びわ湖ホール タリス・スコラーズのミゼレーレ

 タリス・スコラーズのミゼレーレ・メイ・デウズ(グレゴリオ・アレグリ作曲、神よ、私を憐れんで下さい)を、満員のびわ湖ホールの大ホールで聴きまいた。ルネサンス音楽最高の合唱アンサンブルです。
 「システィーナ礼拝堂からのひらめき」と題されたプログラムです。ミゼレーレは、礼拝堂から門外不出だったこの曲を聴いた14歳のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトによって暗譜され、世に出たというエピソードがあります。
 舞台に男女の5声、4階の後方客席に4声、4階側壁に男声と三方から発せられる澄み切ったハーモニーが交錯しました。1800席を超す、あまり残響には考慮されていないようなオペラハウスです。その大空間を完全にコントロールした天にも昇るような圧巻の演奏でした。
 京都のバロックザール(200席)で9年前、サラウンド音声に包み込まれるようなミゼレーレも聴いています。システィーナ礼拝堂での響きを体感したくなりました。

 公演前にラウンジで昼飯にしました。びわ湖に向かっていただいた「えびピラフセット」です。

 シンプルな味付けで、おいしくいただきました。

 メニューは多くないうえ、スパゲティはわたしの前で売り切れになりました。

 公演を前に、ラウンジはいっぱいでした。

 公演後、雨も止んだようなので湖岸に出てみました。ノカンゾウが咲いていました。

 キキョウも可憐でした。

 雲が垂れ込めるびわ湖です。向こうに近江富士(三上山)がきれいなピラミッドを描いていました。

自分でつくる 薬味でさっぱりさば缶素麺

 麺類が続きます。きょうは素麺です。
 さば缶を載せ、キュウリにトマト、大葉、ミョウガと薬味でさっぱりといただきました。
 蒸し暑いニッポンの夏も、これならのど越しそう快です。

 さば缶の水煮缶は、水をきっただけでそのままです。和風の素麺つゆにもよくあいます。

 現役勤務時代にはこのシーズン、到来物があった素麺ですが、絶えて久しいです。

 最後に冷凍されていた煮込み済みのシイタケも刻みました。ほとんど写ってません。

自分でつくる キノコとベーコンの和風パスタ

 キノコとベーコンで和風パスタにしました。
 オリーブオイルにニンニク、タカノツメのいつものスタートから、仕上げに鎌田のだし醤油をひと回し、刻みノリと大葉をトッピングしただけです。

 コレがあれば、もういうことはありません。

 シメジ、マイタケ、エリンギは炒めてしまえばわずかなボリュームです。

京都・四条大宮 「立ち呑み 庶民」は庶民の味方

 御室仁和寺から乗った嵐電で、帷子ノ辻で乗り換えて四条大宮までやってきました。向かったのは今年1月以来の「立ち呑み 庶民」でした。昼からにぎわってました。
 壁のメニューから選んだコロッケと揚げ餃子です。フライが重なりました。お値段は100円と150円。生中は350円です。

 ソースをかけて揚げたてをいただきました。

 「ねぎとろ巻き」も頼んでました。この店の常連の証のような一品です。

 冷やしたトマト(100円)もうまいです。いくら安くてもトマトは輸入モノなんてことはないでしょう。

 軽くとめたとはいえ、お勘定は1300円ポッキリ。年金生活者の懐にも優しいです。ちょっとした昼定食のお代で、いい具合にでき上がりました。

 立ち呑み 庶民 四条大宮店
 京都市下京区四条大宮町18-6

京都を歩く 双ヶ岡から御室八十八カ所巡り

 京都・御室の仁和寺の背後の標高100メートルほどの成就山がそびえます。山腹を一周する約3キロの山道に88のお堂が連なります。ここを巡ると四国八十八ヶ所巡礼と同じご利益があるとわれます。成就山八十八カ所霊場(御室八十八カ所巡り)と呼ばれています。
 梅雨入りしましたが雨の心配はなさそうと26日、南の双ヶ岡から歩きました。
 わたしの目的は、新たに入手した安価なコンパクト・デジカメのテスト撮影でもありました。

