自分自身へのクリスマス・プレゼントといったところです。
LPレコード用のターンテーブルをゲットしました。ヤフオクで競り落としました。きょう、わが家に到着しました。
DENONのDP-50Mです。1980年代の製品です。当時はなかなか手が出ない、憧れの品でした。さっそく愛用しているDL-103(レコード針)をつけて、バッハを聴きました。腰のある安定した音です。
これまでは長くPIONEERのPL51という輸出用モデルを愛用してきました。さすがに経年劣化か、回転が安定しなくなりました。
DENONは、独特の格好をしたダイレクトドライブで人気を誇りました。今でもネットで調べると、修理して使っているという書き込みがたくさんあります。
まずはできる範囲での整備です。トーンアームをはずします。
レコードをのせるターンテーブルをはずします。
裏返したモーターをはずします。
底の軸受け部分を分解して、グリスを補充しました。
電気部品は、とりあえずは正常に動作しているようです。しかし、DENON製では多用されている2SC458というトランジスタの3本足が、お決まりのようにまっ黒に変色しています。これはいずれ換えることにしましょう。電解コンデンサーも交換時期でしょう。
電動部品をはずしたボードは、ただの積層合板です。それでもかなりの重さがあります。きれいに磨いてワックスをかけました。
課題はいくつか見つかりましたが、仮セットしてみました。いい感じです。
DENON製が並びます。左下はチューナー、右下はプリメインアンプです。
DENONは今では「デノン」と発音させてますが、わたしにとってはいつまでたっても「でんおん」(日本電気音響の略称)です。
いつも更新を楽しみにしている者です。
「デンオン」のターンテーブル久しぶりに見ました。昔は単体でも売っていた記憶があります。競り落とされた宝物、どうぞ大事にお使いください。
自分はどちらかというとFMエアチェック、CD世代なのでLPの所有数はごくわずかなため、あらためてレコードプレイヤーを買う気持ちにはなれないので、うらやましい限りです。
これからも末永くのブログの更新を楽しみにしています。
50Mのお掃除拝見しました。所で、我が家の50M君がSTOPを押すと、発振状態でして、右左に小刻みに動いて止まりません。ご教授頂けましたらありがたいのですが?
清水邦男さま
ご愛読、ありがとうございます。
ご指摘の「発信状態」がどのようなものなのか? 物理的、それとも電気回路のトラブル? いずれにしろ、わたくしも電気回路に詳しいわけではなく、残念ながら適切なアドバイスはできません。
ネットをチェックしておられると思いますが、DENON製品は使われているTrの「2SC458」が故障しているケースが多いようです。わたしの50Mは大丈夫のようでしたが、確実に経年劣化する電解コンデンサーとともに、すべて取り替えました。その様子は、以下のページに書いてます。
http://dot117.minibird.jp/wp/?p=23780
お忙しい中を早速アドバイスをいただきまして、感激です。50Mでは、STOP時に逆サーボ掛けてターンテーブルを停止させる仕組みですので、電気回路の誤動作になりそうです。そうなりますと、DOT様のアドバイスに従って、せっせと部品交換を試みるのが正解と直感しております。HPまで紹介頂きまして恐縮です。半田吸い取り道具もありますので、パーツを購入しトライしてみます。ありがとうございました。
当方、当時はデンオンの高級品には手も出ませんでしたが、今やDK-110 DP-75をメインに使用できる身分になりました。(ネットのおかげですが)
トーンアームの とがり先 ネジの入手には苦労しております。何かの機会にどうぞ妙案をお聞かせください。
邦さん
Trなどのパーツも、ネット通販で簡単に購入できる時代です。2SC458も、1個数十円ほどだったはずです。ご健闘をお祈りします。
2SC458の代替え品2SC1815(L)(東芝 36円)が到着しました。早速作業開始。ターンテーブルの磁気記録読み取り部分があやしい?とにらみ、TR1,TR2を交換。大成功です。ぴったとストップしました。
発振状態と表現しましたのは、ストップを押した時に逆方向に少し行き過ぎ、また順方向に戻りを繰り返して止まらない現象でした。サーボコントロールトランジスターの放熱板が相当熱くなって手で触れないくらいに発熱しておりますので、エイジングで異常がないかをチェックしております。
取りあえず、ご指南の結果が出ましたので、感謝とともに報告させていただきます。有難うございました。
邦さん
わたくし以上に電気回路のことは詳しいようです。アドバイスなんて不要だったのでしょうが、とりあえずはターンテーブルが直って、よかったです。
昔の製品は、故障すれば直せたんですよね。いいものはいい。これからも末永く使っていきましょう。
DOTさん本当ですよね、いいものはいいですよねー。M50なんかはその最たるものと思っております。前回の続きですが宜しいでしょうか?ご指南により発振状態が止まり、エイジングしてましたら、いつの間にかヒューズが黒くなって飛んでいました。デンオンの基盤のヒューズは直付けですので大変でした。カー用品店で車用のヒューズホルダーを購入し基盤に半田付けして原因を調べました。この間飛ばしたヒューズは5本。ようやくわかりました。なんとターンテーブル裏側にぶら下がっている電源トランスでした。しかも一時側のAC100V巻線の絶縁不良でした。ほとほと参りましたが、なんとヤオフクにこのトランスの出品がありました。早速入手し配線しましたら、ばっちり回復。万歳ばんざいです。
今日は、50Mを回して、中島みゆきの時代(EP版)
を聞いております。1973年のキャニオンのプレスですが、みゆきさんの涙声(本当です)もリアルにDP-50Mは素晴らしいですねー。お互いに楽しみましょう。
邦さん
トランスの絶縁不良とは、たいへんでしたね。でも、同じものをヤフオクでゲットとは、すごいです。現代の、○○○タイマーが付いているかのごとく数年で確実に壊れ、それで修理不能の電子機器とはえらい違いですね。
ところで、フォノケーブルはいかがされてますか? わたしのケーブルは、以下のURLに記してます。お節介ながら。
http://dot117.minibird.jp/wp/?p=23593