ちょっと山歩 向谷山と大沢のスギ

 きょうも天気予報は、午後から崩れると。ならばそれまでにと、近場を山歩しました。
 大阪・島本町のわが家から見上げる北の峰に電波塔が立っています。そこが向谷山(むこうだにやま、478.2m)という名の山であることを、最近になって登山アプリのYAMAPで知りました。
 せっかくならと、その近くの「大沢のスギ」にも回りました。樹齢800年の大阪府天然記念物です。

 向谷山は、ポンポン山への行き帰りによく歩く府道79号からちょっと入ったところにあります。頂上には三角点はありますが、たった1枚ぶらさがっていたプレートは、色あせて山名が読めません。

 向谷山の頂上は眺望はありません。戻る途中のテレビ大阪の中継塔の前から島本町が見渡せました。わたしの住むマンションも確認できました。

 柳谷観音はアジサイのシーズンが終わって、静かでした。
 睡蓮のすっきりとした花手水が、涼しさを演出していました。

 わたしの住むマンションから見上げる向谷山です。関西電力の送電線鉄塔と混じって電波塔が立っています。

 【2021/07/13 09:24】
 柳谷観音までは車で走り、門前の駐車に止めさせてもらいました。
 アジサイがまだきれいに咲いています。

 獣除けのネットをくぐります。

 ムラサキカタバミがあちこちに咲いています。

 2つ目の獣除けネットをくぐると、西山古道の分岐です。左に行くと善峯寺。右は光明寺です。

 善峯寺の方にちょっと進むと、大沢への分岐があります。この道は初めてです。

 巻き道だと思っていましたが、それなりの登り坂が続きます。

 踏み跡はしっかりしていて迷うことはありません。テープの目印です。

 20分ほどで、ひと汗かいたころに府道と合流しました。

 ベニーCCの前を通り過ぎます。

 オニユリが咲いています。

 【09:56】
 府道から左に入りこみます。

 縄文杉の樹齢3000年からすると比較になりませんが、800年というのも古いです。

 大スギ橋の向こうにそびえています。

 いくつもの枝が、不思議なオブジェを形成したいます。

 根を踏みつけないように、サークルで囲われています。斜面にそって一周しました。

 真っすぐな若い木にガードされているようです。

 府道をちょっと戻ったところが、向谷山への管理道路です。

 ひんやりとした道を進みます。

 やがて急こう配となり、ゆっくりと歩いて頂上です。

 【10:27】
 三角点を確認しましたが、他には何もありません。

 向谷中継所とありますが、どこの施設なのかは書かれていません。
 ネットで調べてみると「KDDI向谷中継所」や「国土交通省向谷無線中継所」がヒットします。
 向谷中継所ライブカメラというのがあって、この塔の上から見下ろす島本町や淀川の様子を、ライブで見ることができます。

 同じ管理道路を戻ると、南側が明るくて眺望がありそうな地点があります。回り込んでみました。

 テレビ大阪枚方中継局でした。この前から眺めたのが3枚目の写真です。

 再び府道を戻ります。
 島本町の大沢キャンプ場(閉鎖中)への分岐です。ここからおおさか環状自然歩道(現在は通行止め。回り道あり)、水無瀬渓谷を抜けてわが家に帰り着くことができます。

 府道をまっすぐに柳谷観音に下ります。行きは左の山道を歩いてきました。

 【11:15】
 柳谷観音(楊谷寺)に参ります。
 龍手水はアジサイで飾られています。

 花手水の睡蓮の上を、ハチがホバリングしています。

 恋手水には、3羽の小鳥が並んでいます。

 撮られ上手なお寺です。
 アジサイウイークが終わって、静かです。入山料も不要になりました。

 苔手水の前に、「打ち水で浮かび上がるアート」ができていました。手水桶の水を撒くと、平らな石からかわいい図柄がくっきりと表れました。

 JR東海のキャンペーン「花と水の京都」に参加しています。「そうだ 京都、行こう。」と焼き印がはいったひしゃくも新しくなっています。

 紙風車も気もちよく回っていました。

 YAMAPの軌跡の色が変わっるのに気づきました。これまでは1色でした。
 登りは青、下りは橙のようです。左上のメーターのようなアイコンを押すと変化します。