群馬・草津 「三國家」の三國そば、都汁、田舎汁

三國家1

 毎日、そばを食べてました。2日目(22日)の昼食もそばでした。
 草津温泉の中心、湯畑(ゆばた)の近くにある「三國家」です。自慢の「三國そば」(950円=そばのみ)は、2.5人分のそばが、大きな皿に盛られています。ツルリとした、おいしいそばです。

三國家2

 付け汁は別に頼みます。「都汁」(400円)は、小さく切った鴨肉とネギです。さっぱりといただけます。

三國家3

 もうひとつの「田舎汁」(400円)は、けんちん汁です。たっぷりの具が沈んでます。

三國家4

 「そばビール」の名前にひかれてこれも飲みました。オリジナルかと思ったら、なんと米国産でした。ちょっとそばの香りがする濃い味ですが、アルコール度は高くありません。

三國家5

三國家6

三國家7

 草津温泉の古くからの温泉街です。「まいたけうどん」も名物のようでしす。そちらの店は、満員で長い行列でした。

湯畑1

 湯畑です。手前からわき出した温泉が、向こうの樋に流れ込みます。底には、黄色い「湯の花(イオウ)」が堆積します。昔は、これを入浴剤にしていました。

長野・上田 「刀屋」のもりそば、真田そば

刀屋1

 上田へはじめて行き、五日ほど滞在したときに〔刀屋(かたなや)〕の蕎麦を、これもはじめて口にした。
 東京では口にすることができぬ、本物の手打ちだ。
 (略)
 並のもりそばでも、東京の三倍はある。
 大盛りとなれば、とても私ひとりでは食べきれない。
 昼時は、客があふれんばかりに詰めかけて来るので、私はいつも、午後の空いた時間を選ぶことにしている。
 (略)
 この店の名を〔刀屋〕というのは、封建のころ、刀の鍔(つば)をつくる鍛冶職だったからである。
 いかにも、城下町の蕎麦屋らしいではないか。
   池波正太郎「散歩のとき何か食べたくなって」(新潮文庫)より
 こんな文章を読めば、上田市にやってきて「刀屋」を外すことはできません。どんなガイドブックにも勝ります。21日の昼飯です。

刀屋2

 「もりそば」です。「並」でこの盛りです。隣のテーブルの「大」は、文字通り山を築いていました。

刀屋3

 もうひとつは、人気の「真田そば」です。出汁が味噌仕立てです。

刀屋4

 器に味噌となめこが入って出てきます。ここの別器の鰹のだし汁を入れます。好みでそば出汁も入れて混ぜると、冷や汁(みそ汁)のようです。これでそばを食べます。
 そのそばですが-
 あまり光沢はなく、ちょっとねっとりとした、悪く言えば団子のような感じです。スルスルと喉を流れるというわけではありません。しっかりと咀嚼(そしゃく)していきます。食べても、食べてもそばです。もちろん、きれいにいただきましたが、期待していただけに、ちょっと…という味でした。関東人とは、味覚の構造が違うのでしょうか。

刀屋5

 量もさることながら、価格にもびっくりします。もりの並(優に2人分)で650円です。
 メニューは多いですが、もり、ざる、真田の他を食べている人は見あたりませんでした。

刀屋6

 

刀屋7

刀屋8

 

刀屋9

 刀屋そば店  地図
 0268-22-2948
 〒 386-0012 長野県上田市中央2丁目13-23

長野・軽井沢 「村民食堂」の信州御膳

村民食堂1

 「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティバル」を2日連続で楽しみました。草津温泉の帰りに寄った軽井沢です。中軽井沢で遅めの昼食を食べて、午後3時半に佐久ICから高速に乗りました。関信越-長野-中央-名神と大山崎まで走って、水無瀬の自宅には予定通りの9時に着きました。草津温泉から540キロ。往復1000キロ超の、久しぶりのロングドライブでした。

