【２０１１／０７／１８】
お遍路３日目は、台風接近で夜来の雨でした。それでも雨脚は心配したほど強くはなく、「行けるところまで」と歩き始めました。
３３番雪蹊寺から３４番種間寺までは約6.4キロ。県道をさけて遍路道は右に左に曲がってました。
レインウエアを着てますので、外は雨、内部は汗でびっしょりになってたどり着いた種間寺は、雨にかすんでいました。
わたしが歩いている姿は、コチラをごらんください。
【７：５２】
連泊した「小さなお宿 遊庵」のご主人に、車で雪蹊寺まで送っていただきました。途中の桂浜あたりの海岸は、すごい高さの荒波が打ち寄せていました。
【９：１８】
雨の中を黙々と歩いてきたので、予定より早く到着しました。
門前で「８周目の兄ちゃん」と出会いました。「おはよう」と、もうすっかり顔なじみです。
【９：２２】
納経帳に朱印をいただき、本堂脇で休憩していると、「これ、お接待です」とお寺の奥さんからいただきました。ありがたくほおばりました。
次の３５番清滝寺に向かって出発しようとしたときです。向こうの売店にいた兄ちゃんが飛んできて「台風が来てるよ。今夜はどこに泊まるの。海岸に近づくのはやめたほうがいいよ。ぼくは清滝寺の山の中で一日、休憩する」とアドバイスしてくれました。さすがにベテラン。的確な指示です。
【１１：３２】
仁淀川を渡って土佐市街まで歩きました。でも雨脚は強くなり、土砂降りに。これから山間の清滝寺に登る元気はなく、もはやここまでとギブアップ。土佐市役所前からバスで高知駅に戻り、JRで帰宅しました。
「８周目の兄ちゃん」は今ごろ、足摺を目指して歩いているのでしょう。わたしたちも歩を進めていると、５周目、６周目の彼と再会できるかもしれません。
本尾山 種間寺
真言宗豊山派
本尊 薬師如来
高知市春野町秋山７２
０８８－８９４－２２３４
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