ランチはBもCもないのに、なぜか「Aランチ」(700円)です。小さい海老フライにハンバーグ、ハムにマヨネーズがのっている定番3品の正しい日本のAランチです。エビはからっと揚がっているし、サラダもおいしいです。
最初にこれらがテーブルに並んだときはびっくりしました。なにか違ったのを頼んだかと、改めてメニューを見直したほどです。鯵の南蛮漬けにきんぴらゴボウと高野豆腐、大豆の五目豆の3品に薄いタケノコが沈んだ吸い物です。これだけで和定食です。
好物の南蛮漬けから食べ始めたら、最初の皿が出てきました。
他に客がいなかったので、写真撮らせてくださいと頼みました。
「こんなに古いところを? おじいちゃんが、堀江で焼け出されて、戦後すぐにここに移ってきたんですよ。それ以来、変わってないです」とにこやかな大将です。
壁にかかった表彰状をよく見ると「昭和36年 大阪府知事左藤義詮」とあります。半世紀の時代を感じます。
妙に落ち着く雰囲気です。大好きです、こんな店。
テーブルのメニューには確かに「Aランチ」とありました。
千日前通りは工事中です。この地下を阪神・なんば線が走っています。
美よし
大阪市浪速区幸町3-4-6
06-6561-6313
南海・汐見橋駅のすぐ前です。この古ぼけたコンクリート製のなんの飾りっ気もない駅舎も素敵です。
汐見橋線(正確には高野線)は、いま書店に並んでいる「大阪人」で特集しています。先日、ランチを食べた中華の「龍(ろん)」も登場してます。
休みの日に探検にやってこようと考えています。
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おはようございます。
ブログはいつも見ていますが、
コメントは初めてかもわかりません。
中央図書館へ行く時、汐見橋から歩くのですが、
「美よし」さんいつも気になってました。
「てっちり」とか書いてあるのに洋食でしょ?
そやけど、Aランチ見て納得しました。
ちゃんと「和」もあるんですね。
こんど図書館へ行く時は「美よし」さんに決定ですわ。
ありがとうございました。
まんまんちゃん
わたしも中央図書館によく通ってます。きょうも、「予約資料の用意ができました」のメールが届きました。
汐見橋あたりは、ひと昔前のぬくもりのある町が残っていて、大好きです。
「美よし」は、そんな町の雰囲気を、色濃く残している店です。