 双ヶ岡から仁和寺を見下ろしました。寺の左奥に霊場はあります。

 仁和寺の西門あたりに「御山めぐり」の石柱と「OMURO88」と横文字表記の案内板があります。

 おおむねよく整備された巡礼路です。でもここだけは崖を登ります。

 以下は88ヵ所のお堂すべを撮影したテスト撮影記録です。
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摘み立てブルーベリーとヨーグルトで朝食を

 摘み立てのブルーベリーを、自家製のカスピ海ヨーグルトに載せて朝食にいただきました。
 わが家から車で10分足らずの高槻・上牧にあるブルーベリー農園で昨日、完熟したのを自分で収穫したばかりでした。
 ミントはないので、バジルの先端の花芽を添えました。

 ジャムにするのもよさそうですが、そのまま食べるのがサイコーです。

 朝食はいつも紅茶です。
 トーストにマヨネーズをたっぷりと塗り、キュウリ、タマネギにチーズかハム。それをサニーレタスなんかの葉っぱで包んで食べるのが定番です。きょうはトマトにルッコラでした。

 「ブルーベリー、採りに来てるよ」と奥さまの友だちからLINEが入りました。そんなところがあるのかと、わたしたちもすぐに行きました。
 ブルーベリー狩りができるのは関西電力のかんでんエルハート高槻栽培センターです。

 目の前の高さにたわわに成ってます。

 サザンベル、スプリングワイド、オーシャンハトバー、チャンドラー・・・と、いろんな株が育てられています。

 裏側の茎の中央が濃い色のリングになってるのが熟している証と教えられました。

 広い農園に人出はまばらです。ゆっくりと収穫しました。

 10センチ四方くらいのプラスチックパックに詰まるだけ摘んで500円です。100㌘ほどになるようです。入園料はいりません。

 駐車場のわきに赤い花が咲いていました。
 アメリカノウゼンカヅラです。ちょっと毒々しいカラーをしています。

 ネズミモチが星形に開いていました。

 関西電力上牧変電所に隣接しています。

 かんでんエルハート高槻栽培センター
 072-669-2030
 高槻市上牧町5

「ソランちゃん」の椅子をつくる

 2歳になった一番下の孫娘は、お人形の「ソランちゃん」が大好きです。そこらにほっぽり出しておかないように、椅子をつくりました。
 ネットで調べると、ソランちゃんの身長は25cmとのことです。このくらいの大きさかなと、適当なサイズにしました。
 座布団は、奥さまが端切れで手縫いしてくれました。
 撮影しようにも、わが家にはソランちゃんや、それに代わるお人形はありません。一応の格好はつけました。

 近くのホームセンターにある百均で、10cm四方のMDF(木質ボード)材を買ってきました。6枚セットで110円です。

 小さな子供が遊ぶので、角を取って丸くカットします。型紙をつくってマーキングしました。

 糸のこで大まかに切り取り、電動のベルトサンダーで削りました。

 4枚の板を、ボンドで接着しました。

 白色のスプレー塗料を吹き付けて塗装しました。なかなか満足できるようには塗れません。
 もう少し手直しが必要ですが、とりあえずのでき上がりです。

 【追加画像 2024/07/08】
 「じーじのイス」と孫娘が楽しみにしていてくれてました。
 ソランちゃんと一緒にわが家にやって来ました。さっそく座らせました。ジャストフィットでした。
 うれしそうに持ち帰ってくれました。

 

京都・裏寺町 「すいば」の陸ハイボール

 京都北山の金毘羅山に登りました。大原から1時間近くもバスに揺られて四条河原町まで戻ってきました。直行したのが裏寺町の「立ち呑み すいば」です。何度か店の前まではきたことがありましたが、開いていたのは初めてです。
 「陸ハイボール」です。ときたま見かけたことがありましたが、初めて飲んだキリンのブレンデッドウイスキーです。さっぱりとした飲み口です。
 「厚切りハムカツ」は、確かに1センチはあろうかという分厚いハムが揚がっていました。ソースをかけていただきました。

