京へ十五里 今津へ四里半、熊川宿

熊川宿8

 かつて若狭街道一のにぎわいをみせたという熊川宿です。近江国境に接する物資輸送の中継地として栄えました。江戸初期から中期にかけては、戸数200戸を超え、年間20万駄(駄は馬1頭が運ぶ荷)の米や魚、肥料などがこの地を経由して京などに運ばれていったそうです。
 現在は、国の重要伝統的建造物群保存地区になっています。
 もっとも東より(近江側)にあるのが、番所跡です。

熊川宿2

 約1.4キロの旧街道沿いに、町家造りの民家が軒を並べています。

熊川宿3

 ガラガラと音をたてているのは「いもぐるま」です。家の前の川で小芋を洗っているのです。

熊川宿4

熊川宿5

熊川宿6

熊川宿7