コロナ対策 「シールド・スクリーン」をつくる

 ピアノ・レッスンのための「シールド・スクリーン」を作ってほしいと頼まれました。
 新型コロナ・ウイルスのため、奥さまのピアノ教室はzoomによるリモート・レッスンが続いています。そろそろ再開を模索する動きも出てきました。その対策として、教師と生徒との間にシールド・スクリーンを設置しました。
 ピアノの生徒と、手前の椅子の距離は2メートルほど離れているうえに、このスクリーンで飛沫を浴びることも少なくなるでしょう。

 近くのホームセンターで細い角材と透明シートなんかを買ってきました。合わせて2800円ほどでした。
 まずは窓枠のようなものをつくりました。10cm角の合板を半分に切った三角形の補強材に、角材をボンドで接着しました。 

 百均出身の白色ペイントを塗って格好をつけました。
 2枚の枠で透明シートをはさみ、木ネジで固定しました。

 枠を自立させることも考えましたが、面倒なうえ、いずれ長期間使用するものでもないだろうと、小さな脚立にひもで縛り付けるという安易な方法にしました。
 それにしても脚立が2つも。ひとつはzoomのためのノートパソコンが載っています。殺風景なことです。

コントロール・アンプ Toshiba12BH7Aに交換する

 メーンアンプの2A3に続いて、コントロールアンプの真空管も交換しました。
 CDやLPなどのソースを選択、音量を調節するためのアンプです。高音や低音の出方を調節するトーンコントロール機能はついていません。
 12BH7Aという真空管が各チャンネル1本、使われています。
 左の2本が、これまで長く使ってきたJJ-Electronic(スロバキア)製ECC99(12BH7A互換球)です。右の2本は、ELECTRO-HARMONIX(ロシア)製の12BH7AEHです。

 今回、ヤフオクで入手したのは東芝製の12BH7Aです。かつてはテレビでよく使われていました。
 箱に書かれた当時の定価は700円です。1本は、未開封の新品でした。

 3本を見比べて、身体検査をしてみました。
 まずは太さ。JJとELE-HAMOは直径が22mmありますが、東芝は20mmで細身です。

 身長は、JJがノッポです。ELE-HAMOはずんぐりむっくりです。

 東芝製に差し替えました。

 さっそくの音出しです。
 コントロールアンプの球1本くらいで、それほど音が変わるとは思っていませんでした。それが、変わりました。
 中高音の響きがまろやかになったという印象です。元気がなくなったとも言えます。
 バッハのオルガンの調べも、心地よくなりました。しばらくは、この状態で聞いてみます。

 【追記】
 朝からLPを聴きました。ヴァイオリンが響かずにガックリ!! ELE-HAMOに差し替えました。ネットラジオをBGMに聞いているのならよかったのですがね。

メーンアンプの真空管交換 PSVANE(貴族之声)2A3C

 さあ、ベルリンフィルのデジタル・コンサートホールを聴くぞ! 6日午後8時(日本時間7日午前2時)から、ベルリンフィル8重奏団のライブ配信があります。準備万端です。
 そのためというわけではありませんが、懸案だったオーディオ・システムのうちのメーンアンプの真空管を取り換えました。
 終段は2A3という真空管を、PP(プッシュ・プル)という動作で、片チャンネルで2本使っています。これまでのSOVTEK(ロシア)製のものは、使い始めて10年近くなり、そろそろ寿命かという症状がでてきました。真空管は、今では日本や欧米ではほとんど生産されていません。ところが、中国では一部の人気真空管が、今も作られています。
 交換したのは、ヤフオクで手に入れた未使用品です。

 PSVANE(プスバン、中国語では「貴族之声」)というメーカーで作られた「2A3C」です。

 外見を見る限りは、しっかりと作られています。

 「クワッドペア」という、4本の特性がそろったものをゲットしました。
 白い箱に入っています。説明書の類はありませんが、内部のクッション材もしっかりとしたものでした。

 これまでの2A3と比べると、ひと回り大きいです。オーディオマニアにとっては究極の真空管である300Bとよく似た格好をしています。しかし、電気特性は2A3です。

 beforeの画像です。退役していただいたSOVTEKの2A3も、大事に保管しておきます。

 このメーンアンプの前段(ドライバー)は、ECC802S(TELEFUNKEN製、12AU7互換)-ECC99(JJ製、12BH7互換)です。

 真空管を取り換えたため、内部のバイアスを調整しました。

 夜になって部屋の灯りを消しました。ほのかな光が、なごみの音の空間を演出してくれます。

ベルリン・フィルのモーツァルト「クラリネット五重奏曲」をわが家で

 ベルリン・フィル八重奏団の今月末の演奏会(京都・バロックザール)を奥さまは楽しみにしていました。もちろん、わたしも聴きたかったのですが、そのころはポルトガルに巡礼に行っていると、チケットは取っていませんでした。どちらもパーとなりました。
 ベルリン・フィルはファンの気持ちを察してくれました。ベルリン・フィルハーモニーで無観客の演奏を録画して、デジタル・コンサートホールでネット中継してくれました。モーツァルトの「クラリネット五重奏曲」が、わが家のオーディオから流れ、画像はテレビに映し出されました。
 ヴェンツェル・フックスのとろけるような音色のクラリネットに吸い込まれました。バイオリンの樫本大進も素晴らしい。

