブして、信楽まで走りました。
 いくつかの窯元を見ました。でもこの暑さでは、のんびりと歩いて回るような状況ではありません。「陶芸の森」の信楽産業展示館の涼しいショップでほっとひと息つきました。
 昼飯は、併設のカフェ・レストラン「ブラウンライス&ウォーター」でいただきました。「無農薬玄米と地元のお野菜をたっぷりと」という「季節のプレート」(1400円)です。
 メーンは、自家製塩麹で味付けした鶏のフリットです。洋風の唐揚げといったところですが、シコシコとうま味のする鶏です。 

 付け合わせは、青菜のゴマ和えとカボチャのシナモン煮です。
 どちらも器がきれいです。

 デザートは、ほうじ茶のプリンでしょうか。

 大きな窓から、まわりの山々が見渡せるゆったりとした空間です。

 ブラウンライス&ウォーター(BROWN RiCE AND WATER)
 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7 県立陶芸の森
 0748-83-2882

 信楽高原鉄道の信楽駅に行ってみました。「近畿の駅百選」の認定証を確認したくてやってきたことがあります。
 鉄ちゃんグッズが並んでいます。

 探していた「鉄印帳」は、やはり売り切れでした。18日から再発売されるそうですが、そちらには早すぎました。
 寺社仏閣を巡る朱印帳の鉄道版です。全国の第3セクター鉄道40社の共同企画で、この帳面をもって全国の3セクを乗り鉄体験しようというわけです。
 スタンプラリーには、すぐにノセられてしまう性格です。

歩いて昼飯:歩 静かな京都~嵐電を歩く

 「歩いて昼飯」というカテゴリーをつくりました。文字通り、歩いて昼飯を食べに行った記録です。
 アスレチック・ジムのベルトの上を汗をかきかき歩いているのもいいですが、同じ歩くなら外に出ようというわけです。10キロほどは歩いて、おいしい昼飯もいただく計画です。
 その1は、京都・衣笠にある音楽喫茶「ムジーク」でクラシックを聴きながらランチをと、歩行距離を考えて阪急・嵐山からスタートしました。
 いざ、歩き始めると、ずっと横を走る嵐電(京福電鉄)のことばかりが気になって、いつの間にか「鉄ちゃんになる」になってました。
 嵐山本線と北野線が分岐する「帷子ノ辻」です。難読駅名です。嵐電で最もポピュラーなモボ611、621型ですが、3両が並びました。左端は本線を四条大宮に向けて発車したところです。右の2両は、北野線の白梅町行きです。 

 「嵐電嵐山」です。いつも観光客で大混雑しています。それが、ホームの向こうの足湯まで、人影がありません。
 ヒマそうにしていた人力車のニイちゃんは「2月はこんなもんです」と話してましたが、それにしてもチャイニーズはもとより、日本人もいません。「人影が消えたというニュースで、かえって見に来る人もいますよ」。はい、わたしがそれです。

 「車折神社」です。鳥居の前を通りぬける嵐電を、園児が見送ります。わたしの孫を見ているようです。

 「鳴滝」を過ぎると、桜並木の下を走ります。まだ開花には早いです。

 駅名は「〇〇」と括りましたが、読めますか?

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トロッコ嵯峨駅 最後の日のデゴイチと駅チェンバロ

 JR嵯峨嵐山駅に隣接するトロッコ嵯峨駅です。ここからトロッコ列車(嵯峨野観光鉄道)が発車します。
 駅構内のSL広場に展示されていた「D5151」は、老朽化して年明けから解体、撤去されることになりました。きょうが最後の公開日でした。
 大きな動輪で長い貨物列車をグイグイと引っ張った昭和12年(1937)製造の過熱テンダー機関車は、役目を終えて鉄の塊に戻ります。

 我が国SLの完成形で、「デゴイチ」の愛称で親しまれて国産最大の名機でした。

 D5151は長く旧大鉄局吹田機関庫に所属して東海道線や山陽線で活躍。昭和46年(1971)に廃車となりました。京阪くずはモールで展示された後、嵯峨にやって来ました。

