またまた 管球式EQアンプの製作 その後

 またまた作った管球式EQアンプは、それなりの音でモーツァルトのディベルティメントK136を奏でてくれました。それでも他のLPを聴き込んでいくと高音の伸びが鋭すぎて耳の突き刺さるようでした。さて、どうしたものか?
 ものは試しとAIに聞いてみると、ひとつの解決策を教えてくれました。以下の記述は趣味の世界の記録ですので、読み飛ばしてください。
 LPプレーヤのカートリッジ(針)の出力は微弱なので、MCトランスで昇圧して、製作したマランツ#7の回路をコピーしたEQアンプに入力されます。AIが教えてくれたのは、MCトランスの細工でした。
 MCトランスは2個あります。手前はDENON AU-300LCという廉価版のトランスを取り外してアルミケースに収容しています。音は平均的です。

 こちらはタムラのTBS-1をMCトランスとして使用しています。
 タムラ製作所は、100年以上の歴史をもつ電子部品メーカーです。そのトランス類は、オーディオ愛好家の間で高評価を得ています。
 このトランスは「73/02」と半世紀前に造られています。

 ケースの内部です。左側が入力、右が出力です。ステレオですから左右2回路あります。

 AIのGEMINIは、トランスの2次(出力)側に抵抗を並列接続すると、高音の響き方を調整できることを教えてくれました。親切にも、抵抗値まで。
 難しい計算式は省略して、30KΩから100KΩほどの抵抗となります。

 小さな抵抗のストック箱から、適当な抵抗値のものをピンセットでつまんで探しました。老眼の目には、小さな数字を読むのがたいへんです。

 最初は76KΩで試しました。大きな効果を実感することができて、気分よくカット・アンド・トライを繰り返しました。
 次は56KΩにしてみると、中低音が暴れるような音になりました。
 最初の76KΩに24KΩを追加してみると、線が細くなりすぎて、低音もダメでした。
 76と56の中間ということで67KΩにしてみると、これまででは一番バランスがとれた音を出してくれました、

 67KΩというドンピシャ値の抵抗はありません。24+43=67と33+33=66というシリーズ接続となりました。左右は同一値が望ましいですが、1KΩのくらいの誤差は、わたしの耳では感じるはずがありません。

 わたしの耳の基準となっているモーツァルトのディベルティメントK136を聴きました。OKでした。
 次は難関のチャイコフスキーの弦楽セレナーデです。これまでは弦の音が暴れまくって聴いておれずに、途中で針を上げてしまうことが多かったです。それが最後まで一気でした。
 小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラのテーマソング!のような大好きな音楽です。ネビル・マリナー指揮、イギリス室内交響楽団の愛聴盤LPを順に聴きました。

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