 ライブは10日の午前2時(現地時間9日午後8時)からでした。さすがにこの時間まで起きている根性はありませんでした。それが、早くも同じ日の午後8時から再放送(?)されました。夕食は早く済ませて、待機しました。
 わが家のテレビは古いので、ネット画像を見ることはできません。そのため、AMAZONのFireTVというのをつけています。奥さまはNetFlexの「Suits」を愛聴しています。
 音声は、オール管球のシステムを通って「TANNOY 3LZ」から出てきます。デジタル・コンサートホールの月額料金を払ったので、またしばらくはわが家でベルリンの音を楽しみます。
 叶うことなら4回目のベルリン・フィル、そして3回目のカミーノを実現したいものです。
 

茨木 「THE FOREST OF ARTS M’s CAFE」でお茶をする

 茨木の北部。隠れキリシタンの里の千提寺(せんだいじ)にある「THE FOREST OF ARTS M’s CAFE」まで、ちょっとドライブしました。新名神の千提寺ICを降りてすぐですので、わが家から30分もかかりませんでした。
 ログハウスのゆったりとした空間には、静かなジャズが流れています。
 おいしいコーヒーとワッフルをいただきました。

 ワッフルにかかった冷たいアイスクリームが、いい香りです。

 片隅の薪ストーブが心地よい暖かさに包んでくれます。

 炎って、見ているだけで心が穏やかになります。

 鏡に反射した室内です。
 こんな山の中ですのに、客は私たちと同じ男女が3組と男性1人。常連さんが多いようです。
 2月の初めにキリシタン自然歩道を歩いたとき、たまたまここの前を通りかかり、奥さまと話す機会がありました。

 土日のみ営業のカフェです。

 夏は、小道を隔てた古民家の方での営業となります。
 庭には、手作りのピザ釜があります。今日は、ピザの注文のために、釜に火がはいってました。

 茅葺の古民家です。
 広い内部がリノベーションされてワンフロア―になっています。ライブでもできそうなスペースです。

 THE FOREST OF ARTS M’s CAFE
 072-649-4308
 茨木市千提寺249

神戸・新開地 「グリル一平」のCセットとゴッホ展

 兵庫県立美術館で開かれている「ゴッホ展」を見に行きました。
 昼飯は、奥さまがテレビで見た「あのオムライスを食べたい」ということで、車を走らせて新開地の「グリル一平新開地本店」でいただきました。
 昼営業オーダーストップの寸前に滑り込み、「オムライス」(850円)と「Cセット」(2200円)を頼みました。
 エビとホタテ、白身魚のフライにポークチャップの豪華版です。洋食屋のランチにお決まりのロースハムがついているのもご愛敬です。
 ポークもフライも、どれも平均点にうまいです。庶民の町の洋食屋さんそのものの、安心して食べられる味でした。

 濃厚味のポタージュスープがついています。

 こちらが定番のオムライスです。
 最近、増えてきたフワフワ玉子ではなく、薄焼きの玉子が覆ってます。

 真っ赤なケチャップではなく、デミグラソースがかかっています。

 カウンターの上には、知ったタレントの写真と色紙が並んでいます。

 店を出たときは、「仕込みのため5時から営業」のお知らせが。
 三宮や元町にも店はあります。最初は南京町近くの元町店に行きましたが、近くのコインパーキングは30分300円。これはダメと新開地に転進したら、30分100円でした。

 グリル一平 新開地本店
 078-575-2073
 神戸市兵庫区新開地2-5-5 リオ神戸 2F

 今朝の「日曜美術館」(NHK-Eテレ)は、ゴッホ展でした。その説明で見どころを押さえて出かけました。チケット(主催・産経新聞社など)が1枚あったので、わたしはシニア割引を購入しました。半額でした。

 コロナも騒いでることだしと、タカをくくって出かけると、予想外の大混雑でした。
 ゴッホの作風が、時代とともに変化していくのがよくわかる展示でした。ただ、ゴッホを代表するような自画像やヒマワリといった作品はなく、ちょっとさみしいでした。
 アムステルダムのゴッホ美術館は、2回も前を歩いておきながら、入ったことがありません。残念なことをしたものです。

