アズレージョに驚嘆する

【 paso a paso 3 2023/05/17-3 】

 ポルトの町にはアズレージョ(ポルトガルのタイル)があふれていました。
 ポルトガル鉄道(国鉄)のサオ・ベント駅です。20世紀の初めに、修道院の跡地に建てられました。駅ホールに入って、びっくりです。青いアズレージョが、四方の壁を覆っていました。
 中央下部にいるのはエンリケ航海王子です。ポルトにまつわる歴史的な出来事が描かれています。

 上部には、カラーのアズレージョが張られています。

 グルリと見渡しました。

 駅のホールですが、乗降客はほとんどおらす、観光客ばかりです。

 もちろんホームには列車が止まっています。

 2万枚ものアズレージョが張られています。
 ポルトガルを代表するアズレージョ作家のジョルジュ・コラコが1930年に制作しました。

 外から見たときは、ここが駅だとは思えませんでした。

 カルモ教会の側壁を覆うアスレージョは、ポルトガル最大級だそうです。

 青白のコントラストがちょっと薄いと思ったら、白いメッシュで覆ってコーティングされていました。風化を防いでいるのでしょう。

 さて、こちらはどこだったか? 町のあちこちでアズレージョと出会いました。

世界で一番美しい書店を訪れる

【 paso a paso 3 2023/05/17-2 】

 世界で一番美しい書店と呼ばれるポルトのリブラリア・レロを訪れました。本棚で囲まれた吹き抜け空間に、見事な二重らせん階段がそびえていました。本を買うよりも、その美しさを見ようという観光客でいっぱいでした。

 大聖堂から歩いてやってきました。店の前には「入場」を待つ行列ができていました。
 1881年創業の老舗の書店で、アールヌーヴォー様式の外観も素敵です。

 バウチャーは出発前にネットで予約購入していました。30分区切りの指定制で、入場数が制限されていました。
 5€は、本の購入代金に充当することができます。

 順番が回ってきました。

 その美しさには、やはり圧倒されました。

 天井は、アズレージョの模様を配したステンドグラスになっています。

 複雑な構造の階段です。

 「天国への階段」を上りました。

 豪華絢爛なイメージがハリーポッターの小説に登場する本屋と重なり、多くのハリポタ・ファンが訪れる聖地にもなっています。

 わたしも1冊くらいはみやげにしたかったのですが、ザックで担いで歩くことを考えて断念しました。

 立ち読みならぬ立ち見に終始して、書店を後にしました。