村民食堂2

 「村民食堂」の「信州御膳」(1800円)です。観光地です。いい値段がついてます。
 野菜の天ぷら、ヒジキ、ナメコそば、具だくさんのみそ汁と食べ応えがあります。

村民食堂3

 サーモンの南蛮漬けです。
 漬け物の野沢菜がおいしいです。

村民食堂4

 「村民食堂」と名乗ってますが、軽井沢町とは関係ありません。

村民食堂5

 広い食堂です。窓の外には、緑が広がります。
 赤ちゃんもいれば、犬もいます。

村民

 ガイドブックに紹介されているので、客の列が続きます。だいぶ待たされました。
 2階では宴会も可能です。近くの軽井沢高原教会で挙式したカップルが、親族とともにやってきました。披露宴をするようです。
 「披露宴は村民食堂」と、招待状に書くのかなと笑ってしまいましたが、さすがに宴会場にはしゃれた名前がついてました。

村民食堂7

 日帰り温泉の「星野温泉 トンボの湯」が隣にあります。
 村民食堂
 0267-44-3571
 〒 389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町星野

青春18きっぷで食べる 姫路・大手前通り 「夢乃蕎麦」の姫路おでん

夢乃蕎麦1

 姫路・みゆき通りを歩いていてもらったパンフレットに「姫路おでん」が紹介されていました。初めて知りました。となれば、さっそく挑戦です。大手前通りの「夢乃蕎麦」で食べた「姫路おでんセット」(400円)です。

夢乃蕎麦2

 「生姜醤油を小皿に入れて、つけて食べる」というのが、姫路おでんのひとつの定義だそうです。

夢乃蕎麦3

 薄味のおでんです。姫路には「関東煮(かんとうだき)」と呼ばれる濃く甘い味付けのおでんもあるそうです。

夢乃蕎麦4

 薬味の数々です。京都・祇園「原了郭」の黒七味もあります。

おでん

 姫路おでんの起源は、それほど古くはありません。おでんを生姜醤油をかける食べ方は古くからあったそうです。それを、2006年に姫路おでん探検隊が「姫路おでん」と命名したそうです。

夢乃蕎麦5

 「夢乃蕎麦」は1階に店舗がある蒲鉾の「ヤマサ」の直営店のようです。おいしい蒲鉾がサービスで出てきました。

夢乃蕎麦6

 メーンは「かまぼこ屋のかき揚げそば」(830円)です。蒲鉾のねりものでタマネギを揚げた、おいしいかき揚げです。

夢乃蕎麦7

 冷たく冷えた蕎麦も、ツルリとのどを通る上出来です。

夢乃蕎麦7

 夢乃蕎麦
 079-225-2277
 〒670-0922 姫路市二階町60 ヤマサ大手町ビル2階

京都・天橋立 「雪舟庵」の日替り定食

雪舟庵1

 天橋立を目の前にする「雪舟庵」です。知人の「お薦め」で昼食にしました。
 数量限定という「日替り定食」です。予約してました。それにしてもすごい。メーンは白身魚のフライです。ニンニクの効いたトマトソースがかかっています。これが1500円の定食とは思えません。

雪舟庵2

 よく冷えた焼きなすびに、身欠きニシンがのってます。
 刺身はスズキです。
 サワラでしょうか。カレー粉がはいったマヨネーズを付けて焼いてあります。
 茶碗蒸しは、豆乳が入って甘いです。
 冷たくてのどごしがよい素麺です。
 炊き込みご飯には白魚がのってます。山椒が味を引き締めます。

すし

 プラス500円の「寿司定食」は、同じ料理で、ご飯がすし5貫に変わります。

雪舟庵3

 目の前にワイドスクリーンのような光景が広がります。

雪舟庵4

雪舟庵5

雪舟庵6

 クルマがなければ、ちょっとたいへんな場所です。一番左がマイ・シトロエンです。
 雪舟庵  地図
 0772-27-1530
 〒629-2233 京都府宮津市溝尻247

京都・和知 道の駅「和」のすしとうどん

和1

 京丹波町から国道27号を走ります。由良川にそった道の駅「和」でいつものように休憩しました。旧和知町(現京丹波町)にあるから「和(なごみ)」です。
 簡単にすまそうと、うどんとパックの寿司にしました。寿司は素人風のつくりで、安いがなによりです。

