期待のGPL(Golden Pass Line)の第1区間、B醇・ig線は、LuzernからInterlakenOst(インターラーケンオスト)間です。
けん引するのは、ZB(ZentralBahn=中央鉄道)のHGe101機関車です。
GPLの名の通り、金色の塗色が素敵な列車です。
パノラミック車両です。見晴らしがいいはずです。でもこの雨では・・・。
窓の外には無情にも雨滴が光ります。
期待のGPL(Golden Pass Line)の第1区間、B醇・ig線は、LuzernからInterlakenOst(インターラーケンオスト)間です。
けん引するのは、ZB(ZentralBahn=中央鉄道)のHGe101機関車です。
GPLの名の通り、金色の塗色が素敵な列車です。
パノラミック車両です。見晴らしがいいはずです。でもこの雨では・・・。
窓の外には無情にも雨滴が光ります。
Voralpen Ezpress(フォアアルペン特急)は、ボーデン湖とルツェルン湖を結ぶシーニックルートのひとつです。
これは、ルツェルン駅についた先頭車両です。
Rpmanshorn(ロマンスホルン)-St.Gallen(ザンクト・ガレン)-Rapperswil(ラッパーズヴィル)-Arth-Goldau(アルトゴルダウ)-Luzern(ルツェルン)を3時間ほどで結びます。
St.Gallenの時刻表です。
St.Gllenを出発すると、すぐにジッター川を渡ります。高さ99メートルで、スイス一の高さを誇っています。
もちろん、こんな写真が撮れるわけがありません。Voralpen Ezpress のHPから借用しました。
外は雨です。
「うねるような丘、谷間の村々、アルプスのすばらしい風景をお楽しみください」というパンフレットの文字が白々しい気分です。
やはり、外は雨です。
湖は次々に現れます。青い色をしているはずなんですが・・・。
ゆったりとしたシートです。1等はガラガラです。
途中駅ですれ違った「Voralpen Ezpress」の塗装をしたRe446機関車です。
私たちを押してきたRe446は、こんな塗色に変わってました。
BodenSee(ボーデン湖)の湖畔の町、Bregenz(ブレゲンツ)です。湖上の舞台で演じられる Bregenz Festspiel(ブレゲンツ音楽祭)がなかったら、ここに来ることはなかったでしょう。
「TOSCA」の文字が見えます。
湖上の舞台です。「トスカ」では大きな眼球がデザインされています。バックの壁は、サッカーコートほどの大きさで、これが油圧ポンプで静かに倒れます。
開演は日没後の、なんと午後9時です。日本では考えられません。
開演前に、白ワインを飲んで、体を温めました。
プレッツェルの形をした、大きなパンも食べました。このパンは、ちょうどわたしの前で売り切れてしまいました。前に並んでいたお嬢さんが、上手な日本語で「同じのものが欲しいのですか?」と聞いてくれ、いそがしく立ち回る売り子に「もうないのか」と交渉してくれました。おかげで、別の箱から出てきたパンです。あちこちで親切を感じました。ありがとう。
やっと夕闇が迫ってきました。遊覧船でやってくる観客もいます。
甲子園球場の内野席のような客席です。ずっと上まで人でいっぱいです。
じわり、じわりと寒さも襲ってきます。妻は、「格好なんて気にしてられない」と、山用のレインウエア上下を着込んでます。
周りの客も、毛布を準備したりと、怠りがありませんでした。
興奮のカーテンコールです。カーテンははありませんが、プッチーニの歌劇「トスカ」にすっかり酔った夜でした。
St.Gallen(ザンクト・ガレン=スイス)からBregenz(ブレゲンツ=オーストリア)に到着しました。この日、午前中に行われたBregenz Festspiel(ブレゲンツ音楽祭)のオーケストラ・プログラムに出演した団員が、わたしたちの乗ってきたECに乗り込みます。
ECが出発します。次の駅はLindou(リンダウ=ドイツ)です。
遵ムBB(オーストリア国鉄)の車両が並んでます。
インスブルックまで約2時間、ウィーンまでは8時間もかかります。
St.Margarethen(ザンクト・マルガレーテン)はスイスに東北の隅にあります。ここから5分ほどでオーストリアとの国境です。ここから東の鉄道は遵ムBB(オーストリア国鉄)が運行します。
「国境の町」です。でもそんな雰囲気はまるでしない、ただの田舎町です。
St.Gallennからは、やってきた普通列車に飛び乗りました。雨が降ってきました。
中間集中動力、低床の4車体GTW電車です。
