ウィーン カフェ・グロリエッテ

Wien und Salzburg ’04」から抜粋、加筆しました。

 2004/08/18 13:55
 地下鉄に乗って郊外のシェーンブン宮殿に。夜に開かれるウィーン少年合唱団の演奏会の舞台ができている。

 14:01
 少年モーツァルトが少女のマリー・アントワネットに求婚したという部屋もあるそうだが、宮殿内部の観光はパスした。
 はるかかなたのグロリエッテに向けて炎天下を歩く。

 14:12
 前景のネプチューンの噴水池まで歩いてきた。

 
 振り返るとシェーンブルン宮殿は外壁を改修中。自慢のマリア・テレジア・イエローは一部にのぞいているだけ。

 14:19
 グロリエッテに向かう木陰の小道には、リスの姿が。餌をもらえるのかと近づいてくる。

 14:26
 グロリエッテからみたシェーンブルン宮殿。背後にウィーンの街が広がる。

 14:36
 グロリエッテ内部のカフェーに入る。クーラーがないのに窓は閉まったまま。蒸し風呂のようである。

 奥さまも冷たい飲料をゴックン。

 最高に暑い一日。
 この後、来た道を引き返すのもしゃくで、違う門から出る。やってきたバスの「Zentrum(中央)」という行き先表示を見て、どこかの中心に行くと信じて乗り込むと、これがとんでもない郊外だった。

 【追記】
 バスの終点は ORF-Zentrum で、ORF(オーストリア放送協会)がありました。今は、反田恭平のザルツブルク・デビューの録音配信などで聴いています。ウィーンでお世話になっているお嬢さんがヴァイオリンを弾くRadio-Symphonieorchester Wien(ウィーン放送交響楽団)は ORF の所属です。

 ハプスブルク家の夏の離宮・シェーンブルン宮殿の絵はがき。

ウィーン コンツゼルトハウスでモーツァルト

2日目(8/18) ウィーン


 19:19
 ウィーン交響楽団の本拠地・コンツェルトハウス。1913年に建てられたもので、外観には世紀末建築の名残が。


 インターネットで予約したチケット。ドイツ語の画面しかなく、知人に問い合わせのメールをいれてもらうなど、お世話になった。


 22:04
 ブッフビンダーの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲3曲。ピアノの音がよく音が響くのにびっくり。腕も良いのだろうが、ホールや湿度も影響しているのだろう。
 でも、ピアノ協奏曲ばかり3曲も続くと、一日動き回った旅の疲れも出てさすがに眠たくなる。

この日の午前中には、モーツァルトゆかりのフィガロ・ハウスを訪れた。


 9:34
 シュテファン寺院から裏通りへちょっと入ったところにあるフィガロ・ハウス。モーツァルトがここで「フィガロの結婚」を作曲した。絶頂期のころである。
 紅白の旗が下がっているところは、文化財の印。市から補助金が出ている。
 


 入場料は4ユーロ(500円ほど)。まあまあか?


 9:39
 絶筆となった「レクイエム」の自筆譜が展示されている。書き直したところなどないきれいな譜面に感心する。


 9:42
 ここは観光ルートからはずれているようで、訪れる人は多くない。


 9:49
 フィガロハウスは2階(こちら風には1階)にある。同じ階段を使用する3階以上には、現在も人が住んでいる。

ウィーン 初めてのトラム Ring-Kai-Ring

 2004年8月に初めてウィーンとザルツブルクに旅しました。まだブログを始める前です。Wien & Saltburg ’04というHPに記録は残っています。トラムに関する部分をピックアップして再録しました。

 6:34
 ウイーンの旧市街を取り巻いていた城壁が取り除かれ、リンクと呼ばれる環状道路になった。路面電車が走っている。

 6:59
 路面電車の料金は1.5ユーロ。左端の自動販売機で買える。しかし、切符を買っている人はほとんどなく、降車時にも切符は見せなくてよい。運転手は運転に専念するだけだ。あれで料金は回収されているのだろうか。不思議なシステムである。

 右上は駅の自動販売機で買った1回券で1.5ユーロ。同じものが車内で買うと2ユーロ。
 左下は72時間有効で12ユーロ。最初に時間を刻印するとあとは乗り放題。

 7:01
 初日に行き先を確かめずにとりあえず飛び乗った路面電車は、リンクをはずれて北部のハイリゲンシュタットに向かってしまった。
 今回は「Ring-Kai-Ring」と表示された電車で一回りする。20分ほどで、リンク沿いの観光名所を確認できる。