自分でつくる 貧乏人のパスタ

 イタリアではポピュラーな「スパゲッティ・ポヴェレッロ」は、日本語にすると「貧乏人のパスタ」となるようです。
 目玉焼きにしているとはいえ、黄身がトロリとしているところは、まるで玉子かけご飯のパスタ版ですね。
 TKG大好き人間には、たまらないお味です。

 最後に黒コショウを振るのを忘れてました。それでも気づかないままに、ペロリといただきました。

 ニンニクの香りを移したオリーブオイルの上で目玉焼きをつくりました。ひとつはトッピング用に取り置き、もうひとつは裏返してよく焼き、フライパンの上でこまかくしました。パスタの茹で汁をかければソースの完成です。

 刻んだのはニンニクと、ベランダから摘まんできたイタリアンパセリです。
 パルミジャーノ・レジャーノを仕上げ段階でたっぷりと混ぜ込んでいます。
 たまご2個とチーズ。どこが貧乏人なのか、ちょっと疑問です。

AURATONE その3 塗装で完成

 ヤフオクで落札したモニター・スピーカー、AURATONE(オーラトーン)5C Super Sound Cubeは、突板を張った上から塗装仕上げしました。
 塗ったのは亜麻仁油を主成分としたワトコオイルです。しみ込ませたという方が正確でしょうか。
 刷毛で塗ったら、すぐにぼろ布で拭きとります。これで刷毛ムラはできません。ペンキやラッカーと比べると、ずっと簡単です。

 エボニーという比較的濃い色を塗るつもりでした。ところがフタが完全に閉まっていなかったようで、乾燥して固まってました。
 小さい缶入りはミディアムウォルナットという薄い色です。こちらを使いました。
 10分ほどの簡単な作業でした。

 ひと晩、乾かしたあと、オイルフィニッシュしました。
 使ったのは独リボス社のビボスオイルです。オーク製のダイニングテーブルの艶を維持するために、時々塗ってます。

 こちらの作業も5分ほどで終わりました。

 自室のテレビの脇にセットしました。落ち着いたいい色になりました。
 こうなるとテレビの音声も、このスピーカーから出したくなります。オーディオの配線をして、切り替えて使えるようにしましょう。

AURATONE その2 突板で化粧直し

 ヤフオクで落札したモニター・スピーカー、AURATONE(オーラトーン)5C Super Sound Cubeは、木目をプリントしたビニールシートで覆われています。この安っぽいシートをはがして銘木の突板に張り替えるのは、当初からの計画でした。
 塗装はまだですが、ずいぶんときれいになったと自己満足です。 

 ビニールシートは簡単にはがすことができました。
 シートの下は、予想通りにMDF(中質繊維板)の箱でした。

 突板は、ホンモノの木を、薄く裂いてシート状にしたものです。
 300Bアンプのサイドパネルをつくるときにネット購入したのが、たくさん残っていました。
 材質は、オークだったかローズウッドだったか忘れてしまいました。

 厚さは0.5mmほどで、カッターナイフで簡単に切ることができます。

 木工ボンドで接着します。

 ボンドを一面に塗り、シートを重ねます。
 アイロンの高熱でボンドの硬化を早めます。
 スピーカーが収まる穴の部分は、カッターナイフで開けます。

 側面は、少し大きめのシートを張り、乾いたところでははみ出した部分をカッターナイフで切り捨てます。
 縁の部分も全部、張りました。

 
 朝から、サンドペーパーで磨きました。汗がプルプルとしたたる作業でした。
 ほぼ思うように仕上がりました。

自分でつくる 赤黄緑、パプリカのパスタ

 赤黄緑と信号のような3色のパプリカでペペロンチーノにしました。
 タマネギも入れたので、甘みも広がります。つくり慣れた安定の味です。

 京都・伏見のじねんと市場で買っていたかわいいパプリカです。緑も欠かせないので、ピーマンを追加しました。

 久しぶりに良い天気です。エアコンを効かせた部屋でいただきました。

AURATONE その1 サランネットを外す

 AURATONE(オーラトーン)5C Super Sound Cube という小型スピーカーをヤフオクで落札しました。
 1970~80年代のレコーディング・スタジオに必ずといっていいほど置かれていたモニター・スピーカーです。
 根強い人気があり、中古でもそこそこの値がついています。このスピーカーは、サランネットの辺りがオリジナルではなさそうなのが不人気だったのか、競り合う相手はなく一発落札でした。

