松上げ(まつあげ)は、京都北部の山間部でお盆の時期に行われる伝統的な火祭りです。雲ヶ畑・福蔵院の松上げは、あす24日夜に行われ、年によって違った漢字が、松明で灯されて夜空を焦がすそうです。
その火床を訪れました。雲ヶ畑山歩き倶楽部の例会でした。
麓の福蔵院から見上げます。火床は山の中腹(赤矢印)にあります。
京都ではこの夏、30日目の猛暑日となりました。山の中もさしてかわらず、汗をかきかき登ると、昨年の松明の燃え残りが散らばっていました。
初っ端からこの急坂です。
松上げの松明は最後、若ものに担がれてこの坂を下ってくるそうです。
日床から見下ろす福蔵院です。
【2026/08/23 09:14】
雲ヶ畑岩屋橋に集合しました。1日2便のモクモク号も到着しました。 わたしはマイカーでやって来ました。
まずは福蔵院に参りました。
リーダーから松上げの説明を受けました。
巨大な松明に見立てた「柱松(御柱)」の上部に「笠」という籠を取り付け、松明を投げ入れて着火、燃え尽きた柱を倒して終わるのが一般的です。
雲ヶ畑の松上げはちょっと違います。
惟喬親王を祀る惟喬神社です。
皇位継承に敗れた悲運の皇子は、都を離れて隠棲、風雅の世界に暮らしたと伝わります。その伝承地のひとつが雲ヶ畑です。
神社のわきから急坂は始まります。
汗みずくになって火床まで登ってきました。15分ほどでした。
高さ5メートルほどの文字組を支えるかんぬきです。
松上げの火どこから先には地図上にも明確なルートはありません。リーダーが「脊梁尾根」と名付けた尾根を進みました。
かわいい花が咲いていました。ラン科のミヤマウズラ(深山鶉)です。
みなさん、地面にへばりついて撮影でした。
661メートルのピークなどを越えて、「雲ヶ畑・足谷 人と自然の会」の癒しの森に下りました。
癒しの森のベンチで昼飯となりました。
わたしは奥さまにつくってもらったお弁当でした。
足元にはヤマジノホトトギスが葉を広げていました。でも花芽はまだありませんでした。
休憩後は稜線に向けて谷を詰めました。
桟敷ヶ岳に通じる尾桟敷です。都と若狭地方を結ぶ街道でした。
真っ直ぐに伸びる北山杉です。独りだけひねくれものが。
薬師峠までやって来ました。
薬師如来が峠に祀られています。昔は祠もあったそうです。
六地蔵が並びます。
雲ヶ畑志明院まで下ってきました。初めての人は拝観するため、ここで解散となりました。
全工程6.3キロ、高低差500mと数字だけ見ればたいしたことはありません。でも暑さもあって、ペットボトル2本で足りない予想以上にハードな一日でした。
























