シュテファン大聖堂の日曜ミサです。
カテゴリー: わたしの好きなもの
日曜ミサ ペーター教会
楽友協会 ベートーベンの「第9」に圧倒される
ムジーク・フェライン(楽友協会)の黄金ホールです。お正月のニュー・イヤー・コンサートでおなじみです。
ベートーベンの交響曲第9番「合唱付き」が響き渡りました。
管弦楽は残念ながらここを本拠とするウィーン・フィルハーモニーではなく、ブルーノ・ワルターという名指揮者の名を冠したブルーノ・ワルター交響楽団でした。指揮者もちょっと地味で、ゆったりとした重厚な響きでした。
それが合唱の加わる第4楽章で爆発します。バスが圧倒的迫力で歌い、ソプラノがそれに輪をかけたように響き渡ります。合唱も素晴らしいボリュームです。
シューボックス(靴箱)型のこのホールは、それほど容積が大きくありません。そこが大音量であふれかえります。
ベートーベンは聴覚を失ってから第9を作曲しています。だからこんな曲が作曲できたのかと、ヘンに納得させられました。
チケットは、ネットで予約しました。日本人も、たくさん聞きに来ていました。
黄昏のムジーク・フェラインです。また、ここに戻ってこれました。
演奏が終わりました。みんな、立ち去りがたいようでした。
王宮礼拝堂でウィーン少年合唱団を聴く
ハプスブルク家の王宮にある礼拝堂の日曜ミサです。モーツアルトのハ長調ミサです。
ウィーン少年合唱団が、天使の歌声を響かせます。透き通った高音が、天まで届くように舞い上がります。
それにしては画像はちょっとヘンです。種明かしは、モニター画像で見ているからです。
2階の席から、カメラだけ突き出してなんとか撮影した生画像と、音です。
リハーサル中です。一番上のパイプオルガンの前で歌います。どこに座っていても演奏中の姿は見えるはずがありません。
わたしの席からは、正面が見えるだけです。
窓際まで寄ってのぞき込むと、やっと祭壇が見えます。
合唱団は、アンコールではここに降りてきて歌ってくれました。
ミサは厳かに進みます。
ミサ終了後の礼拝堂です。
シンプルな祭壇です。
きょうは出番がなく案内係の団員が、記念撮影に一緒に写ってくれました。
礼拝堂の入口です。観光客でいっぱいです。
シャーフベルク登山鉄道で ♬ドレミの歌の世界へ
映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、家庭教師のマリアが子どもたちと山の上で「ドレミの歌」を歌うシーンから始まります。その舞台となったのが、シャーフベルク(1783m)です。映画にも登場した登山鉄道で登りました。
山の上からは、ザルツカンマーグート地方の山々と、ヴォルフガング湖などの雄大な風景が広がっていました。
一泊したザンクト・ヴォルフガングの村はずれにある湖岸駅です。真っ赤な蒸気機関車が待機しています。
山のこう配に合わせてタンクが傾いています。
SLが押し上げるこの光景は、絵ハガキでしか見ることができませんでした。
山頂までの往復切符(39EUR)を買って乗り込みます。帰りの列車も指定してくれました。
9時20分発の始発列車は、ディーゼル機関車が押し上げました。力強くてスムーズな動きですが、ちょっと風情には欠けるようです。
蒸気機関車に押されてアッヘンゼーへ
インスブルックからOeBB(オーストリア国鉄)の各停で東へ半時間ほど。イェンバッハという駅の隣のホームからアッヘンゼーバーン(アッヘンゼー鉄道)は走り始めます。アルプス山中の澄んだ湖へ、蒸気機関車で向かいます。
アッヘンゼー(アッヘン湖)まで7キロほどの区間に、19世紀末に製造された蒸気機関車が走っています。急こう配を登るラックレール式の蒸気機関車で定期運行されているものとしては世界最古だそうです。
130年も前に製造されたとは思えない蒸気機関車です。胴体のタンクが傾いているのは、急こう配でもタンクを水平に保つための工夫です。
急こう配を登るため、蒸気機関車は後部から押します。連結器が外れて、客車だけが坂を下ってしまうアクシデントがないようにしています。
汽笛一声、列車がスタートしました。おじいちゃんの車掌は、客車のステップを伝って検札に回ってきます。
シュッシュ、ポッポと白い煙を噴き上げ進みます。
アムステルダムを散歩する
アムステルダムに着きました。スキポール空港の入国手続きで待たされましたが、空港前のホテルにチェックイン。さっそく鉄道で20分ほどのアムステルダムに向かいました。
中央駅からトラムに乗り、向かったのはアムステルダム・コンセルトヘボウでした。これがホールの名前であり、シンフォニーオーケストラの名前です。
2014年にやってきたときは「I Amsterdam」のシンボルがあったあたりからホールを臨み、思い出に浸りました。指揮者のマリス・ヤンソンスの最後のシーズンのコンサートでした。
