わが家のベランダで育っている二輪草(ニリンソウ)です。つぼみがひとつ、膨らんできました。もうすぐ白い花を咲かせてくれることでしょう。
3月中旬にわが家にやってきたときは、これで花が咲くのかと気がかりでした。草花の生命力を思います。
こちらは隣の鉢で開花間近なアイビーゼラニウムです。
わが家のベランダで育っている二輪草(ニリンソウ)です。つぼみがひとつ、膨らんできました。もうすぐ白い花を咲かせてくれることでしょう。
3月中旬にわが家にやってきたときは、これで花が咲くのかと気がかりでした。草花の生命力を思います。
こちらは隣の鉢で開花間近なアイビーゼラニウムです。
英会話を習ってきた先生、Melra(メルラ)と世話人のMarigold、Hugh(わたしの教室でのハンドルネームです)の3人で、「We’ll be a YouTuber」というプロジェクトを立ち上げました。
Greetings(紹介編)に続いて、本編1回目の「Phonics Lettr Aa」をYoutubeにアップロードしました。上の画面中央の赤い矢印をクリックしてご覧のうえ、「いいね」を押して、「メルラのバイリンガル英会話」をチャンネル登録していただけるとうれしいです。
J.S.バッハの「マタイ受難曲」を聴きました。クリスチャンでもないのに、復活祭の四旬節のこの時期にこの大曲を聴くのが恒例となってしまいました。このブログで調べてみると、ちょうど10回目でした。
大阪バッハ合唱団の合唱で、奥さまもソプラノで歌ってました。指揮は、マタイが初演されたドイツ・ライプツィヒのニコライ教会の現在の音楽監督、ユルゲン・ヴォルフでした。
テンポに緩急があり、ドラマチックな棒でした。イエスが十字架にかかって昇天する限りなく美しいコラール。息を詰めて最後の音を効いた終曲。どれも素晴らしい瞬間でした。
阪急・西宮北口にある兵庫県立芸術文化センターの大ホールでした。そこが満席に近い状態でした。
3時間を切る演奏でした。これまでになくスピードアップされていました。
それでも息抜きは必要です。休憩時間に、ちょっと「白」で間を取りました。
外に出ると雨が降ったのか、芸文の外は濡れていました。
すぐ近くにある阪急西宮ガーデンズにオープンしたばかりの日本初上陸という大型スポーツ用品店「デカトロン西宮店」に寄ってみました。登山用品もウエアを中心にリーズナブルな商品が並んでいました。折角なので、フリースのベストを買って帰りました。
これまでに聴いたマタイ受難曲
京都・西山の小塩山に、もうすぐカタクリの花が咲きます。
毎年のように登り、カタクリの可憐な花を楽しんできました。ことしは、永年の恩返しにと、カタクリ保護にあたっている「西山自然保護ネットワーク」の会員になり、初めての花ボランティアでカタクリ開花に備えた準備作業に参加しました。
ことしのカタクリも2週間ほどで開花しそうでした。わたしが小塩山で初めてカタクリの花を見たのは、20年ほど前のことです。カタクリは種から7~8年して、やっと開花します。今年見る花は、ひょっとしたら最初の花の「孫」にあたるのかもしれません。寿命は15年ほどだそうですので「子」でしょうかね。
双葉から、すっくとつぼみが伸びています。
芽を出したところです。
集合は洛西ニュータウンでした。わたしは阪急桂から京都市バスに乗りました。そこからメンバーの車に分乗して、一般車は乗り入れ禁止の府道141号小塩山大原野線を走り、小塩山に上がりました。
カタクリ保護地のひとつ、Nの谷の近くに会の資材小屋がありました。30人ほどのメンバーが集まりました。
Nの谷、炭の谷、御陵の谷と3か所に保護地があります。
わたしは炭の谷の担当になりました。
シカやイノシシの侵入を防ぐために、ネットで覆われた保護地です。
わたしたちの任務は、炭の谷中央に昨秋の作業で積み上げられていた薪を、上部に運び上げる作業でした。
ズシリと重い背負子を背負って、荷揚げしました。ちょっと頼りないにわかボッカでした。
それでも午前、午後を通じて39往復しました。高低差は14mでしたので、それだけで546mの山に登り、降りた計算です。
こんな荒業は、素人には無理です。
冬に逆戻りした寒い1日でしたが、体を動かすと温かくなり、腹も減ります。きょうのわたしの昼飯は、自宅近くのローソンで買ってきた助六とみそ汁でした。
ミヤマカタバミもつぼみを膨らませていました。
二輪草(ニリンソウ)の苗を買ってきました。さっそく小さなポットに植え替えました。
昨日、立ち寄った京丹波町和知の道の駅「和(なごみ)」で、取れたて野菜や花に交じって並んでました。すぐ近くにある「わち山野草の森」の出品でした。
ニリンソウは種から発芽して開花するまで4~5年かかるそうです。この苗はどのくらいたっているのかは不明です。
この春、花を咲かせてくれることを期待してますが、苗は小さく、花芽と思われるものも見あたりません。
培養土と赤玉土を混ぜて植えこみました。
白い可憐な花を咲かせるニリンソウです。 ひとつの花芽に2つの花が咲くので二輪草です。
地元のポンポン山にも咲いてます。
昨年5月に訪れた上高地では、明神池にかけてあちこちに咲いていました。
