雪の愛宕山に登る わたしはケーブル駅舎跡へ

 雪の愛宕山に登りました。久しぶりに山友のM子さんも一緒です。いつも手作りのデザートを用意してくれます。楽しみにしていた今回は、和菓子屋でも開店できるほどに上手に作られた和菓子でした。
 雪の上に置いてみました。かわいい雪だるまが並びました。「お供えしてある」と通り過ぎた女性ハイカーが声をあげました。あまりの美しさに、そのまま持ち帰り、奥さまとおいしくいただきました。
 山友とそろって、「ハイ、チーズ」です。

 途中の水尾分かれのちょっと上部から表参道を外れてかすかな踏み跡に分け入りました。10分ほど行くと、戦前に存在した愛宕ケーブルの愛宕駅舎が今も残っています。1世紀以上を経た無人のコンクリート建造物が、静かに雪をかぶっていました。

 このところの山行でブームとなっているぜんさいをつくりました。甘くて温かくて、冷えた体に優しかったです。


 【2022/01/18 09:25】
 三田からやってきた6人と、JR保津峡に降り立ちました。

 トロッコ保津峡の方にちょっと戻った地点からスタートします。案内板はなにもありません。

 初っ端から急坂です。白い雪がちらつきますが、道はぬかるんでいるだけです。

 尾根に上がると、笹の上が白くなってきました。

 向こうに愛宕山の頂上が見えるはずです。でも吹雪いているのか真っ白です。

 今朝降った雪でしょうか。白くなってきました。

 静寂の世界に見とれます。

 尾根道は続きます。

 【11:52】
 表参道と合流して水尾分かれまで登ってきました。

 積雪にスリップするようになったので、アイゼンを着用しました。

 雪の表参道を登ります。

 地蔵が雪に埋もれています。

 きょうもわたしの右足がつってきて、ここでリタイアしました。愛宕神社まであと600mほどでした。それでもあまり遅れて仲間に迷惑をかけないよう、水尾分かれの小屋に戻って待つことにしました。 

 本当ならこの写真にわたしの姿もあるはずでした。
 

 水尾分かれの小屋で独り待つのも寒いばかりです。愛宕ケーブルの愛宕駅舎跡に行ってみました。
 清滝からケーブル跡を直登してきたこともあります。途中にトンネルがいくつもありました。

 雪に埋もれたケーブルのホームです。

 廃墟マニアにはたまらない光景でしょう。

 降り積もった雪が重たいです。

 ホテルか何かの建造物の一部が残っています。

 水尾分かれの小屋で、仲間が戻ってくるのを待ちました。それほど時間はかかりませんでした。

 表参道を下山しました。「神聖」のこも被りが気になります。
 昨年末、伏見の「鳥せい」で、旨いのを飲みました。

 【13:58】
 三十丁目の水口茶屋跡です。立派な小屋があったので、ここでぜんざいをつくりました。
 コッフェルに湯を沸かし、モチを放り込んで柔らかくします。
 レトルトのあずきを投入します。工程はそれだけです。

 M子さんの和菓子は、ぜんざいの後ではもったいないので、撮影だけしてみやげにしました。

 雪も消えた参道を下りました。

 【15:25】
 清滝に着きました。1時間に1本のバスは10分ほど前に発車したところでした。ゆっくりと次のバスを待ちました。
 バスを嵯峨小学校前で下車してJR嵯峨嵐山まで歩き、JRで帰宅しました。