 米・カリフォルニアで生産されています。JBLやアルティックと同じウェストコーストの音がするはずです。
 正規輸入品であるラベルも張られています。

 さっそく音出しをしました。パソコンの音源を中華デジタルアンプから出しました。
 いい音です、と絶賛したいところです。ところが低音はまるで出ません。高音もあまり伸びてません。米国で、カーラジオから出る音を再現するために作られてものだと知れば、納得です。
 でも、中音ははっとするほど美しいです。なかでも人の声が。

 サランネットの枠は、ヒノキ角材を張り付けたような感じです。
 思い切ってカッターナイフで切込みを入れてはがしてみました。
 予想的中で、前オーナーが細工していたようです。

 オリジナルのバッフルが現れました。
 シリアル(製造番号)は、ちょっと離れていますが、これくらいならペアといえるでしょう。

 エッジも予想以上にしっかりとしています。

 スピーカー・ユニットには大きなマグネットがついています。

 張られていた木目模様のビニールシートがはがれています。
 300Bアンプを作った時に入手した名木の突板シートが残っているので、張り替えることにします。

今夜も一献 タコのアヒージョ

 今夜も満足の一献です。
 タコのアヒージョと、厚揚げのイタリアン、おいしいバケットとサラダでした。
 プリッとしたタコです。塩味もほどほどで、きりりと冷やした赤ワインとピッタリです。 

 昨日の京都・七条の鮮魚店「山定」です。太ーいタコを見て、アヒージョにしようと小さいのを買っていました。

 小さいといっても足が2本(?)も入ってました。残りはたこ焼きにでもしましょう。
 大阪の家庭には必ずあるというタコ焼き機です。でも、わが家にあったかな?
 京丹波産の大黒しめじがありました。
 ニンニクと、ベランダから摘まんできたイタリアンパセリを刻みました。

 スキレットにオリーブオイルを注ぎ、弱火でニンニクの香りを移します。
 タコとシメジを入れ、岩塩で味付けしました。
 仕上げにイタリアンパセリをふりました。

 よく冷やした仏・ボルドーの口当たりがよい赤を開けました。 

 厚揚げには、オリーブオイルと醤油、ニンニクを塗り、チーズをのせて焼きました。これで立派なイタリアンです。

 バケットは、アヒージョのオイルに漬けていただきます。

 バケットでは最高と思っている京都・大山崎の「パヴェ ナチュール」で買ってきました。
 日曜日は大繁盛で、予約しておかなくては手に入らないことが多い人気パンです。

 天王山の山麓にあります。自転車やジョギングの人が通り過ぎます。

 ウッドデッキの脇に咲いていました。

 愛車のシトロエンC4も風景にしっくりと納まっています。この車にお世話になるのもあとわずかとなりました。

 パヴェ ナチュール
 075-952-1188
 京都府乙訓郡大山崎町大山崎白味才51

連夜の一献 鯛のあら煮と魚そうめん

 おいしい魚が食べたい! これが口ぐせです。それを満たしてくれる店が見つかりました。
 京都・七条の鮮魚店「山定」です。中央卸売市場の近くです。朝に競り卸られた魚が、並んでいます。
 「天然タイ頭」(500円)を迷わずにゲットしました。合わせて買った切り身とともに立派なあら煮(かぶと煮)となりました。

