東海自然歩道を西の起点、箕面の「明治の森箕面国定公園」まで歩きました。東京・高尾から歩いてきたら、大きな声で「ゴール!」と叫んだところでしょぅが、先日の忍頂寺~摂津峡(高槻)とつながっただけです。それでも箕面大滝を見て阪急・箕面まで18キロほどを、春の訪れを感じる好天の下、気持ちがよい里山ハイキングでした。
2つの思わぬ出会いがありました。
向こうから菅笠を被った男性らが歩いてきました。カメラを構えると、その男性は先頭を歩いていた仲間の山グループのリーダーでした。
一緒に歩いてきた大柄な男性はスイス人で、これから東京まで歩くそうです。テントを担いでいました。2人は箕面で知り合って、歩いてきたそうです。
ルートは、昨秋の台風の影響もあってかなり荒れている区間もありました。「通行止」の表示も何か所かで見ました。実際には、倒木をまたいだりはしましたが、歩くことはできました。
箕面にゴールして飲んだ「箕面ビール」です。軽やかなのど越しがたまりません。
【2019/03/02 09:38】
JR茨木から阪急バスに乗って忍頂寺にやってきました。前回は、この階段から東の竜王山に登りました。きょうは西に進みました。
東海自然歩道は1970(昭和45)年から整備が進められました。ほぼ半世紀が過ぎて、当時のものと思われる道標は朽ちようとしています。
きょうはちょっとメンバーが少なく、4人で歩きました。
【10:05】
上音羽のVカーブです。左上から歩きてきました。最初はこんな分岐には気づかずに通り過ぎてしまいました。しばらく歩いてYAMAPのGPSでコースアウトに気づき、戻ってきました。
こちらも何も考えずに一度は太い道を下りました。でも正解は右上につながる細い道でした。
里山歩きは、いくつもの道があって迷いやすいです。
フェンスも何か所かにありました。
かわいい棚田があり、手前の畑には菜の花が黄色い花をつけていました。
素戔嗚(すさのお)尊神社がありました。いずれ由緒があるのでしょう。それにしても、この日もハイキング日和になりました。
【10:54】
泉原の集落で右折しました。珍しく目新しい道標がありました。
道端の地蔵には、きれいな生花が供えられていました。
【11:32】
茨木高原カンツリーとの分岐です。何気なく下ってくるクルマにレンズを向けていると、そのクルマがわたしの横で停車しました。降りてきたのは、なんとなんと、山仲間のOさんでした。びっくりするような偶然でした。
北摂霊園の墓参りの帰りだったそうです。それにしても、あと10秒遅ければ気づかれなかったでしょう。
何でしょう。この現代アートのようなタイヤは。
続てて現れた光景です。なんとダチョウらしき生き物が放し飼いになってました。タマゴでも生産しているのでしょうか。
「政の茶屋」という表示を初めて見ました。ゴールの明治の森にあります。
【12:28】
この日一番の急坂を登りきると、広い北摂霊園に出ました。
霊園の広い休憩所を借りて昼食にしました。
わたしの昼飯は、水無瀬の自宅近くの「こめやのぱんや CoCoベーカリー」のCoCoバーガーととろーり卵サンドです。これで計378円と、すこぶるリーズナブルです。
いただいた自家製酵母パンと、モロッコみやげのドライフルーツです。サハラ砂漠でラクダに乗って来たそうです。
【13:27】
元気を回復して歩き始めました。見晴らしがきくのはここだけでした。
視界はそれほどありませんでしたが、高槻方面が見渡せました。
「通行止」の表示を横目に、倒木を乗り越えて進みました。
トレイルランの兄ちゃんに追い抜かされました。
ガキのころはひねくれていて・・・。そんな奇抜な姿でした。
【13:57】
最勝ヶ峰の頂上には、「開成皇子の墓」がありました。勝尾寺の開祖といわれる奈良時代の桓武天皇の兄弟だそうです。
見晴らしもない山道に、大きな方位版が据えられていました。
箕面公園から北摂霊園につながる国道を越える「ぎふちょう橋」まで下ってきました。
ギフチョウは、カタクリの花の花粉の媒介するチョウです。
眼下に箕面川ダムの堰堤が臨めました。
【14:45】
明治の森の東海自然歩道の起点までやって来ました。矢印の先は、1697キロ先の東京・高尾の明治の森です。
箕面の大滝です。ここまでくると、観光客がたくさんいました。
【16:01】
何軒もあった茶屋の「もみじの天ぷら」には目もくれなかったのが、ここでは吸い寄せられました。地ビールの「箕面ビール」が並んでました。
「PALE ALE」の生です。飲まないわけにはいきません。冬の1日とはいえ、汗をかいたあとのビールです。うまかったです。
【16:07】
阪急・箕面にゴールしました。