京都一周トレイルの4回目は、大原から静原-鞍馬-二ノ瀬と歩くみちです。全コース、何度も歩いたことがありますが、考えてみれば中学生時代以来という部分もあって、懐かしい道でした。
写真は静原です。稲も順調に育っているようです。
カテゴリー: 京都一周トレイル
京都一周トレイル 北山東部 その2
北山東部②
戸寺-江文神社-江文峠-静原-薬王坂-鞍馬-貴船口-二ノ瀬 2005/05/12
総歩数=16,655

大原の「戸寺」で京都バスを下車する。
8時半前に家を出て、四条河原町ではほとんど待ち時間なしで大原行きのバスがきた。

前方に金比羅山が見える。山肌のちょっと白くなっているところが岩肌になっていて、京都のロック・クライマーの訓練ゲレンデになっている。

あそこの畑でとったばかりのエンドウだけどいらない? と一輪車を押したおばちゃん。おみやげに買ってしまった。400円は安かったのか?


小松均は孤高の人生を貫いた昭和の画家だそうだが、残念ながら知りません。

金比羅山に向かうクライマーが追い抜いていく。ヘルメットをさげ、ザイルをかついで。

江文神社に参拝する。


江文峠への道を歩む。
ここは、中学校(京都市立下鴨中学校)のときの年に一度のマラソン(適応遠足-そんな呼び方だったか)のコースだった。ここを息を切らして走ったのだ。

江文峠。中学生のときはなかった車道ができている。
この道は父親が好きで、よく車に乗せてドライブした。

遠くに静原が。
水田の稲は順調に育っているのだろう。

静原神社で休憩する。
静かなたたずまいだ。

のんびりしていると「歩こう会」の一団がやってきた、百人以上の団体で、さすがにすぐに退散した。

石垣の花。

コンクリート敷きの急坂を上る。

薬王坂二尊板碑。
赤松の根本に立つ板碑で、二体の阿弥陀如来が彫られている。

右側の道から薬王坂に登ってきた。
その昔、伝教太子が鞍馬で薬王如来像を造り、比叡山に帰ろうとこの坂を越えたとき、薬王がその姿を現したことから、この名が付いたという。

義経ブームで観光客を集める鞍馬に降りたつ。

鞍馬山の正面。本殿には、ここからケーブルカーも出ている。

叡山電鉄の終点、鞍馬駅。
今回はここを素通りする。

鞍馬石は庭園の石材として珍重されてきた。

貴船口。鳥居をくぐり、左に行くと貴船神社がある。

二ノ瀬近くのガレージで見つけたシトロエンBX。シルバーに塗装され、外観はこれまでみたBXでは最高の状態を保っていた。
、

叡山電鉄の二ノ瀬駅。新緑の中から叡山電車がやってくる。
北山杉
京都一周トレイルの3回目は、ケーブル比叡山から延暦寺の境内を抜け、元三大師道の尾根道をたどり、横高山を経由して仰木峠から大原・戸寺に下りました。
京都北山らしい北山杉の間を行く気持ちのよい道です。
京都一周トレイル 北山東部 その1
ケーブル比叡山-釈迦堂-横高山-水井山-仰木峠-大原戸寺 2005/04/29

総歩数 22,022歩

叡山ケーブルカーのケーブル八瀬駅。
1週間のことだが、緑が一段と鮮やかになっている。


標高690メートルのケーブル比叡駅から歩き始める。
昔は、このあたりに「お化け屋敷」があったはずだが、そんな感じの土地はなかった。記憶とはちょっと雰囲気が違う。

頂上行きのロープウエーが頭上を通り抜ける。

比叡山人工スキー場は閉鎖され、荒れ果てつつある。

北の方角に、これからたどる尾根と横高山が見える。
はるか彼方には比良の山々が。

延暦寺の境内を通る。

山王院の前を左折して、石灯籠が並ぶ長い坂を下る。

延暦寺を開いた伝教大師最澄の廟所、浄土院。

釈迦堂は、鎌倉時代の建物を移築したもので、現在の比叡山では最古の建物だそうだ。
このあたりまでは観光客の領域だ。

若山牧水の歌碑があった。
「比叡山(ひえやま)の 古(ふ)りぬる寺の木がくれの 庭の筧を開きつつ眠る 牧水」

石の地蔵が並ぶ。

玉体杉から京都市内を振り返る。
西塔から横川(よかわ)まで尾根伝いに通じる峰道の中間地点。回峰行者はここで止まって、御所に向かって玉体加持をする。そのことから、ここにあるスギを玉体杉という。

せりあい地蔵。
元三(がんさん)大師道は右に折れる。トレイルコースはまっすぐ横高山に登る。

標高差約80メートルを一気に登ると、横高山の頂上。眺望はない。

水井山には三角点がある。

北山らしい杉道を、仰木峠に向けて下る。

仰木峠からは、琵琶湖が望める。

大原・戸寺に降りてきた。
正面には、次回登る金比羅山と江文峠が。

中ビールセット(980円)でちょっと遅い昼食。

ガイドブックにも紹介されている「スタンド」は、観光客らしき若者もよく入ってくる。
店内右手の大理石(?)のカウンターが常連のおじさんの席で、こちらはビールか酒を飲みながらテレビで競馬観戦している。左手のテーブルは、一見の食事を客と、二分される。
ねじりまんぽ
京都一周トレイルの2回目、東山②は、蹴上をスタートする。まずはインクラインの下のトンネル「ねじりまんぽ」を抜ける。
トンネル上部の石額には「雄観奇想」とある。見事な眺めと奇抜は発想-という意味らしい。
(2005/04/23)
ケーブルカー
ケーブルカーって、だれが考えたんでしょうね。反対側からやってくる車両とすれ違いう度に感心します。
片側の車輪は凹状になっていて自分の側のレールをくわえ込み、もう一方は平らになっている-そんなことを教わったのは小学生のころだったでしょう。
叡山ケーブルカーでも、一番前に陣取って、改めてポイントを眺めてしまいました。
十年一日
銀閣寺の橋の上。見覚えのある風景に出会いました。前にここを訪れたのは、5年も前のはずです。そのときと同じでした。
ケネディ・コインなどの銀貨を、図案の輪郭にそって糸ノコでくりぬき、透かし彫りのように仕上げてペンダントにしているのです。
「もう10年、いや15年くらい、ここにいるかな」。そんな答えが返ってきました。
法然院と谷崎潤一郎
京都一周トレイルの2回目、東山②コースは、大文字山と比叡山という2つのピークを目指す山道が大部分です。でも、中間の哲学の道-銀閣寺と人気の観光スポットも通ります。
緑が美しい法然院にも、観光客が訪れていました。でも、すぐ近くにありながら、ほとんど訪れる人がないのが墓地。ここに、谷崎潤一郎の、自然石に「寂」と刻んだ墓もあります。
カッワイ~ッ!! 2CV
京都・八瀬の駐車場で思わずカメラを向けたクルマです。
シトロエン2CV6チャールストン。『ルパン3世 カリオストロの城』で、クラリスが乗っていたあのクルマです。
きれいに維持されており、現役で走っているようです。ルーフにも、フロントグリルと同じダブルシェブロン(へへ印=農機具の歯車がかみ合っているところをデザインしている)が、誇らしげに輝いてます。
京都一周トレイルの2回目で、蹴上から比叡山まで歩きました。今回はかなりキツかったです。でも新緑が気持ちのよい一日でした。
京都一周トレイル 東山 その2
蹴上-日向天満宮-大文字山-哲学の道-銀閣寺-北白川-比叡山 2005/04/23





