和2

 シメジの天ぷらです。こりこりとしてます。

和3

 山菜ごはんは薄味です。

和4

 お値段は、うどん350円、寿司500円、山菜ごはん350円、天ぷら150円です。これを2人で食べました。ゆっくりと食事できる休憩スペースもあります。

和5

和6

 地元の農家で作った生産者の名前入り野菜が並んでいます。新鮮で、安く、いつも何かを買ってしまいます。

和7

 窓の下には由良川が流れています。鮎釣りの竿を流している釣り人もいました。

和8

 道の駅「和」

青春18きっぷで食べる 松阪駅弁「元祖特撰牛肉弁当」

松阪駅弁1

 松阪駅弁の「元祖特撰牛肉弁当」(1260円)です。
 名松線の終点からひとつ手前「比津駅」のホームで食べました。

松阪駅弁2

 さすがに柔らかい松阪肉です。ナイフがなくても、箸でポロリと切り離せます。こってりとした味付けですが、肉汁がさすがです。弁当には、酢ゴボウとレンコン、それにポテトがついているくらいですが、肉の美味しさで満足しました。

松阪駅弁3

松阪駅弁4

 だれもいない比津駅です。次の列車がくるまで半時間以上。ベンチを占拠して、のんびりといただきました。

松阪駅弁5

 商売熱心なようで、「あら竹弁当通信」といったちらしまで作っています。

松阪駅弁6

 松阪駅で乗り換えの時間があったので、駅の売店(ココにも売ってました)ではなく、駅から5分ほど歩いた新竹商店の本店まで買いにいきました。
 あら竹

青春18きっぷで食べる 新宮駅弁・さんま鮨

sannma

 紀伊勝浦の駅前で、「さんま鮨」(630円)と缶ビールを買って、帰りの列車に乗りました。
 クーラーの効いた車内で、冷たいビールでやっとひと息です。

さんま鮨2

 さんま鮨は、新宮駅の駅弁でした。ちょっと季節外れなんでしょうが、酢で締めた秋刀魚は、臭みなんて一切なくておいしくいただきました。

青春18きっぷで食べる 紀伊勝浦「めはり寿司二代目」のまぐろ丼

二代目1

 青春18きっぷで、はるばる南紀勝浦までやって来ました。早朝に島本を飛び出し、各停を乗り継いで到着したのは午後1時すぎです。
 ネットで調べていた駅前のまぐろ料理店は、いっぱいです。すぐに、次の店を探しました。那智の滝行きのバス出発まで30分ほどしかありません。
 「めはり寿司二代目」は、空いてました。「まぐろ丼(900円)ってすぐにできるの? じゃ、それちょうだい。生ビールも」

二代目2

 当たり前ですが、おいしいです。あったかいご飯を覆いつくしています。

二代目3

 まぐろを切るおかあさんです。無断撮影でごめんなさい。

二代目4

 めはり寿司が自慢のようです。作っているところも拝見しましたが、賞味できませんでした。残念です。
 めはり寿司二代目  地図
 〒649-5335 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字築地2丁目2-6
 0735-52-1670

青春18きっぷで食べる 名古屋「山本屋総本家」の玉子入煮込うどん

総本家1

 明治村へは、岐阜で乗り換えて高山線の鵜沼まで行き、名鉄で犬山へ。帰りは同じルートではつまらないので、名鉄で名古屋に出ました。JRセントラルタワーズの下を歩いていると、12、13階の食堂街の案内が目につきました。
 さすが名古屋です。この暑いのに「山本屋総本家」をのぞくと、みんなが味噌煮込みを食べています。わたしも見習いました。

総本家2

 「玉子入煮込うどん」(1113円)です。熱々が運ばれてきます。

総本家3

 土鍋の蓋で食べるのが、名古屋流のようです。
 味の方は、想像していたよりマイルド、ちょっと甘いようです。うどんは、芯が残ったようなボソッとした食感です。これが「総本家」の味なんでしょうか?

総本家7

 グラスにプリントされた商標です。

総本家8

 変わった薬味入れです。竹の節の両側が一味と七味です。
 栄にある「総本家本店」(ややこしい!)では、すす竹製で60センチほどもあるのが出てくるそうです。

総本家4

 「山本屋総本家」と、よく似た名前の「山本屋本店」が競っています。わたしが行ったのは総本家のタワーズ店です。

総本家5

 玉子と名古屋コーチンがはいった「親子」だと、結構な値段がします。

総本家6

 山本屋総本家JRセントラルタワーズ店   地図
 052-581-9625
 〒 450-6013 名古屋市中村区名駅1丁目1-4