シンボルのハープが西日に輝いていました。
まだ秋の音楽シーズンは始まっていないようでした。

振り返れば国立ミュージアムです。レンブラントの「夜景」やフェルメールが並んでいます。
東京駅のモデルになったともいわれるアムステルダム中央駅です。夕方の通勤ラッシュとあって、混雑していました。
駅前からは「5番」のトラムに乗れば行けるはずでした。
ところが車掌に聞くと、「5番はここまで来ないよ」。記憶違いだったのか、路線が変更になったのか。12番のトラムに、1時間チケットを買って乗り込みました。
運河の街です。自転車の街です。車窓からの風景です。
「ここから歩いたね」と、流れる懐かしい風景に声を上げ続けました。
自分でつくる 山椒ソーセージのパスタと「島本アカデミー室内合奏団」
午後から出かける予定がありました。その前に「ちゃっちゃと作って」とリクエストされたパスタです。まな板と冷蔵庫を往復しながら野菜を刻みました。
いただきもののジェノベーゼ(バジル)・ソースがありました。これがメーンの味付けになりました。
濃厚味に仕上がりました。タバスコも用意しましたが、不要でした。
150㌘はあろうかという2人前を、ペロリと平らげました。
味の決め手は、実はコチラでした。これまたいただきものの「伊吹の山椒ソーセージ」です。和風ハーブの山椒がピリリとしてジェノベーゼとマッチしていました。
恒例の具材オンパレードです。
白のAlpacaは調理用で、きょうは飲んでいません。
地元・島本町のケリアホールで開かれた「島本アカデミー室内合奏団 結成記念演奏家」を聴きました。
モーツァルトのディベルティメントK.136、バッハのブランでブルク協奏曲第5番、それにビバルディの「四季」と聞きなれた名曲が演奏されました。
目の前に響く生のアンサンブルは、レコードなどの音とは違って、それぞれの楽器の響きが耳に届きます。
「四季」でソロ・ヴァイオリンを弾いた村瀬響さんです。自由奔放、ハッとさせられたり、ヤルなとうならせられたり、速いテンポの息もつかせない楽しい演奏でした。
わたしの息子とは、保育園以来の遊び友だち。もう一人のソロ・ヴァイオリニストだった母親の村瀬理子さんとの家族とは、一緒にオート・キャンプで妙高・笹ヶ峰牧場なんかにも行ったこともある家族ぐるみの付き合いです。
京都人の密かな愉しみ その6 「Bar Forest Down」は名曲喫茶?
「京都人の密かな愉しみ BLUE」(NHK-BS)で、修業中の若者5人が集う「御所南」にあるという「Bar Forest Down」を訪ねました。
京都市役所のちょっと北西、御幸町二条を下がったところにあるカフェ「MOLE」がロケ地になっています。昼間に見ると、店の様子がわからないほどうっそうとした木々に覆われていますが、まちがいなくここです。木々の向こうから店のほのかな明かりがこぼれてくるシーンを覚えています。
店内の様子は、番組とは違っていました。ゆったいりとしたソファーに腰かけてメニューを開けました。「玄米カレー」がメーンで、自家製パンのサンドウィッチ、それに飲み物と並んでいました。
「キーママタルカレー」(700円)です。柔らかく炊いた玄米に、スパイシーなカレーがのってました。
やさしくて、安心して食べられるカレーです。
サラダがついています。ハートランドビールも忘れませんでした。
グランドピアノが帰ってきた
奥さまのグランドピアノが、4カ月に及んだオーバーホールを終えて、わが家に帰ってきました。
久しぶりに部屋に響いたピアノの調べです。代用のアップライトとはまるで違う音でした。
搬出の時は、ピアノ運送業者の2人が、わりとスムーズに作業を終えました。さすがにプロだと感心したものです。
今回も同じ運送業者でしたが、梱包がしっかりとしており、木製のパレットに縛り付けられていました。エレベーターの奥にあるストレッチャー用のスペースを使っても入りませんでした。
出せたのに入らないという非常事態でした。運送業者は、急きょ、応援を呼んで3人で再トライしました。
エレベータの中で90度、回転させる技を使って、なんとか収まりました。
マンションの4階まで上がると、再び90度、回転させて台車の上に載せました。
再び立ち往生でした。ドアが狭くて入れません。蝶番からドアを外してすり抜けました。
廊下で直角ターンです。
やっと部屋に収まりました。
3本の脚をつけて梱包が解かれました。
以前とは位置を変えましたが、予定した向きに収まりました。
ハンマーも弦もピッカピカです。























