ミモザのスワッグとお雛さま

 ミモザの黄色い花がわが家に早春の訪れを告げてくれます。壁のスワッグが変わっていました。
 

 もうひとつ。玄関ドアにかかっているスワッグです。赤い実とのコントラストが鮮やかです。

 お内裏さまは、京風に男雛が右です。

 初めてウィーンを訪れた15年ほど前に土産にしたクリムトの「接吻」と、ベルンで買ったスイス国鉄公認の「MONDAINE」の時計が並んでいます。

わが家の胡蝶蘭 2020 その2

 わが家の胡蝶蘭が開花して1週間。3つの株に4つの花が咲きました。

 ハードオフで買ってきた中古LPを聴きながらの撮影です。
 アルビノーニの「2つのトランペットのための協奏曲」。モーリス・アンドレのトランペットが冴えわたります。

歩いて昼飯:食 京都・衣笠 「ムジーク」と「無限洞」

 「歩いて昼飯」のその1のターゲットとしたのが、一度、訪ねたいと思っていいた京都・衣笠の音楽喫茶「ムジーク」です。
 正面の大型スピーカと向き合うように座ります。「カフェオレ」(450円)を頼むと、パンケーキもついてきました。

 憧れのTANNOY(タンノイ)の、それもWestminster GRF Memory HW です。堂々としています。
 そこから出てくる音はー。CDからヴァイオリンが流れていました。それほどボリュームは大きくありません。それなのに、なんという弦の高音でしょう。ピーンと張りつめています。
 次のCDは、バリトンでした。まぎれもなく人の声が朗々と聞こえました。

 TANNOYを駆動しているのが、UESUGIのモノ・パワーアンプ、「U・BROS-11」です。EL34(6CA7)のパラ・プッシュです。余裕の出力なんでしょう。

 プリアンプとCDレコーダーは、ともにLUXMANです。

 わたしの部屋にも、末弟のTANNOY ⅢLZがいますが、あまりの違いに呆然です。

 昔の京都には、大好きだった高瀬川沿いの「みゅーず」や、高野悦子の「二十歳の原点」にも登場する荒神口の「しあんくれーる」とか、あちこちに音楽喫茶がありました。それが今では、ネット検索してもひっかかるのは私が高校生時代に初めて入った出町柳の「柳月堂」とここくらいです。

 ネット情報では、ランチもあるようでしたが、きょうは午後1時からの喫茶のみの営業でした。

 ムジーク
 075-464-9931
 京都市北区小松原北町30-5

 昼飯を食べたのは。「ムジーク」から北へ10メートルほどにある「(むげんどう)」です。
 「おろしハンバーグ定食」(並、700円)です。ミニもあります。

 ポン酢をかけていただきます。そのデカいこと。ご飯も大盛りで、ちょっと残してしまいました。
 なるほどボリュームともども「学食価格」です。すぐ近くが立命大衣笠キャンパスです。

 こちらも、アップライトピアノの上の古いPanasonicのスピーカーが、渋いジャッズを流していました。

 ログハウスのうような素敵な外観です。

 無限洞
 075-463-1746
 京都市北区小松原北町30-1

歩いて昼飯:歩 静かな京都~嵐電を歩く

 「歩いて昼飯」というカテゴリーをつくりました。文字通り、歩いて昼飯を食べに行った記録です。
 アスレチック・ジムのベルトの上を汗をかきかき歩いているのもいいですが、同じ歩くなら外に出ようというわけです。10キロほどは歩いて、おいしい昼飯もいただく計画です。
 その1は、京都・衣笠にある音楽喫茶「ムジーク」でクラシックを聴きながらランチをと、歩行距離を考えて阪急・嵐山からスタートしました。
 いざ、歩き始めると、ずっと横を走る嵐電(京福電鉄)のことばかりが気になって、いつの間にか「鉄ちゃんになる」になってました。
 嵐山本線と北野線が分岐する「帷子ノ辻」です。難読駅名です。嵐電で最もポピュラーなモボ611、621型ですが、3両が並びました。左端は本線を四条大宮に向けて発車したところです。右の2両は、北野線の白梅町行きです。 

 「嵐電嵐山」です。いつも観光客で大混雑しています。それが、ホームの向こうの足湯まで、人影がありません。
 ヒマそうにしていた人力車のニイちゃんは「2月はこんなもんです」と話してましたが、それにしてもチャイニーズはもとより、日本人もいません。「人影が消えたというニュースで、かえって見に来る人もいますよ」。はい、わたしがそれです。

 「車折神社」です。鳥居の前を通りぬける嵐電を、園児が見送ります。わたしの孫を見ているようです。

 「鳴滝」を過ぎると、桜並木の下を走ります。まだ開花には早いです。

 駅名は「〇〇」と括りましたが、読めますか?

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