Wien Mitte VAPIANOでピザとパスタ

 VAPIANOはドイツ発のイタリアン・レストラン・チェーンです。ヨーロッパのあちこちに進出しています。ドイツのライプチッヒで食べたことがありました。
 そんな店ですから、安心して昼飯に入りました。ミッテ(Mitte)という大きな乗り換え駅のショッピングセンターにありました。
 ピザは一番あっさりとしたマルガリータです。注文してから焼いてくれます。テーブルで待っていると、発信機がピーと仕上がりを教えてくれます。ニッポンでもフードコートで見かけるあれです。
 薄めの地がカリッと焼けてました。タバスコはテーブルにはありませんでしたが、不要でした、

 ビールは、別の飲みものコーナーでゲットしました。
 右端が呼び出し発信機。その左が精算カードです。入店すると、すぐに渡されます。窓口で料理などを注文すると、そのカードに記録してくれます。食事後は精算カウンターでカードを出すと、料金を計算してくれるシステムです。

 奥さまは、ポモドーロ・モッツレラです。
 コックとの対面カウンターで「タカノツメはどうする? ニンニクは、チーズは」といちいち聞かれたそうです。それだけ客の口にあった料理を提供してくれるというわけです。

 こちらはこってりとしてますが、平均的に合格のお味でした。

 料理ごとにカウンターが違って、注文を聞いてから料理してくれます。

 メニューの写真を撮り忘れたので、HPから拾ってきました。

 ウィーン・ミッテにやって来たのは、ほかの理由がありました。パソコンで使うLANケーブルが欲しかったのです。
 わたしが持っていったノートパソコンは、無線WiFiが不調で、すぐにインターネット接続が切れてしまいました。部屋には有線LANのジャックがあったので、そちらで試してみたくなったのです。

 ウィーンで暮らすヴァイオリニストのお嬢さんに聞きました。「日本のヨドバシカメラみたいなところ」と教えられたのが、この店でした。
 こんなことでもなければ、ウィーンにやって来てまで家電量販店をのぞくこともないので、楽しかったです。
 結果は、LANもつながらず、このケーブルは不要となりました。同じノートパソコンが、帰国後のわたしの部屋では問題なく使えています。ホテルのWiFiとの相性(?)に問題があったようです。
 

京都・伏見 鳥せいの焼きとり定食

 昼飯に向かったそば屋には車が止められませんでした。そのまま走り抜けると、そこは鳥せい本店でした。広い駐車場が空いてました。
 定番の「焼きとり定食」(880円)です。タレの串4本です。塩も選べます。焼きたてがたまりません。さすがの味です。
 伏見の銘酒、山本本家の生酒「たれ口」をグイッとやりたいところですが、車を運転していたのでガマンです。

 みそ汁をプラス100円でかす汁にアップグレードしてもらいました。山本本家直営の居酒屋ですから、酒の粕もたっぷりはいった濃厚な味です。

 奥さまの「とりめし定食」(880円)も、から揚げ3個など充実しています。

 セルフながら飲み物までついています。いつも流行っているはずです。

 天井の高い酒蔵が店舗になっています。

 鳥せい 本店
 050-5868-4951
 京都市伏見区上油掛町186

わが家の メリー・クリスマス 2023

 ウィーン土産のクリスマス・オーナメントに、手づくりのサンタクロース、ツリーを加えて「わが家の メリー・クリスマス 2023」ができあがりました。
 スワロフスキーの星は、光の具合を調整して輝かせました。

 実際のリビングは、こんな具合です。

 知人にいただいたロイヤル・コペンハーゲンです。

 クリスマスカードは、ウィーンのカールス・プラッツ駅に降り立ったサンタクロースです。

 玄関はシンプルに飾りました。

 ドレスデン土産のクリスマス・ピラミッドは、わが家にやってきて11年目です。

「ドイツ騎士団修道会のゲストハウス」で過ごす

 窓の外はシュテファン大聖堂でした。急こう配の屋根に雪が残っています。
 高さ136.7メートルの南塔がそびえます。なんと1359年に65年がかりで完成しました。

 雪が消えた大聖堂の屋根は、10色のタイルで彩だれたモザイクが鮮やかです。
 南東のこの屋根には、ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が描かれています。

 別の夜に通りから見上げました。

 シュテファン大聖堂で5日午前零時から演奏されたモーッアルトのレクイエムを楽しみました。
 とにかく近くてリーズナブルな宿として、いつも使っているBookin.comでたまたま予約したのが Gästehaus Deutscher Orden Wien でした。それほど由緒あるところとは、知りませんでした。
 部屋にはいる壁には、ベラスケスの描いたマルガリーテ王女が飾られていました。大好きな絵画です。美術史美術館で再会しました。