中古で手に入れたTANNOY ⅢLZをリビングに設置するために、スピーカー・スタンドを作りました。これでスピーカーの軸が、ソファーに座ったわたしの耳と同じ高さになりました。
素人のDIYは、なかなかたいへんです。合板は、購入したホームセンターでカットしてもらいました。組み立てはまずまずでしたが、最後の塗装で失敗。予想以上に濃い色となったうえ、塗装膜が厚くなりすぎたのか、まだらです。音響的には、ほぼ満足できたので、出来栄えの総合評価は55点としておきます。
サブロク(90×180センチ)の12ミリ厚の合板2枚を購入。設計図を示しながらカットしてもらいました。
ホームセンター「コーナン」のアプリをスマホにインストールしています。それを見せると10カットまで無料になります。それ以上は1カットで20円です。
大きな木を切るときは、これに限ります。とはいえ±0.5ミリくらいの誤差は出てくるので、箱にするときは、この微妙な誤差も気になります。
片側で14枚の大きさに切り分けてもらいました。
サンダーにジグソー、ドリルと電動工具のオールスターで工作にかかりました。
まず中央の柱状の部分を接着剤と木ネジで接合しました。
この空間には必要なら、砂利か石でも詰めて、質量を増やすことを想定しています。
上下に天板と底板をつけて、格好がついてきました。
合板の木口には、木口用の突板のテープを張りました。
通販サイトを見ていると、DIYの材料が何でも手に入ります。
ベランダでワトコオイルという亜麻仁油系のオイルを塗りました。「エボニー」というカラーを選びましたが、ちょっと濃すぎました。
刷毛塗りしましたが、何度か塗り重ねていくうちに塗膜が厚くなりすぎました。これは失敗でした。
底板の四隅には、直径8ミリのボルト、ナット類で高さを調節できる脚をつけました。
フローリングは微妙に傾いていて、袋ナットの締め方を調節してぐらつかないように固定しました。
見栄えはイマイチですが、肝心の音はなかなかのものです。機会をみて、再塗装しましょう。
早速、大好きなLPでロストロポービッチの奏でるチェロに聞きほれました。
新神戸近くにある神戸聖愛教会で昨夜、「深淵なるバロックの響き」を聴きました。
「サクバットを中心に17世紀初期のドイツ、オーストリアの響きを」とサブタイトルがついていました。サクバットというのはトロンボーンの原型となった金管楽器です。フランス語で、「押したり、引いたり」と言うのが語源らしいです。
演奏終了後のバス・サクバットを手にした栗原洋介さんです。身長190センチを超える長身です。低音を出すときに腕を伸ばすと、管の長さは2メートルを越えそうです。
こちらはちょっと小さなテノール・サクバットです。人の声に近い、木管のような優しい響きでした。
カウンターテナーの青木洋也さん、リコーダーの高橋明日香さん、それにバイオリン、オルガンが加わりました。カウンターテナーとサクバットの3重奏はまるで三重唱。これにリコーダーが加わって四重唱、さらにバイオリン、オルガンと増えても、それぞれからテキスト(歌詞)が聞こえてくるかのようでした。
プログラムは、17世紀の知らない作曲家の作品ばかりでした。
当日券を買おうとしたら、前に並んでいたご婦人が「どうぞ」と余っていた招待券を1枚くださいました。ありがたく頂戴しました。
久しぶりの土砂降りの中、車で出かけました。行きは、ちょっと道を間違えたりしましたが、帰りは雨上がりの高速を一直線で45分ほどでした。
神戸聖愛教会
神戸市中央区生田町1-1-27
たかがエンブレム。されどエンブレムー。
TANNOYという6文字は、わたしにとって永年の憧れでした。ⅢLZの右上には、斜めを向いたエンブレムが輝いています。ところが、寄る年波には逆らえず、色あせて(写真左下)いました。ここはピカリと金色に光ってもらわなくては困ります。紅をさして(再塗装して)、昔の容色に蘇らせました。
ドライバーを差し込んで、慎重にエンブレムを持ち上げました。
エンブレムはプラスチック製で、文字の部分を塗装しているだけの、予想外にチャチなシロモノでした。
重曹の液に漬けて油分を取り除きました。
表面をサンドペーパーでこすり、平らにしました。
ホビー用の水性エナメル、パールゴールドを、平筆で塗りしました。
余計に塗料が着いた部分は、ヤスリでこまかく修正しました。
サランネットは、掃除機で掃除しました。
サランネットをはめ込んだ枠をボックスから取り外して作業すれば完璧ですが、今回はとりつけたまま応急的な掃除にとどめました。
重曹液をスプレーで散布して、汚れが浮き上がるのを待ちました。
水洗いしてよく搾った雑巾で丹念にたたくようにして汚れを吸い取りました。
期待したほどの清掃効果はありませんでしたが、とりあえずは完了としました。後日、ボックスの塗装とともに、再挑戦しましょう。
初恋のTANNOY ⅢLZと戯れているのが、格好の息抜きとなります。
取り外した裏ブタには、アンプから出力された音声信号をつなぐ赤黒のターミナルと2つのツマミがついています。ツマミを動かすことで、トレブルコントロールといって、高音部分の出方を調節することができます。