 スマホからもオーダーできます。

 もちろん、最初の一杯は生です。
 「すいば」って子どものころ、「なにか良いものがある秘密の場所」みたいな表現に使っていた覚えがあります。
 調べてみると「粋場」と書くようで、「すい」とか「いき」な場所を指す京ことばのようです。
 スイバというタデ科の植物もありますので、店名の由来は知りません。

 ポテサラもどこかシャレています。
 料理だけでなく、店のつくりも立ち飲みにしてはおしゃれです。そのためか、客層もオジンより若者中心です。禁煙というのもうれしいです。

 2杯目の陸は、「炙り明太子」でいただきました。

 「えだまめの唐揚げ」って、気になります。どれもリーズナブルな価格設定です。

 すいば 四条河原町店
 075-212-7701
 京都市中京区中之町569-2

大原10名山 「未踏」の金毘羅山を再制覇 

 「大原の里10名山」の一峰、金毘羅山に登りました。遅れている梅雨入りを前にした猛暑の一日でした。
 京都・下鴨の中学校ワンゲル部員だったころに登った地元の山です。ところが、GPSアプリのYAMAPでは「未踏」となっていました。このブログでは6年前に登ってますが、ピークには立っていませんでした。
 軽い気持ちで歩きましたが、とにかく暑かったです。制覇の証拠写真も撮りました。

 ピークの手前の見晴らしがよいポイントにそびえる印象深い石碑です。ハングルに似てなくもないですが、阿比留(あひる)文字で書かれているそうです。それにしてもなぜ、ここにと不思議が募ります。

 中腹の琴平新宮で、社殿を修復中の親子と話し込みました。亡くなられた宮司さんを継がれたそうです。
 「御香水があるよ」と教えられた社殿の裏に、冷たい清水が湧き出ていました。おいしくいただきました。

 江文峠まで下ってきて昼飯にしました。途中のコンビニで買ってきた「俵むすび弁当」です。参道の石段でおいしくいただきました。

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「ヒンメリ」をつくる 試作1号の五亡星 

 「ヒンメリって、作れるかしら?」。奥さまからのおたずねです。
 ネットでヒンメリって調べました。
 北欧・フィンランドの暗く寒い冬に飾るインテリアです。細いわらでできた幾何学的な多面体をつなぎ合わせて、空気の流れに静かに動く様子や、ほのかな明かりが生み出す影を楽しみます。
 さっそく試作してみました。

 ライ麦のわらでつくるそうですが、そんなものはありません。通販には、ヒンメリ用のわらも売られていますが、とりあえず代用品はないかとホームセンターをうろつきました。
 見つかりました。シーズンを前に山積みされていた「天津すだれ」です。ヨシでできてます。まっすぐな部分が使えそうでした。なにせ安いです。一番小さなのは300円ほどでした。

 節の部分を除いて、必要なパーツを切り出しました。
 糸を通す長い針は、細いピアノ線を二つ折りにしました。

 タコ糸を通して五角形にします。
 ネットを参考に試作したデザインは「五亡星」です。陰陽師の安倍晴明の晴明桔梗です。

 ここまできて挫折しました。タコ糸が太すぎて、うまく通らなくなりました。おまけに力が加わってヨシの先端が割れてしまいました。

 2回目は、ヨシの先端を木工用ボンドで強化しました。

 なんとか格好がつきました。
 赤い糸は目立ちますが、やはり失敗だったようです。

 リビングにぶら下げてみました。

 あれこれと課題は見つかりました。次回作の参考にしましょう。

 奥さまが「クラフトフェアまつもと」(長野・松本)で買ってきたタペストリーがぶらさがっています。かわいいヒンメリがついていました。