 質素な部屋ですが、ゆったりとしていました。
 最上階(6階)にあり、天井の傾斜にあわせた窓があります。

 ここでもリクエストでバスタブつきです。小型冷蔵庫と湯沸かしポットくらいがあれば最高でした。
 チェックイン時に鍵束を預かり、深夜でもその鍵で出入り自由。ほとんど他の宿泊者と出会うことはありませんでした。

 窓の外には、前夜来の雪が残ってました。

 翌朝は、またもや雪が降り積もっていました。

 屋根が真っ白になってました。

 廊下の窓にクリスマス・オーナメントが飾られていました。

 中庭を見下ろしました。

 ゲストハウスがあるドイツ騎士団修道会の館はジンガー通りに面してます。建物内に教会もあり、その塔がそびえています。時間になると、鐘の音が響きました。
 筋向かいにある看板だけがのぞいている「BILLA」は、お世話になったスーパーマーケットです。

 ドイツ騎士団修道会は、ローマ・カトリック教会の公認する騎士団で、12世紀に結成されました。十字軍でも活躍しました。現在は、ここに本部が置かれています。

 教会の扉です。毎日9時からミサが行われていました。

 当時25歳だったモーツァルトは、1781年の3月16日から5月2日までここに滞在しました。この期間に、それまで仕えたザルツブルク大司教と決別して、ウィーンで音楽家として独立する決断をしました。

 モーツァルトのコンサートの案内看板です。コンサートの受け付けが行われているのにも遭遇していました。
 館の2階にウィーン最古といわれるホール、サラ・テレーナがあります。モーツァルトもここで演奏したことがあるそうです。
 これを知ったのは帰国後です。そんなことなら「いずれチンドン屋楽団だろう!」とバカにしないで、一夜を楽しんでおくべきでした。

 中庭に通じているドアです。

 中庭から見上げるシュテファン大聖堂の尖塔です。

 中庭の奥の方から館を抜けると、もう一つ中庭がありました。見たような記憶があると思ったら、カフェのハース・アンド・ハースの入口でした。

 黄色いローズが雪をかぶって凍っていました。

 中庭を抜けて左に歩いた先にモーツァルト・ハウスがありました。「フィガロの結婚」を書いた住居です。わたしが初めてウィーンを訪れたときにはフィガロ・ハウスと呼ばれていました。

 ハース・アンド・ハースの横の通路を抜けると、大聖堂の裏手に出ました。

 この花屋さんは、いつもきれいでした。クリスマス・リースが山積みされていて、ひとつ買って帰りたかったです。

 グーグルの航空地図で位置関係を確認しました。
 右下の黄色丸印が、宿泊した部屋です。矢印が大聖堂の方向です。
 

島本 山崎ウラロジ食堂のサービス定食

 12月とは思えない暖かな日が続きます。ダウンコートなしで散歩しました。
 西国街道を東に歩き、山崎のあたりです。山崎ウラロジ食堂の前の民家がなくなり、裏路地感が消失してます。それはともかく、昼飯は「本日のウラロジサービス定食」(1000円)です。
 チーズハンバーグ、コロッケ、豚と春雨炒めがワンプレートになっています。ハンバーグはチーズがトロリとしたソースをかぶっています。
 ご飯は大、中、小と選べて中ですが、食べ応えがありました。

 飲み物もセットで、ホットコーヒーです。

 窓の上をJR京都線が走っています。貨物列車が来ると、ゴトリと揺れます。その向こうはサントリー山崎蒸溜所です。

 地元・島本町のキャラクター、みづまろくんにちなむ物価高対策商品券で支払いました。

 通路の両方にあった民家がなくなりました。すっきりとしています。
 「家が建ったら、また路地裏になりますよ」と店のおっちゃんは話してました。

 山崎ウラロジ食堂
 075-961-1177
 大阪府三島郡島本町山崎3-5-7

 サントリー山崎蒸溜所につながる踏切です。「撮り鉄」に人気のサントリーカーブの近くで、通過する「特急はるか」を撮影しました。

カフェ巡り カフェ・レオポルドの日本風エビカレー

 「カフェ・レオポルド」で昼飯にしました。カフェと名乗ってますので「カフェ巡り」としましたが、いささか趣きが異なります。いうなれば学生食堂。アジア無国籍料理の店でした。
 ミュージアムクォーターという複合アートエリアにあるレオポルド美術館の2階にあります。
 わたしが頼んだんは「日本風エビカレー」です。まぎれもなく、辛さ控えめの日本のバーモントカレーか何かのお味でした。エビフライが4匹も泳いでいて、満足しました。

