ムジーク・フェライン(楽友協会)の大ホールです。「今年一番の寒さ」とウィーンで暮らす知人も話す夜でした。でもここは熱気に包まれました。
鳴り止まない拍手とスタンディングに応えるマルタ・アルゲリッチ(ビアノ)、ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)、ミッシャ・マイスキー(チェロ)のトリオです。
メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲が終わって、拍手に包まれたムジーク・フェラインです。戻ってきたアルゲリッチらがアンコールに応えてくれました。
それにしもすごい演奏でした。縦横無尽のアルゲリッチに、ヤンセンのヴァイオリンが互角に渡り合っていました。
プログラムはチャイコフスキーの「ある芸術家の思い出のために」が予定されていました。それが聴きたくてウィーンに行ったくらいです。アルゲリッチあるある!で曲目変更となったのがちょっと残念でしたが、十分に楽しみました。
新年には恒例のニューイヤー・コンサートが開かれる金ピカの大ホールです。
休憩には、白ワイン片手にご満悦です。
ウィーン放送交響楽団でアカデミー生としてヴァイオリンを弾くちかちゃんと再会しました。
カールス教会が夜空に浮かび上がっています。教会前の広場ではクリスマス・マーケットも開かれていました。
不夜城のようなホテル・インペリアルです。指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンの定宿でした。
わたしたちはここからトラムで懐具合相応のホテルに戻りました。