新しいマイカー、プジョー208で初めての遠出でした。名神高速に乗り、クルーズ・コントロールやレーン・アシスト機能などを試しました。
目指したのは、神戸・須磨の須磨離宮近くにあるフレンチ・レストラン「LE UN(ルアン)神戸迎賓館」です。ジャケットを着て出かけました。
ランチコースの肉と魚です。和食でも食べているのかと思うほどシンプルで、素材のおいしさが伝わってっくる料理でした。
敷地約3000坪という広大な庭園は、紅葉で真っ赤でした。
大正8(1919)年に建てられた神戸の貿易商、西尾類蔵の旧邸宅です。亡くなった母親と同い年です。大正モダンなたたずまいを残しています。
コースは、食前の愉しみからスタートです。
クルマを運転していたので、残念ながらノンアルコールのスパークリング・ワインです。爽やかです。
前菜は「淡路産鶏胸肉と海老のポシェ 甘辛い牛蒡のピューレ添え」です。
スープは「さつま芋とカボチャのポタージュ カプチーノ仕立て」です。きめ細かにな淡い味わいのスープです。
「鰆の天火焼き 丹波黒大豆味噌と柚子」は、味噌に柚子が効いています。こってりとしたバターとは無縁の、爽やかさを感じます。
肉は「仔羊背肉のウィーン風カツレツと腿肉のナヴァラン」です。
ウィーン風カツレツって、ウィーンで食べたウィンナー・シュニッツェルですよね。皿いっぱいの大きさに驚いたものです。こちらは、かわいく濃縮された味わいです。
パンは、オリーブオイルをつけて、お代わりもいただきました。
パティシエ特製のデザートです。ムラサキのかわいいエディブルフラワー(食べられる花)もいただきました。
コーヒーでひと息つきました。
デザートの焼き菓子まで追加されました。
大満足のランチでした。
窓際の明るいテーブルでいただきました。
旧西尾邸の玄関です。色が違う右の柱だけ、阪神大震災の被害で取り換えられたものだそうです。他は100年前建築当時と同じです。
エントランスです。向こうはウェイティングルームです。
ウェイティングルームの天井は、シックな照明に網代張り天井です。
ピアノには「 GERHARD ADAM(ゲルハルトアダム)」とありますが、奥さまも初めて見たブランドだそうです。1828年創業のドイツのメーカーのようです。
2階に上がる階段踊り場には、立派なステンドグラスがあります。
ベランダに出てみると、はるかに須磨の海が見えました。右側の高層集合住宅ができる前は、広い海が広がっていたそうです。
2階の広い和室は大広間になっています。床の間の飾りがすごいです。
邸宅本来の高い天井のダイニングもありました。
庭を散歩しました。ベンガラで赤く塗られた茶室の壁に紅葉が映えていました。
今が盛りの紅葉を楽しみました。
LE UN(ルアン) 神戸迎賓館
078-739-7600
神戸市須磨区離宮西町2-4-1