小塩山 イワナシとカタクリの花 2025

 京都西山の小塩山にカタクリ(片栗)が咲きました。今年は1週間ほどは遅いとのことですが、ここ数日の陽気で一気に開いたようです。暖かな日差しを浴びて、イナバウアーしてました。
 イワナシ(岩梨)も咲いているとのレポートがありました。尾瀬などで咲くという宝石のようなピンクのかわいい花が、小塩山でも開花したのです。
 広い山のどこに咲いているのかはわかりませんでした。それに出会うことができました。
 

 白花のカタクリが1本だけ咲いていました。色素異常(劣勢遺伝)で、出現率は100本から1000本に1本と希少です。

 カタクリの蕾と満開のミヤマカタバミ(深山片喰)です。


 イワナシは直径10mmほどの小さな花です。初めてお目にかかりました。

 熟した実を食べるとナシに似ているところからの命名です。

 ツツジ科の常緑低木で、茎は岩場の地表を這います。

 イワナシの花言葉は「恋の噂」、「あなたを愛してます」、「風聞」だそうです。

 飽きることなくカメラのシャッターを押しました。

 凛としたカタクリです。

 色鉛筆で描いたような紋が美しいです。

 ことしは開花が遅れているそうです。

 【2025/04/07 10:20】
 車で30分ほど。大原野神社の駐車場までやってきました。料金ゲートができて、以前は500円だった駐車料金も変わっていました。
 帰途、最大料金の600円かと準備していると、4時間25分で800円でした。

 枝垂れ桜が満開です。

 道端に青いムスカリが咲いていました。ツクシ(土筆)も延びていました。

 シバザクラ(芝桜)でピンクのジュータンです。

 気持ちのよい山道を登ります。

 スミレがあちこちに咲いていました。

 視界が開けて京都市街です。でも霞がかかっているようです。

 シキミ(樒)が可愛い花をつけていました。

 ツバキ(椿)の花です。あちこちにこぼれていました。

 黄色いすだれのように垂れ下がるキブシです。

 もう少しでカタクリの保護地です。

 カタクリ保護地は3カ所にあり、東端の炭の谷です。

 蝶が飛んできました。カタクリの花とセットとなっているギフチョウかとあわててシャッターを切りましたが、キタテハだったようです。

 炭の谷の下部は、ミヤマカタバミで白くなるほどの満開でした。

 ピンクがかったのもありました。

 ヤマネコノメソウもかわいい花を開いていました。

 ミヤマシキミでしょうか。

 地味な存在ですが、エンレイソウ(延齢草)も小さな花を開いていました。

 Nの谷にある案内所で、カタクリの保護活動をしている「西山自然保護ネットワーク」の会員登録の更新をしました。年会費を納めているだけの幽霊会員です。

 アセビ(馬酔木)も白い花をいっぱいにつけています。

 日当たりのよい道端で昼飯にしました。途中のコンビニで買ってきました。 

 高菜と明太がいい塩梅でした。これくらいの量で充分です。

 3つ目の保護地、御陵の谷が今年は最も多くのカタクリが咲いていました。

 山道が大量の枯れ葉で覆われた歩きにくい道をノンストップで下りました。

 途中から回り道して花の寺(勝持寺)に回りました。

 霊園の前の桜も見事だったです。

 大原野神社にお参りしました。
 源氏物語ゆかりの寺で、昨年のNHK大河ドラマ「光る君へ」のオープニングテーマ曲の反田恭平のピアノが流れていました。

 花びらが白く、満開の期間が3日間と短い幻の「千眼桜」が咲き誇っていました。

 ソメイヨシノも満開でした。
 春の花を存分に楽しんだ1日でした。

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