京都・岡崎の国立近代美術館で「モダン都市生活と 竹久夢二」展を観ました。
2024年に生誕140年と没後90年を迎えた竹久夢二。その絵と詩に魅了された版画家の川西英のコレクションから夢二の版画、書籍から絵葉書や封筒、千代紙、風呂敷までが並んでいました。
イラストレーターであり、デザイナーであった夢二の世界を楽しみました。
夢二とくれば「宵待草」です。
待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草のやるせなさ 今宵は月も出ぬさうな
夢二の作詞、多忠亮作曲のあの歌曲は「セノオ楽譜」から出版されました。その表紙です。
あれれ。
2つ並んで展示されていました。よく見ると、「待宵草」と「宵待草」です。出品リストは、どちらも宵待草となっています。
ネットで調べると、植物名としてはマチヨイグサです。夢二も当初は待宵草としていたが、ゴロがよいからと逆転させたとか。ネットでは左の図柄で宵待草となっているバージョンも見つかります。ま、どちらでもいいです。
島崎藤村の詩「初恋」から着想を得たというセンチメンタルで文学的な雰囲気を醸し出しています。
「蘭燈」に惹きつけられました。
著作権の問題がないのか、ほとんどの作品が撮影OKでした。
セノオ楽譜 は、妹尾(せのお)幸次郎によって大正期に出版された、一連のピース楽譜です。表紙を夢二ら有名画家の作品が飾りました。
「マダム・バタフライ(蝶々夫人)」もありました。
ポリドール・レコードの月ごとの新譜宣伝のポスターです。
本の装丁も手がけました。
日本髪が美しいです。
「九連環」の部分が、チケットになっていました。
「夢二に憧れた川西英や恩地孝四郎をはじめとする昭和期の画家・版画家が描き出した都市生活やモダンな景観、前衛と遊びの世界」(説明文より)も並んでいました。
川西が収集したサーカス研究資料の1つが「木下サーカスショー」のプログラムでした。昭和33年、神戸三宮駅前とメモ書きされています。
ちょうどその頃に、わたには美術館のある岡崎公園で木下サーカスを観た記憶があります。大きな球形のカゴの中を、オートバイがクルクルと走り回ったのを、鮮やかに覚えています。懐かしくなりました。
疏水の桜は散ってしまい、緑が鮮やかでした。
京都国立近代美術館
075-761-4111
京都市左京区岡崎円勝寺町













