舞鶴での用件は午前中に終わりました。ちょっと車を走らせて京丹後・久美浜の「和久傳ノ森」に行きました。わたしは再訪ですが、奥さまのリクエストでした。
「工房レストラン wakuden MORI(モーリ)」で定食の「お魚のセット」(2600円)をいただきました。
メーンはいさきの焼霜と丹後野菜の桑の葉ソース和えでした。よく冷えたあっさりとした脂がたまりません。
前菜のカラフルな盛り合わせです。丹後野菜のオンパレードです。びっくりするほどに甘い赤と黄色のトマト、カリッと揚がった紅芋、しっとりと味わいタマネギと、どれも絶品でした。
小鉢は、地鶏とキュウリのピクルス、ゴマ酢和えでした。
丹後産無農薬米コシヒカリの炊き立てでした。一粒一粒が立ってました。ちりめん山椒でいただきました。
味に変化を付けようと、イサキに「むらさき(紫蘇)」を盛ってみました。残念ながらあまり変化は感じませんでした。使い方を間違ったようです。
いろんな調味料が並んでいました。
「白口(きら)」(手前左端)をなめてみました。微妙に柔らかい辛さでした。
ちょっと甘いソースは「生姜糀添え」ということでした。
ご飯は2人分が炊いてありました。
オプションで好物の玉子かけご飯にすることもできましたが、そのままで米の味を楽しみました。
レストランとカフェがあり、安野光雅画伯の関連グッズなどが並んでいました。
れんこん菓子「西湖(せいご)」も並んでいました。京都の料亭、和久傳の名物菓子です。
安野画伯デザインの「くわのお茶」のペットボトルもありました。
この後、入った「森の中の家 安野光雅館」で、プレゼントされました。
京都・東山にある高台寺和久傳は、先日、新作が放映されたNHKテレビの「京都人の密かな愉しみ BLUE」でも劇中の料亭「萩坂」としてロケ地となっています。わたしはJR京都のジェイアール京都伊勢丹に入っている京都和久傳にしか行ったことがありません。
和久傳は、丹後にあった旅館が創業の地です。
和久傳の森 工房レストラン・モーリ
京都府京丹後市久美浜町谷764
0772-84-9898
レストランの横に安野画伯の作品を常設展示する「森の中の家 安野光雅館」はあります。
建築家の安藤忠雄氏の設計による黒い直線的な建物です。エントランスは、長い塀を2度、Vターンをくり返します。
「野の花と小人たち」という作品が展示されていました。どこにでも咲いている野の花と、描き込まれた子供たちが微笑ましかったです。伸びてきた土筆と背比べしている少年の背伸びした様に、見とれました。
わたしは、同時展示の「歌の風景」が楽しかったです。2枚の絵ハガキを購入しました。
ザルツブルクとゲント(ベルギー)です。どちらも懐かしい風景でした。
館内は撮影禁止でした。
外に出ると、広い庭にヤマブキが咲いていました。
シャクナゲの葉からゴソゴソとした音が聞こえると思ったら、保護色をしたバッタがとまっていました。
栽培種でしょうか? クガイソウというのが、知り合いの花博士の回答です。久蓋草、または九階草と書き、クリンソウ(九輪草)とよく似たネーミングです。
ルリヤナギ(南米原産)だそうです。こちらも可憐に咲き乱れていました。