京都・四条河原町 「ミュンヘン」と「フランソア」

 昔の友だちと京都で会いました。四条河原町で待ち合わせて、「寒いね。近いところで」とミュンヘンへ。創業60年の老舗ビアホールです。
 頼んだのは名物の「若鶏のから揚げ」です。大阪の梅田でも難波でも、そしてこの店でも、ミュンヘンでこれは外せません。サクッと揚がってます。

 この寒さなのに、やはり大ジョッキです。もれなくポップコーンがついてきます。2杯目もありでした。

 もう1皿はピザでした。
 この夜は、びっくりするほど空いてました。底冷えする京都です。わがご同輩は外出をためらったのでしょう。

 昔と変わらない店構えです。学生時代に初めてやってきたときと同じはずです。
 あたりの店は、すっかりと変わっています。筋向いの喫茶店、「築地」は玄関のプレートががなくなっているのが気になりました。単に休業日だったということならいいのですが。
 この通りの先の高瀬川沿いにあった大好きだった音楽喫茶「みゅーず」も、なくなって久しいです。

 ビアレストラン ミュンヘン  
 075-221-3917
 京都市中京区四条河原町上ル米屋町386番地

 築地がダメならと、木屋町を下って「フランソア」に行きました。昔と同じで安心しました。
 「アメリカン」をすすりながら、昔話は途切れませんでした。歳をとると、昔ばかりです。

 紫煙で茶色くすすけた天井です。

 古いテーブルやいすが並ぶ「純喫茶」です。

 フランソア喫茶室 (Salon de the FRANCOIS)
 075-351-4042
 京都市下京区西木屋町通四条下ル

 この辺りは一時、ピンク営業に占拠され、呼び込みがうるさくて敬遠しがちでした。それがすっかり静かなたたずまいに変貌してました。

今夜の一献 うるいの酢味噌和え

 うるいの酢味噌和えです。初めて食べた味です。わけぎのぬたのようなシャキッとした歯ざわりです。
 春を呼ぶ鮮やかな緑が素敵です。湯割りで一献でした。

 京都のデパ地下の野菜売り場に並んでました。調理の仕方もわからないまま、おいしそうと買ってきました。山形産です。
 オオバギボウシの若葉ということで、早春の山菜だそうです。

 正月のお雑煮用に用意した京都の山利商店の白味噌が残っていました。上品な酢味噌ができました。

今夜の一献 パプリカのアンチョビ・マリネ

 「今夜の一献」のアテをつくりました。パプリカのアンチョビ・マリネです。
 パプリカをオーブンで焼きました。これで皮をはがすことができるはずでしたが、うまくゆきませんでした。皮は残ったままでしたが、舌触りにも問題はありませんでした。
 アンチョビを混ぜ込んだマリネ液に漬けこみました。

 ほどほどに酸っぱくて、アンチョビの塩味が効いてます。
 2瓶つくったアンチョビも残りわずかとなってきました。もう一度、つくろうと魚売り場で探していますが、いいイワシが見つかりません。

 もう1品は、鶏の肝煮です。甘さはほどほどの薄味でしたが、臭いもなく上出来です。

今夜の一献 リメーク・ロールキャベツ

 独り食べた夕食です。2日ほど前に自分でつくったロールキャベツです。それを温め直してリメークしました。
 グラタン風にするつもりでしたが、そちらは大失敗。グラタンをつくるのに牛乳が足りませんでした。団子のようになって、これはだめと承知でロールキャベツと皿に盛りました。レンジに入れる段になって、新しい牛乳パックがみつかり、それも注ぎました。でも、後の祭りでした。
 ロールキャベツはおいしかったから、よしとしましょう。15年ほど前に通った料理教室で習ったレシピです。

 ポテトのアンチョビ炒めです。カリッとさせたポテトに、アンチョビの程よい辛さと、香ばしいニンニクが絡みます。ワインのあてにぴったりで、3個分が今夜の主食となりました。

 2本1000円のバーゲンから選んだスペイン産です。すっきりとしています。
 75cl(センチ・リットル)は750ml(ミリ・リットル)と同じでなんですね。
 

今夜の一献 イタリア風筑前煮

 「イタリア風筑前煮」をつくりました。昨年末の「あさイチ」でイタリアンの片岡護シェフが披露していたレシピです。
 ニンニク、タカノツメの香りを移したオリーブオイルで炒めています。味付けは醤油ですが、最後にバルサミコ酢をたらしています。ワインにもあう一品になりました。

 鶏もも肉、にんじん、ごぼう、こんにゃく、パプリカ赤・黄、マッシュルームが入ってます。
 ミニトマトも入れましたが、鍋に放り込むタイミングを誤って、溶けてしまいました。
 バジルはないので、まだ葉が残っているイタリアンパセリを摘んできました。