 わが家は薄味です。醤油や砂糖でごまかす必要はありません。それがおいしいです。
 背骨に残った身をほじくるあたりが、とりわけ好きです。

 切り身も立派だったので、ひと切れを刺身にしました。
 甘い脂がまわって、さすがに鯛ですね。

 魚そうめんは、京都の夏には欠かせません。

 文字通りにお買い得でした。

 サバやノドグロ、イワシにアジ、タコにイカ、生きたハモ・・・。どれも食べてみたいです。

 さすがに「密」な熱気です。

 七条商店街も昔と比べるとずいぶん静かになりました。でも、ここだけは人だかりです。

 山定商店
 京都市下京区西七条南東野町169
 075-313-8449

今夜の一献 賀茂なすのトマトコンカッセとイタリアンきんぴら

 賀茂なすのみそ田楽ときんぴらごぼう。それを作るつもりだったのです。でもネットでレシピを調べているうちに、イタリアへワープしてしまいました。
 「賀茂なすのトマトコンカッセ」です。コンカッセって何かと調べたら、角切りのことでした。
 バルサミコ酢が効いたみそ味のソースです。焼いた賀茂なすとの相性も、和風の田楽みそに負けていません。

 トロリと柔らかくなった賀茂なすが、舌を滑ります。

 前菜(?)は、ニッポン人らしく冷奴です。長岡京にある「とうふ工房 にがり屋」の湯葉とうふです。一緒に買ったたれも優しい味いです。

 もう一品追加と作った無限ピーマンです。ピーマンを電子レンジで2分ほどチン。そこに昨日の残りの鶏のささ身のはさみ焼きを裂いて加えました。数少ない動物性たんぱくです。
 だし醤油で味付けしただけです。鰹節は不要だったようです。

 二品目のイタリアンきんぴらごぼうです。
 醤油味のフツーのキンピラも好物ですが、アンチョビのひと味違ったテーストも、目先が変わっていいものです。

 ごぼうは千切りしました。
 水にさらします。
 手作りのアンチョビの出番です。レモンがなかったので、ピンチヒッターは半切れは残っていたスダチです。
 フライパンで炒めて塩コショウ、最後に摺りごまをかければあっという間です。

 トマトは角切り、いやコンカッセします。
 ソースは、バルサミコ酢にみそ、砂糖、ニンニクわ混ぜ合わせただけです。
 水切りしたトマトと、刻んだバジルを入れました。
 賀茂なすは厚さ1センチほどに切り、オリーブオイルで両面を焼きました。

 賀茂なすは、京の夏を代表する京野菜です。ソフトボールくらいの真ん丸です。京都・上賀茂で栽培されてきました。
 近くのスーパーに並んでいたので、思わず手が出ました。

今夜の一献 ポテトとブロッコリーのアンチョビ炒め

 この夏に仕込んだアンチョビが、そろそろ食べごろなはずです。ポテトと炒め、ブロッコリーも加えました。
 アンチョビはちょっと塩気を抜きすぎたのか、個性が控えめです。それでもポテトとは鉄板、いやフライパンでの絶妙コンビです。
 ブロッコリーも、いくつも食べてしまいます。立派なメーンとなりました。

 カリカリに揚がったベーコンの破片が、よい舌触りです。

 オリーブオイルにニンニクの香りを移し、細切れのベーコンを、次いで電子レンジで柔らかくしたポテトを加えます。
 細かく刻んだアンチョビを放り込み、茹でたブロッコリーも追加します。
 塩コショウして、味がなじめば完成です。

 今回のアンチョビは、小さなイワシしか手に入りませんでした。
 塩漬けにして1カ月、オリーブオイルに漬けて2週間余りで、でき上がりました。
 これがあると、食卓の楽しみが増えます。

宇治・興聖寺 お盆法要と蓮の花手水

 檀家となっている宇治の興聖寺の盂蘭盆会法要に参列しました。
 蓮の花手水が、禅宗のお寺らしい雰囲気を醸し出していました。

 法要は、正面の法堂で行われました。
 参拝者が密にならにような配慮がなされていました。

 興聖寺
 宇治市宇治山田27-1
 0774-21-2040