3枚目のコンポステーラを飾る

 サンティアゴ巡礼のコンポステーラ(巡礼証明書)が3枚になりました。
 左下は2013年、右下は16年。そして今回の巡礼です。
 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼事務所で発行していただきました。
 前回までは、名前の部分は手書きでした。今回はすべてプリントアウトされました。

 同時にいただいた到達距離証明書です。
 ポルトからの距離は240キロと書かれています。

 写真用のマット台紙をAMAZONで購入しました。

 ザックにぶら下げて巡礼したシンボルのホタテ貝も3枚になりました。

 クレデンシャル(巡礼手帳)も3冊になりました。前回までは、日本カミーノ友の会の発行したものでした。今回は、巡礼の出発地、ポルトの大聖堂でいただきました。左上は、熊野古道との共通クレデンシャルです。

 クレデンシャルには、宿泊したアルベルゲや、休憩したカフェなどのスタンプが並んでいます。思い出が詰まっています。

バルセロスへバスでワープ

【 paso a paso 3 2023/05/20-2 】

 幸運を呼ぶ雄鶏「ガロ」の町、バルセロスまでは、ヴィーラ・ド・コンデから30キロほどあります。海岸を北上するコースト・ルートから、内陸を抜けるセントラル・ルートへとバイパスルートを進みます。
 この区間はバス移動も想定していました。前回巡礼のフランス人の道のように、全行程をわが足で歩き切るといった強い意志はもはや持ち合わせていませんでした。でも、事前の調べでは、この区間のバス移動ルートは見つかりませんでした。

 ヴィーラ・ド・コンデに観光案内所がありました。前日、たまたま前を通り飛び込みました。バルセロスまでのバスルートが知りたかったのです。
 案内所のおばさんは親切で、あちこちに電話をかけて調べてくれました。隣町まで行けばバスはあるということで、ルートから時刻表まで丁寧に教えてくれました。

 泊っていたオステル最寄りのSanta Claraでメトロを待ちました。まだポルトの郊外をウロウロしていたことになります。

 終点のポーヴォア・デ・ヴァリジンまで乗ります。

 ポルトで使ったカードに運賃をチャージして、乗車しました。

 通勤時間帯のはずですが、乗客の姿はまばらです。

 通勤ラッシュというのは存在しないのでしょうか。

 終点のポーヴォア・デ・ヴァリジンで下車しました。

 黄色い線をバスセンターまで歩きました。

 駅前の通りを抜けていきます。

 広場の向こうは市役所でしょうか。

 公営市場です。この前にバス停があり、乗車することができます。でもバスセンターに直行してよかったです。

 バスセンターが見えてきました。

 バスセンターの電光掲示板には、予定のバスがありまえん。

 教えられたのは9時ちょうど発のバスでした。

 バスセンターの案内所に行ってみましたが、まだ開いていません。保安員のような男性がいたので、聞いてみました。
 英語は通じません。ポルトガル語での会話なんて無理です。そこで飛び出した秘密兵器が、スマホに入れた「ポケトーク」という同時翻訳アプリです。これのおかげで、男性の説明が理解できました。
 「ブラガ」と書いたバスがくるので、それに乗れということでした。
 目的のバルセロスは、途中の駅だったわけです。

 バスの発着本数は少なく、ガラーンとしていました。

 朝食を食べたかったのですが、カフェなんかはありません。オステルでいただいてきたリンゴをかじりました。

 時刻表通りにバスやってきました。
 男性保安員も出てきて、「これだよ」と教えてくれました。親切でした。

 運賃はバルセロスまで3.8€でした。

 バルセロスが近づくと、ちょっと渋滞していました。

 40分ほどでバルセロスに到着しました。

どこまでも続く青い水平線

【 paso a paso 3 2023/05/19 】

 巡礼第2日 どこまでも続く青い水平線
 ヴィ―ラ・ノ・コンデまで20キロほど。ずっと大西洋を左手に進みました。

 マトシーニョスの町を出るところで開いているカフェをみつけました。朝食です。

 カフェ・コン・レチェ(ミルク入りコーヒー)とパンです。

 ポルトのメトロは、こんなところまで走ってきていました。実はもっと北まで延びてました。

 港を横切りました。

 いよいよ海岸線の巡礼路のスタートです。

 大西洋の白波が打ち寄せます。

 高い灯台がそびえていました。

 岬のチャペルです。裏の丘に登りました。

 チャペルを振り返ります。

 ボード・ウォークが始まりました。砂浜と違って歩きやすいです。でも足首にとっては、同じ角度で踏ん張るのでかえって負担となります。

 前を女性2人の巡礼者が歩いていました。

 あと258キロ。サンティアゴ・デ・コンポステーラまでの距離です。

 何かの塔が、青い空に向けて立ってました。

 ボード・ウォークが続きます。

 道端の砂浜にいっぱい咲いていました。

 喉が渇きました。海沿いの集落に入って、カフェでコーラ休憩しました。

 ここにもチャペルが。

 大西洋を背にした撮影スポットです。案山子が整列してお待ちかねです。

 きれいなタイルが並んでいました。

 ちょっと休憩です。塩分補給に持ってきたほし梅をかじりました。

 若い女性が独り、陽を浴びていました。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラとは逆方向にファティマへの矢印もあります。聖母出現伝説の聖地です。

 ビーチの案内でしょうか。

 若者たちがサーフィンを楽しんでいまいた。

 もうすぐきょうのゴール、ヴィ―ラ・ノ・コンデです。

 町の中心にやってきました。市が立っていました。

 市の前のカフェで昼飯にしました。

 初の巡礼定食に書いてます。

 港に帆船が係留されていました。

 マーメイドのような像もありました。

 宿泊したオステルです。外観は普通の民家です。チェックインの時間を連絡していたので、管理人のおっちゃんが車を止めて待機していてくれました。

 部屋が3つにバストイレやキッチンがありました。まぎれもなく民家です。まだ新しく、気持ちよかったです。

 近くにレストランはなく、スーパーメルカド(マーケット)に行って、パンとバナナ、缶ビールを買ってきて簡単に済ませました。

 23キロほど歩きました。ずっと海岸線沿いで高低差はありませんが、ボード・ウォークで疲れました。