 ドイツ産のリースリングです。「やや甘口」だそうですが、十分に甘いです。でも飲みやすくスキッとしています。

今夜の一献 「辛いもん」三昧

 辛いもののいただきものが重なりました。よほど「辛党」と思われているのでしょうか。ゆずこしょうとラー油です。ありがとうございます。
 ゆずこしょうは、わざわざ大分県から取り寄せられた品です。辛さはマイルドですが、柚子の香り素晴らしいです。
 鉄瓶の熱湯で割った焼酎がお相手です。

 櫛野農園
 大分県宇佐市院内町櫛野661
 0978-42-5650

 白菜と豚肉をタジン鍋に重ねて蒸し煮したものです。清酒と塩こうじで味付けしただけです。
 豚肉と白菜の甘みがひと際、引き立ちます。

 もう一品は、「神奈川なでしこブランド」の食べる湘南ラー油です。葉山シラスとオリーブオイルでつくられています。
 こちらも辛さはほどほど。文字通り、そのまま食べることができます。

 Hatocoya
 神奈川県逗子市逗子7-6-20
 046-872-1855

 次は何につけようか。はまってしまう辛さです。

 仕上げは、京都の奈良漬の老舗 田中長のきゅうりのからし漬けをひとかけら。あまり店頭に並ばない商品らしいです。

 田中長
 京都市下京区綾小路通烏丸西入童侍者町160
 075-351-3468

今夜の一献 マカロニ・グラタンとブロッコリーのアンチョビ和え

 録画していた「きょうの料理ビギナーズ」は、「つくりたい!定番の洋食」で、ナポリタンとマカロニ・グラタンでした。ナポリタンは作り慣れてます。久しぶりにマカロニを食べてみたくなって、わざわざ近くの生協まで買いに行きました。
 ホワイトソースがちょっと茶色っぽいです。タマネギを炒めすぎたのでしょうか。でも味に変わりはありません。熱々をいただきました。

 マカロニも懐かしい味です。

 ブロッコリーのアンチョビ和えは、このところしばしば登場です。
 自家製アンチョビと最高のカップリングです。

 京都、室町三条の「ファイブラン」のバケットとともにいただきました。

 スペイン産のカベルネ・ソーヴィニヨンです。まあ、価格(ワンコイン+α)相応に可もなく不可もなくといったところです。

今夜の一献 九条ねぎの春巻きとにんじん葉のゴマ和え

 おいしい九条ねぎが手に入ったらトライしようと思っていたレシピです。ジムのランニングマシンの上を早歩きしながら見ていたテレビでやってました。
 九条ねぎだったかどうかは確認してませんが、青い部分にゼリー状の汁がたっぷりとつまったねぎでした。ほとんどねぎだけという春巻きですが、これがうまい。ポン酢につけて、カリッとしたのを食べ進みました。

 もうひと皿は好物、にんじん葉のゴマ和えです。シャキッとしたほろ苦さがたまりません。
 堅い茎の部分は除いたので、甘さも感じます。

 けんちん煮やタコとアボガドのサラダなんかもいただきました。

 材料はこんなものです。

 ねぎと酒蒸しした鶏のささ身、針ショウガを並べて塩コショウ。丸いフライパンより油が少なくて済みそうと、長方形の玉子焼き機で揚げました。

 にんじん葉は2本で120円。これは手が出てしまいます。

 ほかにもこんなのが並んでました。

 長岡京市の紅葉の名所、光明寺の前にある野菜売店です。店の名前は知りません。
 採れたての野菜や季節のタケノコ、柿なんかが並びます。通りがかっときは、チェックを怠りません。

今夜の一献 アンチョビ・ポテトとジェノベーゼ

 アンチョビ・ポテトがおしいですよと教えていただきました。ならばと、さっそくつくってみました。
 ジャガイモ5個。多ければ残したらいいわと思ってましたが、食べつくしました。うまかった。

 オリーブオイルで揚げってカリッとなったアンチョビの、適度の塩味がたまりません。時間をかけてつくったかいがありました。

 ベランダのローズマリーを摘んできて香り付けした鶏肉です。薄く延ばしてカリッと焼きました。

 いつもの1コインよりはもう少し上等な信州ワインです。さすがにフルーティーです。

 冷凍しているジェノベーゼをオリーブオイルで延ばしてバケットにつけました。こちらもいい香りです。
 3品とも茶色に緑という取り合わせとなりました。

今夜の一献 夕張長芋の千切り

 「夕張長芋」というのをくださいました。シンプルに千切りにしていただきました。
 粘りが強く、甘みとともにツルリとのどを通過します。細やかな食感です。
 「ノリの振り方がダサい」との声あり。確かにミスったようです。

 あっさりと二杯酢でいただきました。

 次はとろろにして、温かいご飯にぶっかけましょう。

 夕張フォレストファーム
 北海道夕張市沼ノ沢554
 0123-57-2285

 今夜のメーンは、タラの野菜蒸しです。

 タラは、ポルトガルでも食べられているそうです。バカリャウという大きな干し鱈を何日かかけて塩抜きして、ソテーします。テレビ番組の「チョイ住み in リスボン」に登場してました。おいしそうでした。わたしも食べてみたいです。