ポンポン山 福寿草も戸惑う春の日と冬の日 

 福寿草(フクジュソウ)が見たいという山友の声に、ポンポン山に登りました。
 今シーズン2回目ですが、あいにくの空模様となりました。寒かったです。雪が真っ白に舞いました。かと思えば、春の陽ざしが降り注ぎました。
 福寿草は、花弁を堅く閉ざしたものが目立ちました。それでも一瞬の光線にキラリと輝く春も見えました。
 ポンポン山の頂上は、いつになく大勢のハイカーであふれていました。道標の下が空くのを待ってハイ、チーズ!

 竃ヶ谷には、絶滅危惧種のヤマシロネコノメが小さな可愛い花をつけていました。

 縦走路があっという間に白くなりました。


 【2022/03/06 10:18】
 ポンポン山の北東山麓にある大原野森林公園森の案内所に集合しました。駐車場は日曜日とはいえ、これまでにない車がとまっていました。福寿草のシーズンだからでしょう。

 川を渡り竃ヶ谷に入ります。
 きょうは山友7人と歩きました。

 竃ヶ谷は渡渉の連続です。
 きょうは珍しくわたしが先頭でした。

 保護地のフェンスが現れました。
 夏に咲くオオキツネノカミソリ(大狐剃刀=右下が花)が新芽を出しています。

 イチリンソウ(一輪草=右上)も葉を広げています。開花が楽しみです。

 ヤマシロネコノメがあちこちに咲いています。

 雄しべは8本ありますが、まだよくわかりません。この地域にしか生育しない固有種です。

 福寿草が待っていてくれました。

 残念ながら2月中旬にやって来た時の方がきれいに開いていました。

 【11:45】
 小雪が舞い始めた中、リョウブの丘に着きました。ここで昼飯にしました。

 Uさんが豚汁を用意してくれました。
 8人分なので鍋2つで調理しました。

 ああ、うまい。温まります。2杯もごちそうになりました。一味はピリリと利いて最高でした。

 この歳になると、ガツガツ歩くのは敬遠で、グルメハイキングはいいですね。

 ポンポン山の頂上です。

 本当にポンポンいうのかと、飛び降りて試してみるお二人です。

 山道がみるみるうちに白くなりました。

 ちょっと時間が経つとこの青空でした。

 仕上げはわたしが用意した甘酒でした。

 甘くて温かい汁に、ほっこりとしました。