何もないホームです。ひょとしたらパスポートコントロールでもあるかと思ってましたが、まるでなにもありません。
すぐ近くのボーデン湖には、湖岸にサイクリングコースがあるようです。向かいのホームに、リカンベンという、ペダルの位置がちょっと変わった自転車がいます。
St.Margarethen-Bregenz(ブレゲンツ)間は、国境を越えたというのに、往復とも車内検札すらありませんでした。
きれいなままのきっぷです。どういうわけか、左上には「DB(Deutche Bahn=ドイツ国鉄)」のロゴが入ってます。
Z醇вich(チューリッヒ)発、 M醇・chen(ミュンヘン)行きの国際特急「EC(EuroCity)」がやってきました。次の停車駅がBregenzです。
Zürich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)は、国際列車の終始発駅です。ウィーン、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアといろんな国からの列車がやってきます。
わたしが乗るのは9:10発のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)行きのICN(Intercity-Neigezug=特急)です。
10番線から出発します。同じホームでもセクターA、Bとおおまかな停車場所が表示されています。「2等+2等+1等+1等+食堂車+2等」の編成であることがわかります。
ICNは7両固定編成で、スイスでは珍しい電車列車です。
日本では珍しくなった食堂車です。
1等車は、3列座席ですので広々としています。おまけに乗客は多くありません。
Zürich Hauptbahnhof(チューリッヒ中央駅)です。正面には、スイス鉄道の父ともいうべきエッシャーの像が立っています。
予定では、チューリッヒ空港駅から、そのまま最初の目的地、北東部のSt.Gallen(ザンクト・ガレン)に向かうつもりでした。今回の旅では、「スイス・セーバー・フレキシー・パス」というチケットを買いました。使用の最初に「ヴァリデート」という証明が必要です。空港駅の窓口で行いましたが、あっけないほど簡単でした。行き先も聞かれたので、どうしてかなと不思議に思いながら「St.Gallen」と答えると、そこまでのタイムテーブルをプリントアウトして渡してくれました。親切です。
で、時間ができたので、中央駅までやってきました。
中央駅の側面です。でもこちらの方が、線路の行き止まり側になります。ヨーロッパの駅は、多くがターミナル、まさに終点になっています。
駅前には路面電車が発着します。
低床式の新型車もやってきます。
駅から南に延びるBahnhofstra遵me(バーンホフ通り)です。路面電車の軌道式にクルマは入ってきません。緑がいっぱいの静かな通りに、真っ赤なスイス国旗が翻ります。
Golden Pass Line の最後の区間 Zweisimmen(ツヴァイジンメン)-MOntreux(モントルー)間は、MOBがパノラマ車両で運行しています。
見晴らし抜群の、先頭のVIP席を確保しました。右側に写っているのが同行者で、私の席はその横です。
単線区間です。Zweisimmen 行きのGPLとすれ違います。こちらの先頭車はカーブを描いていて格好がいいです。でも車窓の風景は同じはずです。
スイスの原風景のような田舎の町を牧場を縫って、列車は走ります。
2時間も旅はあっという間で、終着のMontreux が近づきました。レマン湖にむかって、ターンを繰り返して下っていきます。
Lauterbrunnen(ラウターブリュンネン)でStaubbach-hall(シュタウプバッハの滝)を見物しました。駅に戻る途中でふり返ると、Wengen(ヴェンゲン)行きの登山電車が出発していきました。
登山電車はアプト式で、中央に歯車のレールがあり、これに車体をひっかけて、急坂を登っていきます。
写真はGrindelwald(グリンデルワルト)の終点です。
「スイス2007夏」のメーン、ブレゲンツ音楽祭を楽しみました。
プッチーニの歌劇「トスカ」が演じられる舞台です。ネットでは何度も見てましたが、やっとその現物と対面しました。
驚きと感動の連続でした。ゾクゾクとするような2時間でした。
ボーデン湖上に浮かぶ舞台です。午後9時から始まります。写真はその直前です。天気はもちました。でも寒かったです。女房は、フリースに山用のレイウンウエア上下を着て見てました。