平均樹齢300年以上のヒノキ天然林が広がる赤沢自然休養林。その中を走る赤沢森林鉄道に乗りました(15日)。
かつては木曽森林鉄道として一帯に総延長500キロにも及ぶ線路が敷かれ、木材運搬に活躍しました。やがてトラック運輸に主役を奪われ、昭和50年に日本から姿を消しました。
赤沢森林鉄道は昭和62年に、観光路線として復活しました。
森林鉄道記念館と丸山渡間の往復2.2キロを、機関車が客車5両を引いて運行されています。
森林鉄道記念館には、米国・ボールドウィン製の蒸気機関車も動態保存されています。
森林鉄道記念館で出発を待つ列車です。平日は1時間に1本の運行です。
岐阜県の中学生で満員になった列車が出発していきました。
あたりでゆっくりと森林浴を楽しんで、次の列車に乗り込みました。
気持ち良い風を切りながら、林の中を進みました。
線路の横を清流が白い水しぶきをあげます。
線路際に伊勢神宮の遷宮用材が伐採された跡が残っています。
丸山渡では、機関車が側線を走って先頭に回り込みます。
復路の出発ですが、わたしは乗車せず、線路に沿った「ふれあいの道」を歩いて戻りました。
ちょっと遅いですが、水芭蕉が咲いてました。
乗車券は、ヒノキの木片でした。
わたしの「森林鉄道 ジオラマをつくる」は、こんな光景を想定していました。