ボックスの内側に着いている箱を開けると、ツマミとつながっているロータリースイッチがあります。ここが接触不良を起こして、トラブルの原因となることが多いのです。
1接点4回路と2接点5回路のロータリースイッチがついてます。どちらも接点の構造は堅牢そうです。
分解は、1つのスイッチの周囲に4か所あるツメをラジオペンチで曲げるました。
ツメが外れると、パラりと接点部分が開きました。
案の定、接点部分が黒ずんで汚れてました。下側に残っている接点と接していた部分には線を引いたような跡が残っていました。
綿棒で丁寧に掃除しました。でもあまり効果がないので、電動ルーターに柔らかい金属ブラシをつけて研磨しました。
見事にピッカピカになりました。
当然、4個のスイッチすべてをきれいにしました。
ケーブルをつなぐターミナルも、輝きを失っていました。
ケースから取り外して、これもルーターで磨きました。処理済みの右の2個は、ピカリと元の輝きを取り戻しました。
スイッチのツマミも取り外し、塩素水につけてきれいにしました。
すべてを組み付けて、初恋の君は洗顔完了となり、元の美しさを取り戻しました。
付属のデータシートです。
コンデンサーというパーツは、老朽化すると「お漏らし」したり、「抜ける」ことがよくあります。電解液が流出したり、容量が減るのです。
TANNOYのⅢLZでも、ネットワークと呼ばれる部分に使われています。もう45年も前に製造されたスピーカーです。おかしくなってないはずがありません。ネットワークのレストアでは、第一に点検すべき課題でした。
ネットワークは、ボックスの裏ブタの下部のプラスティック容器に収まっていました。
4本のマイナスネジをはずすと、4隅はハトメでしっかりと固定されていました。未改造であることは明らかでした。
電動のミニルーターでハトメのフチを削りました。
反対側から引っ張ると、取り去ることができました。
フタがパカリと開いて、初恋の君の心臓をのぞき込んだ心境です。
ベークライトの基盤に端子付きのラグをハトメ締めして、ケーブルで配線されてます。
もう少し時代が下ると、プリント基板が普及して、簡単に配線できるようになりました。しかし、今となっては、こうした手配線のほうがレストアには好都合です。
無極性電解コンデンサーの1個を見て、びっくりしました。「お漏らし」をした証拠で、赤いキャップが膨らんでいました。おまけに、浸みだした電解液でリード線が腐食して破断していました。わたしが力を加えて切れたのか、元々切れていたかは不明ですが、こんなのは初めてお目にかかりました。
コンデンサーも含めてすべてのオリジナル・パーツがTANNOYの音を構成しているという声も聞きます。パーツを替えると、「TANNOYの音ではなくなる」と。
そんなこともいっておれず、電解コンデンサー2個とフィルムコンデンサー1個(片チャンネルあたり)を半田ごてで取り去りました。
取り外した電解コンデンサー(青色)は、「74 03」「73 24」と製造年らしき印刷がありました。74年第3週、73年第24週に製造されたパーツということでしょう。
ロゴに描かれている「ERIE」から、英国のメーカー製のようです。
1974年にTANNOYの工場が火事になり、以後はスピーカーのコーン紙は西ドイツ製となりました。型番もMonitorGoldからHPDに変わりました。わたしのⅢLZは、コンデンサーの製造年からも、1974年と特定できたようです。
ネットワークの回路図です。「閑人氏のホームページ」から拝借してきました。他にもⅢLZについて書かれたHPは多く、教えられました。
この設計図では、LPF(ロー・パス・フィルター)のコンデンサー容量は25μF(マイクロ・ファラッド)と書かれていますが、わたしの後期型は22μFに変更されていました。
「Multi-function Tester TC1」で取り外したコンデンサーの容量を測定しました。
8μFと表記されたコンデンサーは、なんと80.2μFと表示されました。驚くことに規定値の10倍です。コンデンサー容量は普通品では±10%程度の誤差はあたり前ですが、これではひどすぎます。それにしても、容量が10倍に膨れたコンデンサーなんて、初めての体験でした。
取り外した6個のコンデンサーの値を量りました。
設計値が3.3μFのフィルムコンデンサーは異常がないようでした。
容量が大幅に狂っていた電解コンデンサーは、ネット通販で購入した「JantzenAudio」の無極性電解コンデンサーと交換しました。デンマーク製のコンデンサーですが、あまりに小さいのにびっくりしました。価格も安かったのでこれで大丈夫かなとちょっと気になります。様子を見て再度の取り換えも検討したいと思います。
フィルムコンデンサーも、2個は同容量が手持ちにあったので、念のために交換しました。
レストア前(上)と、後のネットワークです。これで正常な音になってくれるでしょうか。早く音出ししたいところですが、まだまだレストアした個所もあるので、裏フタは開けたままにしておきます。