そばの実の収穫

 蕎麦屋でいただいてきたそばの種を蒔いて2カ月近くがたちました。ベランダの小さなポットに、白い花が咲き、濃い茶色の実が成りました。
 収穫です。といっても一枝の先をもぎ取っただけです。

 硬い4つの実がついていました。

 脱穀(?)の仕方がわかりません。生姜卸の上で潰してみましたが、うまくいきません。
 一粒、口に入れました。硬い皮は破れましたが、さして味はしませんでした。

 京都・久我にある「蕎麦工房 膳」でみやげにいただいたそばの種です。
つぼみが膨らみ白い花が咲きました
ベランダをにぎわせてくれています。

自分でつくる 冷製完熟トマトうどん

 この夏のマイブームです。完熟トマトうどんです。いただいた「スープ・レッスン」(有賀薫、プレジデント社)のアレンジ・レシピです。
 冷製とはいえ、作りたてです。トマトにはぬくもりが残っており、うどんも水で冷やしただけです。それが、かえって味を際立たせます。
 熱いガス台の前に長時間、立つのは苦しいです。ささっとできるのがうれしいです。

 フライパンでゴマ油を熱し、ニンニクの香りを移します。
 串切りしたトマトを、、片面60秒ほどづつ炒めます。

 トマトとニンニクを刻むだけです。キュウリは薄切りに塩をして容器に保存されているのを使いました。
 茹で上げて流水で冷やしたうどんにキュウリとトマトを盛り、ソースをかけ、最後に3倍希釈の麺つゆをそのままかけ回しました。

JR・ICOCA大回り乗車 北近畿ルートの3食

 JR西日本のICカード、ICOCAの利用可能駅が今春、拡大されました。北近畿エリアでは、山陰線の園部-城崎温泉、姫新線の和田山-寺前間の主要駅です。
 これまでは大阪近郊区間に限られていた大回りルートが、ICOCA利用だと京都-和田山-姫路と回るループが可能となりました。
 青春18きっぷのシーズンですが、5回分を使い切る気力もなく手が出ません。お手軽に、北近畿をぐるーっと回って片道160円ぽっきりというICOCA大回りを楽しみました。
 駅弁もいただきました。和田山のホーム・ベンチで昼飯にしたのは京都で買ってきた「京風だし巻と牛すき重」です。目の前に止まっている気動車、キハ40のガラガラというディーゼルエンジンのサウンドをバックに、風に吹かれていただきました。

 京都では、ホームの立ち食い、麺家の「朝定食」をいただきました。現役時代には、東京出張の折によく食べた思いでの味です。

 姫路での足跡は、これしかありません。ホームにある「まねき」の「えきそば」です。黄そば(中華そば)と和風だしが、絶妙のマッチングです。

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自分でつくる ルッコラのペペロンチーノ

 ベランダのルッコラが、食べごろに成長しました。ペペロンチーノにしていただきました。
 ちょっとほろ苦いルッコラが、いい香りです。
 ニンニクをたっぷりと効かせて、安定のお味です。

 ルッコラは、冷蔵庫にストックされていました。実はこちらを使いました。
 朝食で、トーストに生ハムとルッコラを載せていただくのが、マイブームです。

 ベランダのルッコラは、直播きしなかったのがかえって悪かったようです。育ったのは2株だけです。
 成長を楽しみにしてきただけに、ペロリと食べてしまうのが忍びなかったのです。

憧れの 300Bシングル・アンプの製作 番外編 「紫電改」敗れる

 憧れの300Bシングル・アンプは、機嫌よく鳴っています。
 1世紀ほど前に発売された米ウエスタンエレクトリック(WE)のトーキー用アンプ#91B型を参考にした回路となっています。6SJ7-300Bのシンプルな2段構成です。このうち初段(ドライバー)球の6SJ7は、米RCAのメタルチューブを使っています。黒い2本です。真ん中のGT管も同じ6SJ7ですが、将来の増設に備えたダミーで動作はしていません。
 そのルックスがちょっと気になってきました。真ん中の球が格好いいです。で、3本とも同じスタイルの球に変更しました。

 ヤフオクで、4本1000円で落札したすべて中古の6SJ7です。左から、TEN、TEN、NEC、NATIONALとメーカーはバラバラです。

 古い球です。おそらく製造から半世紀は過ぎているでしょう。薄っすらと「TEN」と印刷されています。 
 TENは、神戸工業のブランドでした。その後、富士通テンとなり、現在はデンソー・テンとして存続しています。
 前身は、戦前の川西機械製作所という機械製造メーカーでした。飛行機、繊維機械、衡器、真空管の製造を行い、真空管技術は最高水準との高い評価を得ていたそうです。ここから独立した川西航空機(現在の新明和)は、あの二式大艇や紫電改を誕生させました。こじつければ「兄弟」というわけです。

 RCAの6SJ7は、ガラスではなくメタル(金属)で覆われています。軍用に強固にしていたのです。
 

 さて、日米の6SJ7を聴き比べました。
 結果は、あっさりと決しました。モーツァルトのディベルティメントK136のLPに針を落とすと、その差は歴然としていました。弦楽器がスーッツと延びる音がまるで違うのです。
 ルックスでは、断然勝っていたのですが、仕方ありません。古い球だったので、TENの真価は発揮されなかったのかもしれません。元の状態に戻しました。

 

伊勢参り その4 山の辺の道・北ルートを円照寺まで

 梅雨が明けたらガンガン照りでした。お伊勢参りの4回目は、奈良市街から南を目指しました。
 大阪・玉造を出発した伊勢本街道と合流しましたが、本街道はJR万葉まほろば線とほぼ平行にまっすぐ変化のない道を南下します。
 わたしはちょっと外れて山の辺の道・北ルートを歩きました。天理からの南ルートほどには見どころはありませんが、東海自然歩道でもある静かな道でした。
 ゴールは、ちょっと短いですが天理との中間点となる円照寺でした。山の中にたたずむ趣のある寺でした。