 白飯も必須です。真ん丸にてんこ盛り。ゴマが振られていました。

 奥さまが頼んだのは、要するに豆腐丼です。揚げ出し豆腐よりもっと堅く揚げた豆腐がどっさり。野菜も満載で、「なかなかご飯に到達しなかった」そうです。
 ひと口、もらいましたが、つけ醤油がやたら甘かったです。

 外は寒いですが、どこも室内は温かいです。ビールがうまいです。

 ゆっくりとお茶を楽しむというより、食事をしている客が多かったです。ざわついていて、落ち着いたムードはありませんでした。

 美術館とつながってますが、横の階段を上れば外部からも直接、入店できます。

 レオポルド美術館は、エゴン・シーレやクリムト、ココシュカらウィーン世紀末を代表する作家の作品が多いです。

 中庭に立つ柱は何なんでしょうか。クリスマスツリーを抽象しているのでしょうか。

わたしの手づくりウィーン土産

 ウィーンのシュテファン大聖堂で、モーッアルトが亡くなった同じ日の同じ時間(12月5日未明)に「レクイエム」(死者のためのミサ曲」が演奏されました。
 指揮はピアニストの反田恭平でした。これが聴きたくて、はるかウィーンにまで追っかけをしました。
 ラッキーなことに、大聖堂で行われたリハーサルに立ち会うことができました。一部は動画に記録しました。ブログ「『どたぐつ』をはいて・・・」にアップしてますが、それをDVDにして保存することにしました。
 知人にもお土産として聴いてもらおうと、10数枚も焼きました。

 ジャケットは、反田くんのリハーサル写真をフューチャーしています。

 プログラムは2€でした。黄昏のシュテファン大聖堂がデザインされています。

シェーンブルン宮殿のクリスマス・マーケット

 ウィーンが誇る世界遺産、シェーンブルン宮殿にも行きました。
 観光客が必ずといってよいほど訪れるスポットです。この日もにぎわっていました。

 ここでもプンシュは外せません。

 スノーグローブはウィーンで生まれたそうです。日本ではスノードームと呼ばれ、ひっくり返すと球体の中に雪が降り、メルヘンの世界が出現します。
 2人の孫へのみやげにしました。

 どのお店も、売っている人の顔が見えます。
 他のクリスマス・マーケットと比べて、手作り感のある商品が多い気がしました。

 宮殿内には動物園もあります。
 チケットはちょっと高かったですが、動物園内にあるシシーが愛したカフェ、カイザー・パビリオンに行きたくて入園しました。
 この寒さでは、動物たちが雪の上を散歩しているはずがありません。

 人気のパンダが飼われています。これは看板です。

 パンダはぬくぬくとした飼育舎内でお昼寝中です。

 せめってこっちを向いて眠ってよとは、余計なお世話です。

 マングースが、あちこちの穴から顔をのぞかせます。もぐらたたきのようで、叩いてみたくなります。

 道に沿った木は、高さをそろえ、平面に刈られています。

 マリア・テレジア・イエローの静かな宮殿です。

 小高い丘にグロリエッテが霞みます。
 暑い夏の日に、汗をかきかき歩いた思い出がありますが、この日は人影もまばらでした。

アパートホテル アダージョでの食料事情

 ウィーンでの前半の4泊は「アパートホテル アダージョ」に泊まりました。名前のごとく長期滞在者向けのホテルで、部屋にキッチンがあります。前回の旅でも1週間ほど滞在して快適だったので、またこちらとなりました。
 朝食は別料金で、いい値がします。というわけで、ケチケチ自炊が前提です。
 玉子を焼き、パンを温め、もってきた紅茶でいただきます。

 近くのスーパーで買ってきた野菜もあります。

 ワインのアテはどん兵衛です。これはスーツケースに詰めてきました。

 トースターはないので、フライパンで焼いたパンは焦げてます。

 簡単な夕食には、「サトウのごはん」でおにぎりです。

 ふりかけがおいしいです。

 スーパーで買ってきた巻きずしもいただきました。アボカドとサーモンです。

 それなりのお味です。

 チェックイン直後に部屋をチェックしました。キッチンには食器や鍋などがひと通りそろっています。
 「バスタブ付き」はリクエストです。日本人です。これがなくては落ち着きません。

 リンク沿いのトラム停留所の前にあります。右側のクリーム色です。2階(日本風では3階)の角に近い部屋でした。