 近くで見ると、錆も浮いています。

 動輪のオブジェ越しです。

 名残のヘッドマークをつけています。

 「19世紀ホール」では、「駅ピアノ」ならぬ「駅チェンバロ」が開かれていました。チェンバロが生で聞けるちょっと珍しい光景です。
 立派なパイプオルガンもあります。

 トランペットやオーボエ、ヴァイオリンなどを、チェンバロの軽やかな響きが支えていました。

 大阪音楽大学の学生さんたちの演奏でした。
 指導しているチェンバロ奏者は、わたしのFaceBook友だちです。

 反対側にはベーゼンドルファーのグランドピアノもあり、こちらでも演奏されてました。
 駅ピアノというよりは、ミニコンサートの雰囲気でした。
 ピアノの後ろにもSLが並んでいます。

 特急「はと」や「つばめ」のヘッドマークが懐かしいです。

 「ジオラマ京都JAPAN」にも入ってみました。

 梅小路機関庫が再現されています。転車台が回転しています。

 広いスペースに京都の光景がコンパクトにまとまられています。こちらは金閣寺です。

 嵯峨野トロッコ鉄道が走ります。

 旧二条駅に客車が到着します。

 こちらは京都駅です。トワイライト・エクスプレスが停車しています。

 トロッコ列車は、満席で発車していきました。

 トロッコ嵯峨駅
 京都市右京区嵯峨天龍寺車道町11−1

関西百名山 紅葉の大原から大比叡、坂本まで

 絶好のお出かけ日和でした。きょうも山歩きを楽しみました。
 山仲間のM子さんが「比叡山に登ったことがない」とおっしゃる。それでは行きましょうと、Oさんとともにエスコートしました。
 京都・大原から京都一周トレイルを逆向きに仰木峠~水井山~横高山と越えて延暦寺へ。関西百名山の大比叡(おおびえ、848.1m)を制覇? 秘境駅に数えられる坂本ケーブルのもたて山駅に寄って、一気に坂本へ下山しました。15キロほどのロングトレイルでした。

 光のシャワーを浴びて杉木立の道を進みます。

 M子さん恒例のデザート。本日はカボチャづくしのケーキです。詳しい説明を聞きましたが、右から左で申し訳ありません。
 空洞になった幹をテーブルにしました。チョコレートの桜と若枝の紅葉のあまりの美しさにほれぼれ。もちろんお味もサイコーです。

 坂本ケーブルのもたて山駅です。ここで乗下車する人はほとんどいません。駅を降りても、山道が延びるだけです。
 カメラをかまえるわたしは、満員の乗客に怪訝な目で見られました。

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臨時特急「まほろば」で奈良へ~JR大回りの旅

 JRの新大阪~奈良間を走るノンストップ特急「まほろば」がこの秋、臨時運行されています。今春、全線開通したおおさか東線を優等列車が走るのは初めてです。
 急に思い立って、このシーズンの土、日曜日に13往復するだけの限定列車に「乗り鉄」体験をしました。しかも、京都までの「大回り乗車」でしたので、時間だけはたっぷりとある年金生活者の懐にも優しい半日でした。

 新大阪の1番ホームに行くと、「まほろば自由席」と書かれた辺りには、発車半時間前だというのに行列ができていました。それが見る見るうちに伸びました。
 大阪から大和路快速に乗っても奈良までの所要時間は10分ほどしか違いません。どうせガラガラだろうとタカをくくっていましたが、大違いでした。3両編成の指定席2両は、すでに満席でした。

 行列に対して検札が始まりました。自由席特急券は1200円でした。
 検印を押されたわたしの乗車券は、島本から京都までの310円区間です。「大回りです」と告げると、何の問題もありませんでした。

 行先表示は当然ながら「奈良」です。「特急」ともありますが、「まほろば」という列車名がないのが残念です。昔の特急のような列車ごとのヘッドマークもありません。

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「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩く

 「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩きました。
 鍛冶屋線は、兵庫・西脇の野村駅(現・JR西脇市)から北に13.2キロ、鍛冶屋駅まで走っていたローカル線です。大正12年に播州鉄道として開業、播州織物の運送などを担ってきましたが、平成2年に廃線となりました。その廃線跡に残された駅舎や整備された遊歩道などを巡るイベントでした。
 今年は、猛暑のためかわが町あたりの紅葉はまだまだ先のようです。でも、播州の廃線跡は、晩秋を感じさせる光景があちこちにありました。

 鍛冶屋線の跡地にできた日野北バイパスの開通プレイベントも行われていました。羽安駅では、無料でジビエ焼き肉なんかもふるまわれていました。

 鍛冶屋線の鉄橋をそのまま使った橋がかかっていました。
 山仲間で鉄ちゃんでもあるOさんと一緒に歩きました。

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