石清水八幡宮 余滴ためたる花々

 雨の合間の石清水八幡宮を散歩しました。
 一の鳥居をくぐった右手の放生池にはスイレン(睡蓮)がいくつも開いていました。

 ヤブミョウガ(藪茗荷)は、可憐な花を咲かせています。

 ウバユリ(姥百合)がすっきりと花を延ばしていました。

 ギボウシ(擬宝珠)が雨上がりの余滴をためています。


 水無瀬から車で20分ほど。有料駐車場に車を止めてやってきました。
 一の鳥居をくぐりました。

 放生池の睡蓮です。

 ほのかにピンクを帯びた花弁も混じります。

 摂社の高良神社では夏祭りの準備中でした。
 「徒然草」の仁和寺の法師は、ここだけを参って帰ってしまいました。

 裏参道の急階段を上がります。

 長い階段は続きます。日差しはなくひんやりとしてますが、湿気が多くて汗が噴き出しました。

 ヤブミョウガがあちこちに咲いています。

 ミョウガと名乗っていますが、ミョウガの仲間(ショウガ科)ではなくツユクサの仲間です。

 展望台からは京都市街が見下ろせます。ただし今日は雲に覆われていました。

 桜の切り株にナデシコが咲いていました。

 観賞用のセキチクでしょうか。

 アジサイ(紫陽花)は水をいっぱいに浴びて元気です。

 八重のガクアジサイも混じってました。

 ウバユリが咲き乱れています。
 葉がなくなったころに花をつけます。葉がない=歯がない。だから姥なんだそうです。

 花弁は筒のように長く、ササユリなど他のユリと違って大きくは開きません。色彩にも乏しく、派手さはありません。

 すでに花が散り、実が太くなっています。

 カサブランカはあっちを向いています。

 カサブランカは大きな白い花を咲かせる「ヤマユリ」と、ピンクの花を咲かせる「カノコユリ」を交配種です。

 ギボウシの余滴がしたたり落ちそうです。

 ハイビスカスにも似た赤い花です。でも大きさが違います。直径が30センチほどもあります。

 タイタンビカスというそうです。アメリカフヨウとモミジアオイを交配させた新しい栽培花です。

 朱塗りの本殿に参りました。

 帰りは表参道を下り、二の鳥居をくぐて戻ってきました。
 汗まみれにはなりましたが、雨に降られることもなく気持ちのよい散歩でした。