 山の辺の道はよく整備されていました。あちこちに句碑がありました。
 「かるかたのたかまとやまをたかみかも いてくるつきのおそくてるらむ」(大伴坂上郎女)

 夏空が広がりました。向こうが生駒山系です。

 昼飯は近鉄奈良に戻って食べました。
 ギンギンに冷えた生ビールといただきました。

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茨木 手打ちそば 十八庵のそば御膳

 箕面公園から勝尾寺へと、緑のトンネルをクルマで走りました。山道の終わりかけたあたりにポツリと「蕎麦」の幟を掲げた店がありました。一度は通り過ぎましたが、気になって戻りました。
 「手打ちそば 十八庵(とはちあん)」です。おやじさんが一人でやっている、小さな店でした。
 「そば御膳」(1400円)は、十割そばと山椒切りそばの組み合わせです。山椒の香りがほのかにする、ちょっと緑色っぽいぼそぼそとしたそばは、3種の塩でいただきます。目の粗い岩塩(?)が、わたしにはうまかったです。
 十割は、比較するとフツーですが、ヘンに気取りがなくのどを滑ります。

 揚げ出汁そば豆腐です。初めていただきました。厚揚げのようですが、そば粉を入れて豆腐状になっていて、トロリとしています。

 奥さまが頼んだ「穴子天おろしぞば」は、天ぷらが絶品です。少し回ってきましたが、穴子もモロッコインゲンもカリッと揚がっていました。

 プラスチックのカップの冷たいお茶とともに、食べきれないほどの揚げそばが出てきました。塩気があるのをポリポリとつまみながら、そばが茹で上がるのを待ちました。
 そば屋といえば、ちょっと肩ひじ張ったような店が多いです。ここはまるで気取りがないのがうれしいです。

 一方のそばは月替わりです。

 テーブルが2卓の小さな店です。窓が開け放たれていて、気持ちよい風が吹き抜けていました。

 車がないと行けないような場所です。
 それでも先客があり、次客がありました。知る人ぞ知る人気店のようでした。

 手打ちそば 十八庵 (とはちあん)
 090-5650-1695
 茨木市泉原910

京都・三条 「きょうのおかず」のきょうのおかず盛り合わせ昼ご飯

 きょうは京都で2つの定期検査を受けました。昼ご飯は久しぶりの外食となり、八百一本館2階の「きょうのおかず」で「きょうのおかず盛り合わせ昼ご飯」(1680円)をいただきました。
 3×3=きゅうの升目に、きれいに9つのおばんざいが載っています。どれも薄味です。動物性たんぱく質は、この小さなカツだけでしょうか。なかなかの食べ応えです。

 奥さまが頼んだのは、蒸し野菜がメーンの膳です。こちらも食べきれないと、いくつもの野菜が回ってきました。

 ワイン売り場の奥の、ちょっと目立たないスペースにあります。時間が遅かったせいもあって、ゆったりとした店内はガラガラでした。

 1階には、新鮮な野菜などが並びます。

 きょうのおかず
 075-223-2370
 京都市中京区東洞院通三条下ル三文字町220
 八百一本館2階

 四条通に出ると、祇園祭の長刀鉾が建っていました。

 この時は、まだ青空も広がっていました。その後、激しい雨が降りました。

 2つの定期検査の一方は、2013年に購入した愛車、シトロエンC4の12か月点検でした。走りには問題ありませんが、エアコンの効きが悪いので見てもらうと、結構な請求が返ってきました。他にも、あちらこちらと要観察の個所が見つかりました。
 もう一方は、2012年の手術以来、半年に一度、京都府立医大で受け続けている腫瘍マーカー検査です。今回も問題はありませんでした。

冷と温 うどんとそば

 「スープ・レッスン 2」(有賀薫、プレジデント社)の完熟トマトうどんがあまりにおいしかったので、きょうは冷製にアレンジしてみました。
 冷たい細うどんが、ツルリと喉を流れます。ニンニクの香りの冷たいトマト出汁がも飲み干します。
 これは夏にぴったりの味です。

 そばの花を摘まんできました。花弁の中心が、茶色になりかけているところもあります。実をつけるのでしょうか。

 こちらは数日前。同じ本から「たまごと海苔の蕎麦」です。
 炒めたたまごと、たっぷりのノリが味の決め手です。ふんわり、パリパリです。

 アツアツを、エアコンのよく効いた部屋でいただきました。

ちょっと山歩 向谷山と大沢のスギ

 きょうも天気予報は、午後から崩れると。ならばそれまでにと、近場を山歩しました。
 大阪・島本町のわが家から見上げる北の峰に電波塔が立っています。そこが向谷山(むこうだにやま、478.2m)という名の山であることを、最近になって登山アプリのYAMAPで知りました。
 せっかくならと、その近くの「大沢のスギ」にも回りました。樹齢800年の大阪府天然記念物です。

 向谷山は、ポンポン山への行き帰りによく歩く府道79号からちょっと入ったところにあります。頂上には三角点はありますが、たった1枚ぶらさがっていたプレートは、色あせて山名が読めません。

 向谷山の頂上は眺望はありません。戻る途中のテレビ大阪の中継塔の前から島本町が見渡せました。わたしの住むマンションも確認できました。

 柳谷観音はアジサイのシーズンが終わって、静かでした。
 睡蓮のすっきりとした花手水が、涼しさを演出していました。

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